新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

話題
やなせたかし おとうとものがたり

やなせたかし おとうとものがたり(フレーベル館)

アンパンマンの作者やなせたかしが弟・千尋との思い出を綴った幼物語。

  • 泣ける

ピーターのいす」 みんなの声

ピーターのいす 作・絵:エズラ・ジャック・キーツ
訳:木島 始
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1969年10月
ISBN:9784033280608
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,271
みんなの声 総数 65
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

65件見つかりました

  • 第一印象で敬遠しないでね

    • ぼのさん
    • 40代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子12歳、女の子10歳、女の子5歳

    何となく、地味な印象で、手にしたことがなかった絵本。

    でも、先日、偶然同じ作者の『ゆきのひ』を手に入れたことを、日記(ブログ)に書いたら、どなたかが、「『ピーターのいす』もいいですよね?!」とコメントをくださったんです。
    その少し前に読んだ、松井るり子さんの『ごたごた絵本箱」という本の中でも、この絵本が絶賛されていて、気になっていただけに、とっても読んでみたくなりました。

    きっと、表紙の男の子が、後ろ向きで腕くみなんかしてたから、地味な印象を受けたんでしょうね。
    開いてみたら、明るい色使いが、ぱあっと目に飛び込んできて、しかも、おしゃれなコラージュが、ところどころに使われていて、第一印象はあてにならないなあ、と苦笑しました。

    妹が生まれ、お兄ちゃんになったピーター。
    ひとりでいい子に遊んでいたのに、「しいーっ」なんて言われて、おまけに、おかあさんも、おとうさんも、赤ちゃんのことで大忙し。
    ぼくのだったはずの、ゆりかごも、食堂いすも、ベッドもみんなピンクに塗られ・・・???

    突然妹が生まれて、お兄ちゃんにならざるを得なくなったピーターの複雑な心境が、すご〜くよく現れていて、共感できます。
    自分で、自分の成長に気がついたピーター。
    おかあさんをまんまとだます辺りも、痛快です。
    もちろん、ラストが最高にいいです♪

    ちょうど、さっきまでかくれんぼをしていた我が家では、ピーターの1枚上手な隠れ方に拍手(笑)。
    息子の成長を、そっと見守る両親もステキです♪

    私のように、見た目で敬遠しないで、ぜひ、多くの方に読んでほしい、ステキな絵本でしたよ。

    投稿日:2006/05/16

    参考になりました
    感謝
    0
  • 子供らしい素直な感情表現。

    兄弟ができる時だれでもこんな風になるのでは?
    我が子たちはピーターの家出するところに興味津々でした。
    娘は「お家のすぐ近くに家出してよかったよね。」とピーターを心配していました。
    息子は家に戻ってお家で隠れるピーターを「ピーターかくれんぼすごく上手だよ!」と。
    私もそう思いました。カーテンの下にくつをおいて,で別のたんすの後ろに隠れていたのです!この部分はとても面白い。
    読み終わると暖かい気持ちになります。

    投稿日:2006/04/18

    参考になりました
    感謝
    0
  • ピーターの心を読むこと

    黒人の子どもが主人公の絵本は出版当時、珍しいといわれていました。私はキーツ氏のコラージュ技法が好きで、来日された折のサイン会にもでかけました。
    4〜5歳くらいでお兄ちゃんになったピーターの心の波が良く伝わります。お兄ちゃんになった嬉しさと、かまってもらえない寂しさと、妹に両親を取られてしまった悔しさなどがテキストからもコラージュからも伝わってきます。最後は自分が大きくなったことに自分で気付いて、椅子をピンクに塗ることを提案しました。両親の対応も自然で良い感じです。

    下の子どもが生まれたから読むというのは、短絡的。ピーターのお話しとして楽しみたいものです。「フランシスのいえで」同様、むしろ親のあり方も学びたいと思いました。

    投稿日:2006/03/19

    参考になりました
    感謝
    0
  • 妹が生まれて

    • レイラさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    妹が生まれて、ピーターは面白くありません。
    自分が赤ちゃんだった時のゆりかごやベッドなどが
    全てピンク色に塗り替えられて妹のものになったからです。
    そこでピーターはまだ無事だった小さいいすを持ち出して・・・。
    お兄ちゃんの微妙な心理がよく伝わります。
    でも最後には自らピンクのペンキを塗るところなんて、
    ピーター偉い!
    貼り絵の画面には和紙も使われています。
    その微妙な色彩もお楽しみください。

    投稿日:2006/02/23

    参考になりました
    感謝
    0
  • 大きくなるって言うこと・・・

    私は、良い作品だなと思って、息子に読み聞かせをしたのですが、息子の方は、あまり好きではなかったようです。
    「絵が怖いね」なんて、言っていました。
    外国の作品だからかな?
    でも、読めばアジが出てくる、作品だと思います。
    自分の成長と共に、愛着のある物が、妹のお下がりになっていく。心寂しい感じが、良く表現されていると思います。
    息子は、1人っ子なので、実感がないのかも知れません。
    弟や妹が出来た時に、読み聞かせする最適な絵本だと思います。

    投稿日:2004/03/26

    参考になりました
    感謝
    0
  • 微妙な心の変化と成長

    • レースさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子8歳、男の子5歳

     子どもの微妙な心の変化と成長が書かれていてほほえましいです。
     しかも、文章中には、悲しいとか寂しいとか嫌だとか、ピーターの心の中を説明する言葉は一切ないのに、それが伝わってくるところがすごいです。
     
     翻訳なので、普段使わないような聞きなれない言葉の言い回しが所々ありますが、味がある感じで、逆にいいです。この本の独特な雰囲気に合っているように思いました。

    投稿日:2010/09/23

    参考になりました
    感謝
    1
  • 赤ちゃん

    赤ちゃんがうまれる、となったとき、娘たちはお姉ちゃんになれる!赤ちゃん楽しみ!という反応でしたが、4歳の息子が2歳の時はいやだーー!でした。そんな息子ですが、今は妹にとても優しくしてくれています。ピーターの家のように色を塗り替えたり…はありませんが、自分のお下がりを使っている妹を見て、一緒の着てるね!と嬉しそうにしていたりするので、息子なりに受け入れているんだろうなぁとこの本を読みながら改めて思いました。

    投稿日:2023/02/28

    参考になりました
    感謝
    0
  • 6歳の次女に読みました。次女には下の子がいないのでピーターの気持ちがどこまで分かるか分かりませんが、最近赤ちゃんの頃に大事にしていた絵本や洋服をお友達の妹に譲り渡すということが増えてきたので、もしかしたら近い気持ちになっていたのかもしれません。

    大事にしていたものが誰かのものになることの切なさの中に、自分が大きくなったことの誇り高い気持ちもきっとあるのでしょう。子どもの成長がこの絵本には詰まっていて微笑ましい気持ちになりました。

    投稿日:2021/07/14

    参考になりました
    感謝
    0
  • 長子の気持ち

    ちょっとだけもそうでしたが、こちらも赤ちゃんがやってきて、そのときのお兄ちゃんの気持ちが描かれています。ピーターはちょっと元気な男の子。騒いでしまっておかあさんに怒られてしまいます。そして周りをよく見ると昔僕が使っていたものがどんどんピンクに塗られていく!このいすだけは守らなきゃといすを持ってプチ家出をしますが・・・。ただ単にちょっと構ってもらいたかったのかな。可愛いピ−ターです。

    投稿日:2020/09/15

    参考になりました
    感謝
    0
  • 妹ができてお兄ちゃんになったピーターは、自分が赤ちゃんのときに使っていた家具がどんどんピンク色に塗り替えられてしまい、ちょっと寂しい気持ちになっていきました。でも、ラストではお兄ちゃんらしい優しい行動がとれて、良かったです。

    投稿日:2020/05/16

    参考になりました
    感謝
    0

65件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / はじめてのおつかい / がたん ごとん がたん ごとん / くだもの

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



あたらしい絵本大賞 公開審査スタート!

みんなの声(65人)

絵本の評価(4.64)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット