げがん

ママ・30代・奈良県、女の子9歳 男の子7歳 男の子5歳

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げがんさんの声

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なかなかよいと思う めでたしめでたし…なのか?!   投稿日:2025/12/23
岩波少年文庫 144 きつねのライネケ
岩波少年文庫 144 きつねのライネケ 作: ゲーテ
画: 小野 かおる
編訳: 上田 真而子

出版社: 岩波書店
極悪非道のきつねのお話です。
ライオン王の治める動物の国で、きつねのライネケの悪業にみんな苦しめられています。そこでライネケは王様から呼び出され裁きをうけることになるのですが、賢いライネケ。口のうまいライネケ。どんなピンチもうまくかわしていきます。

性悪きつねのライネケが見事にピンチを乗り切る様は読んでいて面白いしこれからどうなるのかとワクワクしますが、本っっ当に性悪の極悪きつねなので、そのライネケがお咎めなしというのは納得いかないような…。

ただ、この物語を読んでいて感じたことは、物事はいろんな角度から見ることができるということ。
被害に遭った動物たちの言い分と、ライネケの言い分。同じことでも双方の視点で言い分が違ってきます。いや、もう本当にライネケは弁がたちます。あっぱれ。

かなり古い作品ですが、全く古さを感じず、今読んでもとても面白かったです。
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自信を持っておすすめしたい 冬にぴったりの、心があたたかくなる童話   投稿日:2025/12/16
泣かないで、くまくん
泣かないで、くまくん 作・絵: アン-マドレイヌ・シェロット
訳: 菱木 晃子

出版社: 徳間書店
何気なく手に取った本でしたが、かわいいくまくんのお話に惹き込まれ、あっという間に読んでしまいました。

ある秋の日に、こどもたちに連れられて公園へやってきたおもちゃのくまくん。ところがこどもたちはくまくんを公園に忘れたまま帰ってしまいます。心細いくまくんでしたが、仲間と出会い、楽しい暮らしが始まります。でもくまくんは子どもたちの元へ帰りたくて...。

まずなんと言っても絵がカラフルで細かく描き込まれていて、とっても可愛い!しかもその絵がオールカラーですべてのページを彩ります!どのページにも可愛い絵があるので、すごく読みやすく、時にはじっくり絵を眺めながら読み進めました。

優しい仲間に囲まれて、くまくんの素敵な冬の暮らしに心があたたかくなります。
さて、くまくんはこどもたちのもとに帰ることができるのでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい ぜひ多くの人に読んで欲しい!   投稿日:2025/10/12
彼の手は語りつぐ
彼の手は語りつぐ 作・絵: パトリシア・ポラッコ
訳: 千葉 茂樹

出版社: あすなろ書房
 アメリカ、南北戦争の時代、北軍に属する2人の少年兵の実際にあった物語です。白人の少年、セイ(シェルダン)が負傷して動けなくなっているところを、黒人の少年ピンク(ピンクス)が助けるところから物語が始まります。作者、パトリシア・ポラッコさんの家に5代にも渡って語り継がれてきたそうです。(内容はぜひ読んで欲しいので、詳しくは書きません。)

 この本を手に取ったとき、全く内容は知らなかったのに、何かビビッとくるものを感じて即購入。帰って読んでみて、胸がしめつけられ、なんとも言えない感情になり、泣きそうになりました。そしてすぐに夫にも読んでみてと勧めました。少年たちの絆、母親の愛情、そして悲しい歴史。セイの戦場に戻りたくないという、素直な気持ちにも、とても共感しました。

 ぜひ、多くの人にこのお話を読んでほしいと思い、先日大人向けの絵本の朗読会があったので、こちらの本を読みました。みんな真剣に聞いてくださり、夫も参加したのですが、「最後泣きそうになった」と。実は読み終えた自分自身も、少し涙がこぼれてしまいました。夫は一度自分で読んでいたのですが、朗読で聞いてみるとまた感じ方が違ったと言っていました。そして、朗読の最後、本を閉じる前に全員で「ピンクス・エイリー」と声に出して言いました。また機会があれば、ぜひ朗読したいと思います。

 少し長いのと、内容も難しいかなということもあり、我が家の9歳、7歳、5歳のこどもたちにはまだ読んでいませんが、近いうちに一度、上の子には読んでみようかと思います。

 余談ですが、こちらの本、英語の原題は『Pink and Say』といいます。YouTubeで検索すると、英語の読み聞かせがいくつか見つかり、なかにはピンクのお母さん、モーモーベイのセリフを南部訛りで読んでいるものもあって、こちらも良かったので、気になる方は検索してみてください。



この本が、多くの人に届きますように。


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自信を持っておすすめしたい キャリコ最高!   投稿日:2025/02/09
名馬キャリコ
名馬キャリコ 作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: せた ていじ

出版社: 岩波書店
まず最初手に取ったときに、イラストが白黒で地味な印象を受けました。何気なく手に取り何気なく読んでみたら‥‥期待をはるかに超える名作で、お気に入りの一冊になりました!すぐさま夫にも「読んでみて!」とすすめるほど。
名馬キャリコがとにかく賢くて頼りになる!ストーリーとしては、キャリコの活躍で悪者たちを捕まえてめでたしめでたし。というストーリーなのですが、最後にさらにホッコリする展開に、胸があたたかくなりました。
9歳の娘に読んでみましたが、娘も最初は絵を見たときからあまり期待せずに聞いていたようですが、次第に夢中になり、声を出して笑って最後まで楽しめました。読み終わったあとには「おもしろかった!」と言ってくれました。
読み終わって気付きましたが、作者はバージニア・リー・バートンなのですね。面白いのも納得です。
隠れた名作だと思うので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
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自信を持っておすすめしたい 生き物が食べ物になるまで   投稿日:2024/10/18
おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで
おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで 文: おかだ だいすけ
写真: 遠藤 宏

出版社: 岩崎書店
魚好きの長男のお気に入り!
絵ではなく写真絵本です。
子どもたちがお寿司屋さんに行って、丸のままの魚を捌いてもらってお寿司にしてもらいます。
イカや穴子、金目鯛を捌いてもらいます。
それぞれを観察して、胃袋の中を見たりもできます。
魚の図鑑が好きな長男ですが、図鑑とはまた違った視点で魚を観察できて面白い。
そして普段何気なく食べているものも、一つの命を頂いているんだと実感できる、おすすめの一冊です。
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自信を持っておすすめしたい だいすきな友達と急にわかれることになったら…?   投稿日:2023/11/12
ぼくとクッキー さよならまたね
ぼくとクッキー さよならまたね 作・絵: かさい まり
出版社: ひさかたチャイルド
いつも一緒に遊んでた友達が、突然引っ越すことに…。こどもにはどうすることも出来ない、友達との別れ。主人公「ぼく」の心の動きをうまく描いていて字のないページもじっくり見てしまいます。友達とわかれる、ちょっと悲しいテーマですが、読後はあたたかい気持ちになります。

我が家の7歳、5歳、3歳のこどもたちも一年半前に引っ越しを経験し、特に7歳の長女は友達と別れるのがいやだったこともあり、この絵本に共感したようで、こどもたちはお気に入りの一冊になりました。

こどもたちが続きを読みたいというので調べてみると続編もあったので購入しました!そちらもまたレビューしますね。
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自信を持っておすすめしたい 子供の頃に読んで、記憶の片隅に残っていた!   投稿日:2022/12/31
ことろのばんば
ことろのばんば 作: 長谷川 摂子
絵: 川上 越子

出版社: 福音館書店
子供の頃に図書館で借りて母親に読んでもらった絵本です。何度も繰り返し読んでもらっていたわけではないのですが、不気味さや、ハラハラドキドキした雰囲気など、幼心に強烈に印象に残りました。怖いけど、大好きな絵本です。
大人になりすっかり忘れていましたが、偶然手に取り、読んでみると、当時の気持ちがよみがえり、「これ!読んだことある!好きだった本だ!」と、再会に感激してしまいました。

さっそくこどもたちに読み聞かせると、こどもたちもすぐに絵本の世界に入り込み、聞き入ってくれました。そして何度もリクエストされる、我が家の定番絵本になりました。

ことろのばんばにさらわれた兄を、妹が助けに行くというストーリーなのですが、ばんばがとにかく不気味で恐ろしい…。
でも私も、我が子たちも、この絵本が大好き。
人間って、本質的に怖いものに惹かれるのでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい 絵が可愛いので小さな子にもオススメ   投稿日:2022/12/31
ほね
ほね 作: 堀内 誠一
出版社: 福音館書店
人体の不思議や、生きものに興味を持つ4歳の息子に買いました。
表紙のガイコツを見た瞬間から、息子の目が輝きました。今やお気に入りの一冊です。
いろんな生き物の骨格の絵が出てくるし、骨の役割や、骨や筋肉、関節などで、身体が動く仕組みなどを、小さなこどもにもわかりやすく、解説しています。
短い絵本なので、最後まで集中して聞いてくれるし、読み終わったら「もう一回読んで」と、アンコールしてくれます。
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自信を持っておすすめしたい ぬくもり溢れるストーリーと絵   投稿日:2022/12/31
くつやのマルチン トルストイの民話より
くつやのマルチン    トルストイの民話より 絵: バーナデット・ワッツ
訳: ささき たづこ

出版社: 西村書店
信心深いくつやのマルチンのところに、ある日、神様がいろんな姿でやってくるお話です。

誰にでも親切にするマルチンの姿はに、心があたたまり、最後の聖書の一文も心に残ります。温もりあふれる優しい絵がとてもマッチしています。

大人が読んでも、いい絵本だなと思うのですが、何故か2歳の息子がすごく気に入り、「マルチン、マルチン」と何度もリクエストしてきます。もう何十回読んだことか。朝、保育園に行く前から読まされます。2歳の子に理解できるのか?とも思いますが、きっと彼なりに、いろいろと感じながらこの絵本を楽しんでいるのだと思います。
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自信を持っておすすめしたい レトロなじどうしゃたち   投稿日:2022/01/07
じどうしゃ
じどうしゃ 作・絵: 寺島 竜一
出版社: 福音館書店
1966年発行と、古い絵本なので出てくるじどうしゃたちも、どこかレトロな雰囲気で描かれています。文字はなく、次々といろんなじどうしゃが描かれている、絵だけの絵本ですが、寺島龍一さんの画力が素晴らしいです。大人も思わず引き込まれて見入ってしまいます。乗り物好きの1歳の息子もお気に入りです。気になるじどうしゃがあると、「あっ!」と指差します。
字がないので読み聞かせるときは、適当な擬音をつけたり、「パトカーだね。ぶっぶーだね。」と、こどもとコミュニケーションしながら楽しんでいます。
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