「おやすみなさい コッコさん」 みんなの声

夜になっても寝ないコッコさんにお月様が、「池の水もねむったよ」「ふとんもねむったよ」と言ってコッコさんに眠るように促すのですが、その度に「コッコはねむらないもん」と言って頑張って起きています。そのうちコッコさんのおてても眠ってしまいコッコさんも眠りへ・・・。
本当は眠たいんだけど「コッコはねむらないもん」と言っているコッコさんの様子がとてもかわいいです。

お月さま以外み〜んな眠ってしまったある夜のこと。
コッコさんだけはまだ起きていました。
お月さまが優しく諭します。
「コッコさんおやすみなさい。いぬもいけの水もさかなもとりもおにいちゃんも眠ったよ」
でもコッコさんは眠らないもんといじを張っています。
でもね。だんだんと。

読み聞かせるうちに心が静かになっていく本。
最後の「おやすみなさい。コッコさん」はお月さまになったような優しい気持ちで言葉が出てきます。
眠る前の読み聞かせにぴったり。

片山健さんの絵本には、不思議な魔力があります。

こっこさんシリーズも、子どもの気持ちに、深いところで共鳴できているのだな…と思います。

不思議に、子どもたちは、よく聞くし、読んでるこちらも、気持ちが落ち着いてくるのです。

ねむーくねむーくなってきます。

すぐに寝てって言われても眠れない子供。
こっこさんもその一人。
ゆっくりゆっくり眠たくなって
いつのまにか眠ってしまう話。
読んでいる私も小声でささやきながら
読んでいると
子供と一緒にうつらうつら・・・

ちょっとずつ眠りに近付いて、
無理して眠らなくてもいいよね、
って思う一冊。

夜になったらみんな寝ますが、

コッコさんは寝ないようです。

空も池の水も寝たよと教えても

コッコさんは寝ないと言い張るんです。

眠たくないかな？

それとも寝るの我慢してるのかな・・

わがままを言っているようには見えませんが、

どのタイミングで寝るか気になりました。

案外寝かしつけに向いている結末でした。

なかなかのおやすみ絵本です。
ぼくは寝ないもんと意地を張っているコッコさんの抵抗と、次第に眠くなってしまう可愛さが、夜の風景の中で包みこんでいます。
この絵本を読み終える時には、気持ちよくお休みしてくれると良いですね。

夜ってどんな感じなんだろう。4歳の長男はお化けがいると思っています。コッコさんとおつきさま、どっちが遅くまで起きていられるか、コッコさんは勝負するつもりでいるようです。「まだ「ねむくないもん。」
おつきさまと会話しながら頑張るコッコさんですが・・・。可愛いコッコさんです。

「○○がねむったよ」「○○がねても、コッコはねむらないもん」のやりとりのくりかえし絵本。
ねむらないもん、なコッコさんですが、やりとりを繰り返すうちにだんだんだんだん…。
こどもに読んで、早速私もこんな感じに声をかけてみたら、こどもも「○○がねても、わたしはねむらないもん」と返してきました。寝ようよ！このやりとり、我が家の場合は親の私が先に眠くなってきました（笑）。

落ち着いた水彩の優しい色彩が寝る前に読むのにピッタリです。
みんなが寝ているのに、眠らないコッコさん。

いけの　さかなが　ねむっても　コッコは　ねむらないもん

こんなやり取りが続くのですが、お昼寝が嫌いな子ども達は、寝たくない気持ちをコッコさんが代弁してくれているのが嬉しいのかニコニコと見ていました。

だんだんと夢の中に入っていく過程が焦らずじわじわ〜っと描かれていて、読んでいて眠くなってくるような絵本です。

片山健さんの独特の絵柄にひきつけられます。
読んでいるだけでなんとなく眠くなるような絵だなぁとつい思ってしまいます（苦笑）。
繰り返しの文章がわかりやすく、娘の心にも響くようで、「〜だもん」のところは娘も一緒に声を合わせて読んでいます。
寝かしつけのときに読んであげると、こっこさんの真似をして両手をあげて眠る体勢になる娘。いつもより早く寝てくれます（笑）。