てんさらばさらてんさらばさら」 みんなの声

てんさらばさらてんさらばさら 作:わたり むつこ
絵:ましま せつこ
出版社:福音館書店
税込価格:\880
発行日:2009年02月
ISBN:9784834007640
評価スコア 4.56
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みんなの声 総数 17
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  • 「雪」と「幸」を掛けた詞

     海岸線沿いの小さな村の女の子まゆ。
     遊んでいたおばあちゃんが唄った歌
     
     ゆきふってこい
     てんさらばさら てんさらばさら
     かぜにまってこい
     おしろいたべて ゆきよんでこい


     の通り、雪が降ってきたと思ったら、…。
     “てんさらばさら”をうけとめた、まゆは、歌にならって白粉をふりかけ、自分の成長と共に少しずつ増やしていきますが、5人の子のお母さんになった頃には…。

     まゆの夫かざたろうさんのことばにたどり着くまで、まゆと一緒に
    てんさらばさらを守ることばかりに気をとられていました。

     読後、あの歌の“ゆき”という歌詞は、「雪」と「幸」を掛けた詞だったんだと気づきました。

    投稿日:2010/01/04

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  • 本当にいるの?

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    読んでいて聞いたことがあるなあと思っていたら、てんさらばさらは「ケサランパサラン」とも言われていると知り、聞いたことがあると早速調べてみました。

    ケサランパサランとは、見た人や持ち主に幸運をもたらすとされる、江戸時代から伝わる民間伝承上の生き物だそうです。

    子どもたちも「これ本当のお話?本当にいるの?」と
    聞いてきたので、とっても気になっている様子だったのに、
    再話とかでのなく特に解説もなかったので「お話だよ」としか
    言えていなかったので、興味を持っているときに
    早めに訂正し、ケサランパサランのことも教えてあげようと
    思います。

    投稿日:2024/06/14

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  • てんさらばさらって何?

    幸せをもたらす「てんさらばさら」って何だろうというのが、素朴な疑問です。
    「ケサランパサラン」ともいわれるようですが、イメージがわかないところが、ちょっと残念です。
    でも、そのてんさらばさらが自分に幸せをもたらしたのだというまゆと、もうそれに頼らなくても幸せだと語るかざたろうと、力強い愛情を感じられる伏線だったとしたら、とても素晴らしいと思いました。

    投稿日:2022/01/05

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  • 耳に残る言葉

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子19歳、男の子17歳

    てんさらばさら てんさらばさら。
    どこかで聞いたことのあるような響きです。
    ケサラン パサラン、そんな言葉も記憶に蘇ってきました。
    きっと子どもの頃に聞いたか読んだ言葉だと思います。
    調べてみると、東北地方に伝わる伝承未確認生物、とあり、
    妖怪一覧にも掲載されていました。
    雪のように天から降ってくる白い物なんですが、
    冷たくはなく、おしろいを振ると増殖し、幸せがやってくるそうですが、
    そのことは他言してはならないのです。
    漁村でおばあさんと遊んでいたまゆは、不思議な白い物を見つけます。
    おばあさんから、それは「てんさらばさら」だと教えてもらったまゆは
    それを大切にしまっていたのですが、とうとう増えすぎて、家族に見つかってしまうのです。
    少女らしい夢が一杯詰まったお話です。
    一昔前の女性のささやかな幸せを感じさせてくれます。
    増えすぎた「てんさらばさら」の行く末がスリリングでしたが、
    素敵なラストに安堵。
    素朴な女性の生き様を見るようでした。
    丁寧に描かれた絵も見所いっぱい。
    まゆの着物の行く末も見届けてくださいね。

    投稿日:2013/02/27

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  • ケサランパサラン

    私が子供のころ、大好きで何度も何度も読んだ本です。
    娘たちにも読んであげたくて、図書館で借りてきました。
    3歳と8歳の娘たちに読んであげました。

    てんさらばさらって、「ケサランパサラン」と呼ばれて実在するものだったんですね。
    大人になってから知り、驚きました。

    幸せが訪れるのは、てんさらばさらのおかげのような気がしていた主人公のまゆ。
    しかし、幸せは自分の力でつかむものだと気付くお話です。

    3歳の次女は、「おしろいって何?」「ぽんぽんげたって?」と、
    聞き慣れない言葉がいくつかあり質問してきましたが、
    このお話を気に入ってくれたようです。
    8歳の長女も一人で何度も読んでいました。

    子供の頃は気付きませんでしたが、
    まゆの作ったパッチワークのふくろの生地が
    まゆが着ていた着物でできていることに気付き嬉しくなりました。

    30年ぶりくらいで読みましたが、やはり素敵な本でした。
    娘たちも気に入ってくれたこと、嬉しく思います。

    投稿日:2013/02/16

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  • 大切なものは、心に

    最近自分が子どもの頃よく読んでいた本を発掘するのが
    楽しくて探しては読んでいます。
    この本もよく読んでもらいました。

    空から降ってくる雪のような「てんさらばさら」。
    「それを持っているといいことがふえる、
    けれど誰にもみせちゃいけないよ。」
    そうおばあちゃんに言われたまゆは、大人になり
    母になってもずっとてんさらばさらを大切に持ち続けますが、
    増えていったてんさらばさらはあふれるほどになっていました・・。

    絵のワンシーンは覚えていたものの、
    結末は覚えていなかったので、あふれるてんさらばさらを
    家族にみられないよう持って逃げるまゆの行く末が
    どうなってしまうのかハラハラしましたが、
    晴れやかな気持ちになれるラストに気持ちが温かくなりました。
    家族に囲まれ、幸せそうにほほ笑むまゆの姿が印象的です。

    絵も、ましませつこさんが描いていたのですね。
    大人になって目にした時から、懐かしい雰囲気のする絵だと感じ、
    ましまさんの絵本を選んで読んだりしていたので、
    子どものころから出会っていたことになんだか嬉しくなりました。
    幼い時に美しいと感じたものは、大人になっても
    変わらないことを改めて感じました。

    投稿日:2012/03/04

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  • 幸せ

    「てんさらばさら てんさらばさら」を信じて、少しづつてんさらばさらを増やしていったまゆちゃんです。おしろいを振り掛けると、いいことがおこることを信じて、誰かに見せると折角のいいことが逃げてしまうから自分一人の秘密にしてるところも可愛いと思いました。幸せなてんさばさらもご主人や子供たちにも知ることが出来てよかったと思いました。ご主人のかざたろうの言った言葉が心に残っています。「まゆ、そんなものなくたって、俺たちいくらでもしあわせになれるさ。これまでだって そうだったんだ。それでこそ 本物の しあわせじゃないか」優しいご主人と5人の男の子の母親になれてとても幸せだと思いました。まゆのとびっきりの笑顔に読んでいても嬉しくなりました。

    投稿日:2011/01/17

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  • けさらんぱさらん!?

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    パッチワークのような着物の柄と
    目のぱっちりした女の子に目を奪われました!

    おばあちゃんがまゆちゃんに伝えて
    それをきちんと守って・・・
    昔の女の子は偉いなぁ(^^ゞ

    良妻賢母の見本のようなまゆちゃんですが
    こころのヨリドコロが「てんさらばさら」なんですね

    心の支え・・・
    う〜ん、難しいことです

    「女の子の幸せ」って、一体・・・

    と、考えさせられました

    たぶん、山形県の「けさらんぱさらん」が題材だと思うのですが
    東北地方ならではのおはなしですよね

    投稿日:2010/12/15

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  • 幸せは自分でつかむもの

    とてもとても心に響く一冊です。

    「てんさらばさら」のおかげで、今の幸せがあると信じて生きる主人公。
    しかし、幸せは自分でつかむもので、誰から授けられたものでもないと締めくくっています。

    思えば、なにかと他力本願に生きてしまいがちな女性の人生(特におばあちゃん世代の女性達)の考え方を実によく表現していると思います。
    この本のすごいところは、それだけでは終わらず
    今の世代へと勇気をくれているように感じるところです。

    忘れたくない、私への絵本です。

    投稿日:2009/06/21

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  • 自力でつかむ

    昔話?昔話風のお話なのかかわりませんが、読みやすくおもしろかったです。

    てんさらばさらというふわふわしたものを拾ったまゆ。大事にして増やします。

    読みながら、幸せって、何かに頼らなくても自力でつかむものなのかもしれないと思いました。それに何かに頼っている間は、大切なものにも気が付かないのかもしれませんね。

    投稿日:2008/03/26

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