シオドアとものいうきのこ―えらくなりすぎたねずみのはなし」 みんなの声

シオドアとものいうきのこ―えらくなりすぎたねずみのはなし 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2011年02月
ISBN:9784769020226
評価スコア 4.14
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  • 虚言がばれる時

    物を言うきのこというのか、音を出すきのこというものを知らないので、不思議な話ではあります。
    でも、その不思議なきのこを、いかにも自分を世界一だと褒め讃えているかのように語るのはいかがなものでしょうか。
    このようなのイカサマが、世の中にまかり通っていることを考えると象徴的ではあります。
    イカサマだったことがバレたときのシオドアの心持ちを考えると滑稽です。
    レオ=レオニの絵にもてあそばれるようなお話でした。

    投稿日:2022/10/31

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  • 嘘はいけないよ

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    とかげとかえるとかめが自分の出来ることを自慢してくる中、ねずみのシオドアは怖がりやで逃げることしかできません。
    そんなシオドアがちょっとしたことから、みんなに嘘をつくのですが。。。
    その嘘のばれた時、みんなはシオドアを責め立てます。
    嘘はいけないというお話ですが、子ども向けに嘘をついたらダメだよ!と優しい物ではなく、大人が読んでいて胸が痛くなるようです。
    ちょっとした嘘のつもりが、こんなことになるなんて。。
    登場してくる動物たちが、目でいろんな感情を表現していて、それがとてもよくわかるので、レオニの表現はすごいと思いました。

    投稿日:2020/06/24

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  • 異質な冠

    『THEODORE AND THE TALKING MUSHROOM』が原題。
    えらくなりすぎたねずみのはなし、と副題にあります。
    題名もさることながら、青く毒々しいきのこが印象的です。
    ねずみのシオドアは、とかげ、かえる、かめと自慢話をしていて
    ひょんなことで、不思議なキノコと出会い、悪知恵を思いつくのです。
    みんなから賛美されるシオドアは、なんとなく虚栄心というか、微妙な表情。
    冠が異質な画材で描かれ、不気味ですらあります。
    当然、ボロが出てくるわけで。
    みんなからの非難の言葉が、なかなかすごいレベル。
    さらには、寒々しい結末。
    小学生くらいから大人まで、考えさせられる作品だと思います。

    投稿日:2020/01/28

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  • 嘘をつくのは、いけないよね!

    レオ・レオニの絵本だったので、図書館から借りてきました。ちょっとした思いつきで、こわがりやのねずみのシオドアは、嘘をついてしまったのですが、嘘はいつかばれるなあと思いました。嘘をついたばかりに、仲間たちの前に二度と姿を見せなかったシオドアが、自業自得とはいえ、可愛そうにも思いました。

    投稿日:2020/01/17

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  • 考えさせられる

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、男の子1歳

    怖がりやのネズミのシオドアが、あるうそをついて偉くなり、でも最後にはそのうそがばれて皆の前から姿を消します。ずる賢いいねずみのお話なのですが、人にもそういうところってあるんじゃないのかななんて考えると、ちょっと切ないしかわいそうに思えたりします。大人が読むと考えさせられると思います。子どもはどんな受け取り方をするのでしょう。娘の感想は「おもしろかった」というシンプルなものでしたが・・・。

    投稿日:2016/09/12

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  • 切り絵が素晴らしい

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子12歳、男の子9歳

    青いキノコを利用し、嘘をついて自分を大きく見せようとしたねずみのお話です。
    哲学的なメッセージが多いレオニ作品の中では、
    シンプルに私たちにメッセージが伝わりやすいと思います。

    開催中の「レオ・レオニ 絵本のしごと」展にて原画を見てきました。
    レオニさんの作品には、切り絵の作品とイラストの作品に大きく二分されますが、
    この作品は切り絵の中で、最もダイナミックで素敵でした!
    ついつい本を買って帰宅しました(笑)
    印刷されてしまうと、紙の凸凹感が分かりにくくなりますが
    平面の柄として見てもレオニ作品の中でもコラージュに凝った絵が楽しめる一冊です。

    投稿日:2013/07/27

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  • コラージュが美しい

    各ページのコラージュの色がとても美しいです。森の緑や木々の茶色、多くの色を合わせて不思議な空間を演出しています。
    子供たちは不思議なキノコがクィルプと話すのに興味津々でした。特に、クイルプの大合唱の場面はお気に入りです。

    投稿日:2013/04/18

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  • 深い本

    • みちゃママさん
    • 20代
    • ママ
    • 茨城県
    • 男の子2歳、女の子0歳

    シオドアの行動、仲間の言動、奥が深く、学びのある本だと思いました。
    人間の欲や見栄、人との関わりの中で生きてゆく姿など考えさせられました。
    大人は大人なりに、子供は子供なりに楽しめる本ではないでしょうか。
    子供が内容を理解できる年頃になったらまた一緒に読みたいと思います。

    投稿日:2013/02/07

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  • ウソはいかん!

    • たっこんぐさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 男の子5歳、男の子3歳

    絵本の表紙をみて、かわいいな〜と思って手にしました。
    なんとも奇妙なタイトルにも興味しんしんでした。

    きのこが音をだすのも何とも面白い。
    ほんとうに音を出すきのこがいるのかな・・・としばらく息子はきのこを見つけては言っていました。

    内容はウソはいけない、(私には)威張ってはいけない・・・と教えられる絵本でした。子供たちも、読み終えて何か感じるものがあったようです。

    投稿日:2012/04/18

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  • 『冠』だけはちゃっちく描いてありあmした。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    私はこの絵本、小さなお子さんにはちょっと難しいかな?って、思ったんです。それで、ナビの3歳から7歳くらいのお子さんに読んだ方の感想を読んでみました。
    ナビの常連さんのお子さんだと、お父さんやお母さんからいろんな絵本を読んでもらっているから、目も耳も肥えているのかな?
    この絵本から「嘘はよくないこと」っていう内容を理解しているようだ。と、書かれていました。

    私自身はレオ=レオニの絵はますます色使いの表現に磨きがかかって面白くなったな。と、思いましたが、
    ストーリーそのものは、「だから、何?何の話だったのかな?」って、しばらく考えて、何度か読み返してしまいました。

    ラストがちょっとヤな感じで終わっています。日本の作家さんにはまずありえない終わり方でした。
    また、登場する森の動物たちやキノコはとても丁寧に描いてあるのに、シオドアがかぶっている『冠』だけはやけにちゃっちく描いてあるんですよ〜。これはわざとかな。きっとわざとちゃっちく描いているんだろうな〜と、思いました。

    小さいお子さんたちに読んでいる人もいますが、個人的には小学校中学年以上のお子さんたちにお薦めしたいです。

    投稿日:2012/01/24

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