1990年に発表され、子どもの絵本としてだけでなく、ニューヨークタイムズのベストセラーに2年間以上登場した世代を超えたミリオンセラーです。
息子も高学年になったので、実験的に(笑)与えてみました。
前半、“君はできる”と励まされる内容なのもあってか、軽快に読み進めていましたが、「待つところ」のページで、「ん〜〜〜〜〜〜〜〜」と、うなっていました。
聞いてみると「待つことも大事じゃない?」っていわれ、「そうかもしれないけれど、まあ、この人の考えも読んでみなさい」と勧めました。
読後感想を聞くと「生きていくって大変そう」のひと言に爆笑してしまいました。
人生の節目に読むと良いかもしれません。
中学入学時に、高校入学時にと。
文章にテンポと勢いがり、励まされつつも現実の厳しさや恐ろしさがあることもあくまでも明るく伝えています。
息子は、この絵本をまだ理解できていないようですが、それで良いと思います。
読む年齢や自分のその時の心況により、この絵本の意図するところの解釈が変化し見えてくるようになると思います。
なかなか深ィ〜〜〜〜〜息子の哲学入門絵本になりました。