現在、伝記絵本を調べています。そんな中で手にした本。伝記絵本の中には、『ローザ』やキング牧師、リンカーンを取り上げたものもあり、差別・偏見については今尚根強くアメリカに残る問題であることが窺えます。
読んでいて思ったのは後に「ソジャーナ・トゥルース」と名前を代えるイザベラの強さでした。
「ソジャーナ」は「たえず先にすすんでいく人」、「ソジャーナとなって、真実(トゥルース)を人びとにつたえよう」と自ら名前を代えて生きようとした日は二度目の誕生日のように思えました。
絵も力強いですが、ソジャーナ・トゥルースの人生を綴った文章も負けず劣らず力強い。
自らの体験を人に語ることにより、他の人の心を動かしていった点において言葉の力を改めて感じました。
勇気ある女性のお話ということで、心打たれるところがありました。