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町の子供たちと「同じ」でないため友達のいないウエズレー。 子供たちはウエズレーをいじめたりするけれど 彼は淡々と自己分析をし、逃げるのは得意だから大丈夫!と 自分らしさを失ったりしない強さを持っている。 あるひらめきから、彼の素晴らしい日々が始まるが、 この子のずば抜けた探究心、発想力、行動力には ページをめくる毎に感心させられます。 まるで魔法のように何でも工夫して素敵なモノを作りだすウエズレーと 絵とお話の緻密な美しさに、娘も私もワクワクして読みました。 長く楽しめる絵本になりそうです。 ウエズレーの庭に風が吹いてくるページは 彼の純粋で一途な思いが伝わる、とりわけ美しいシーンだと思います。
投稿日:2008/07/29
出会えた! この絵本を読んだ時の私の一番の感想でした。 素敵な絵本に出会った時、そう思います。 このウエズレーくん、人と違うこと、それでいじめられていることで くよくようじうじすることもなく、逃げる、かわす術を持っています。 それが自分の個性であることに、自信を持っている、この強み! 食べ物もジュースも、ぼうしも服も、自分だけの時間まで作り、 自分の国を持ったウエズレー。 考え出したゲームを、みんながやりたそうにしているからじゃなくて、 みんなでやるのも面白そうだから、と思って大勢でできるように考える それがまた凄い。 そして、字のないページ。満点の星の中、空中ベッドで笛を吹いている ウエズレーの姿は、子ども、子どもだった私たちの憧れです。
投稿日:2008/03/23
長女が小学生の時に何度も読んだ一冊で、とても好きな絵本です。仲間外れにされていたウェズレーが夏休みの自由研究に「自分だけの文明」を作り出していくお話です。 まわりに流されることなく自分の思う道に突き進むウェズレーの快進撃は読んでいて本当にわくわくします。最終的には文字まで発明するその姿にはもう仲間外れにされていた頃の面影はありません。 自分の発明によって作り上げた世界で夜風に当たりハンモックに寝っ転がるウェズレーは神々しいほどのオーラがあり、なぜか涙が出そうになりました。小学生になった次女にも読んであげようと思います。
投稿日:2021/07/16
小学校での読みきかせで「年間計画」の中に入っている 絵本です。私はこの絵本を知らなかったので、図書館から 借りてきて娘と共に読んでみました。 素敵〜!!さすが計画の中に入っている絵本だけあるなあって 思いました。 娘も、ちょうど、じいじの畑を借りて「自分だけの畑」を 作ろうとしているところだったので、ウエズレーにとっても 共感したようで「一緒だね!一緒だね!」と大興奮して いました。でもまあ、ウエズレーみたいに「人と違っても 平気」ではないんですけどね(笑。花粉症に対応した眼鏡を していくのが嫌だと泣いた娘です。「みんなはしてないから 笑われるかもしれない」って)。 ウエズレーみたいにすこんと突き抜けてほしいな。 自分だけの文明(でもまわりにも開かれた)をいつか 持ってほしいなって思います。
投稿日:2014/04/09
コーラもピザも、サッカーも好きでない 「浮いている」男の子、ウエズレー。 7歳の息子も、最初の23ページで 「この子全然、ボクと正反対」とのコメント。 でも・・・ どんどん読み始めていくうちに、 マイペースで自分の文明を作っていくウエズレーに どんどん心を奪われていきます。 息子も、「自分だけの世界」とか「秘密基地」とかが 大好きな7歳。 ウエズレーが黙々と、着々と、 ウエズレーの国を作り上げていくのを、 興奮したまなざしで追いかけていました。 同じようなことはとてもじゃないけどできない。 でも、 最初は他の人が評価しないことでも、 自分らしく、そして、 自分を信じてやり続けることの大切さを、 しっかりと息子に教えてくれた一冊だと思います。
投稿日:2014/03/12
この本、図書館で中学年のおすすめの本になっていました。 絵本だし、文章もちょっと長いかなくらいの感じだったのですが、読んでみて納得。 主人公のウエズレーはパパとママも認めるほど、周りとずれている男の子。でも、やるべきとことやらなかったり、悪いことをするわけではありません。他の男の子と同じ髪型にしていなかったり、みんなが好きなサッカーや色々な遊びがそれほど好きでなかったり。 いや、私から見ると他の子の髪型のほうがおかしいと思うけど・・・ 自分と周りの人とが違うことで、仲間に入れなかったり、いじめられたりすることってやっぱり低学年より中学年くらいからでしょうか。 主人公のウエズレーは自分をしっかり持った賢い子なので、無理にみんなに合わせたりすることなく、自分独自の世界(国)を作ってしまいます。そして、周りの子達がウエズレーに憧れて、最終的には「ウエズレーの国」が「普通」に、周りの子達がウエズレーと同じ格好に。 個性を大切にすることの素晴らしさ。自分を持つことの強さ。 理想どおりにはいかないことも多いと思いますが、とてもいい作品です。 低学年でも読めますが、本当のよさが分かってくるのは、まさに中学年くらいからかもしれません。 子どもたちも何かを感じてくれたらなと思います。
投稿日:2012/11/08
非常に内容、気に入りました。 ちょっと変わり者って周りから自然と浮いちゃいますよね。 でも、そんな変わり者を周りが自然と認められるような、成熟した社会になればいいなと、常々感じています。 この本を素晴らしいと思うのは、ウエズレーがみんなと打ち解けられるようになったという展開ではなく、自分の世界にみんなを逆に巻き込んじゃったこと!!!! こに力強さ、ぜひうちの子にも欲しい! ちょっとここまでは感じ取れていなかったようなので、もっと大きくなったら、自分で読んでもらいたい本です。
投稿日:2011/11/09
物作りが大好きな娘が、購入したぐらい大好きな本です。 私もウエズレーを読んで、学ぶところも多かったです。 子供の個性を尊重し、子供の夢をそっと見守ってやりたいですね。
投稿日:2011/02/10
夏休みに一度は読みたい!と思っていた絵本です。 夏休みといえば、海、プール、キャンプなど楽しいこといっぱい! 小学生になれば夏休みの宿題もあり、 親からすると頭を悩ますのが「自由研究」。 でも小学生の息子は、この絵本の主人公のように 想像力いっぱいにあれもやりたい!これもやりたい!!となっていました。 低学年くらいまでは、自由研究は楽しみの1つなんですね〜。 この絵本とは、違った形ですが、息子は息子なりに楽しく自由研究を取り組んでいました♪ そんな息子にとって、この絵本は想像力を膨らませる1つのきっかけにはなったのではないかと思います。
投稿日:2009/09/02
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