「とびません。」 みんなの声

表紙絵を見て納得。
そりゃあ、ペンギンだとね。
でも、この愁いを帯びた瞳に見据えられたら、ページをめくらねば、ね。
ペンギンは鳥だけど飛べない、その事実が延々と語られます。
他の動物たちが、突っ込みどころ満載のあの手この手で誘いますが、
もちろん。
中盤、意外な展開に、これはこれはなかなか科学の視点に拍手！
本来はここで華麗にフィニッシュ！したいところですが、
そこはこの作者。
やはりオチで締めくくるのはあっぱれです。

ペンギンはとりですが・・・とべません
その表情が　なんとも　飛びたい気持ちも込められているのがかわいい！
フラミンゴや　ゴリラ　パンダも誘ってくれますが・・・

とびません　きっぱりいうところも　プライドかな？

でもね水中で　泳ぐ姿は　すばらしい！　
「そらを　とんでるみたい」　お客さんたちも感動！

泳ぐための羽なんだと　ペンギンは自信満々の顔
人それぞれですね　　ラストのダチョウとペンギンが笑えます

　可愛いペンギンに　拍手です！

今回はペンギンが主役です！
ついにペンギンがとぶのか？！と思いきややっぱり飛びません。
水の中を泳ぐ姿がカッコよかったです！
最後のダチョウになっているところが面白かったです。
子供は『とびません。』のセリフが気に入ったようです。

「なまけていません」「うごきません」を読んで、やっぱりこの絵本も読まないとと思い、さっそく読みました。
柴田ケイコさんの挿絵が味があって、おもしろさを増幅させてくれます。
私が読み聞かせてページをめくるごとに、息子が「とびません」と言ってくれるので笑ってしまいました。
お話の流れもつかみやすく、息子も気に入っていました。