私にも子供のころ、雨露くらいはしのげる葉っぱでできた秘密基地がありました。懐かしい!
子どもの頃って自分だけの秘密の空間を見つけると、ちょっぴり大人になったような、誇らしげな気持ちになるんですよね。
そして、その秘密は限られた誰かと共有することで、もっとドキドキワクワク感を味わえる。
絵本の主人公のさちは、一緒に雨宿りをしにきた虫たちと秘密の空間を共有することになります。
はじめはカマキリを怖がっていたサチですが、雨がやむ頃には
「みーんなおなじうちの人みたい」と、虫たちに家族のような親しみを感じるように。
きっと、この雨宿りの数分間でサチの心はひとまわりもふたまわりも成長したんでしょうね。
2歳の息子はてんとうむしが大好きで、さちの頭にてんとうむしがとまる場面になるといつも
「いいなぁ。ぼくの頭にもてんとうむしさんくるかな?」
と自分の頭を触っています。