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みるなのくら」 大人が読んだ みんなの声

みるなのくら 絵:赤羽 末吉
再話:小澤 俊夫
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1989年
ISBN:9784834008319
評価スコア 4.36
評価ランキング 14,622
みんなの声 総数 35
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  • 芸術的な作品

    『ももたろう』、『だいくとおにろく』、『かさじぞう』などなど、赤羽末吉さんの描く昔話のイラストが大好きです。
    こちらは特に芸術的な作品だと思います。
    迷い込んだ山奥のお屋敷で、「一の蔵から十一の蔵までは、覗いてみても構いません。けれども最後の十二の蔵だけは、決して見ないでください」と言われた若者のおはなし。
    一の蔵から、お正月、節分の豆まき、桃の節句、花見、端午の節句、田植え、七夕、夏祭り、大嵐、刈り入れ、秋祭りのシーンと続いて……。どのページもうっとりするような美しさでした。
    これはやはりどうしても、見てしまいますよね。

    投稿日:2021/08/19

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  • すばらしい絵!

    なんといっても絵がすばらしいです。ページをめくるたび、つぎつぎ現れるくらの景色には、思わずため息がでます。
    みるな、と言われても、最後のくらも見たい。主人公の若者の気持ちもわかるよう。
    ラストまで絵にひきこまれたまま読み終わりました。

    投稿日:2017/02/14

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  • なんとも懐かしい思いに駆られる作品です。
    幼い頃、母に祖父母に語ってもらった昔話のかけらたちが、心の中にちらりほらりとまいおりて来るような気持ちになりました。

    お話は、焚き木売りを生業とする貧しい若者が、ある日山で鶯の良い声に誘われ、山奥へ迷い込んでしまい、ちらりとともる灯りを頼りに大きな屋敷にたどり着き、一晩泊めてもらい、翌朝留守番を家主のあねさまに頼まれます。
    このあと、あねさまの残していった言葉。
    なんとも魅惑的です。

    若者でなくとも、十二番目の蔵を見たくなります。
    それは、一の蔵から十一の蔵までが、あまりにも素晴らしい蔵だったからです。
    日本の伝統的な年中行事を行う季節の節目や四季の風景が、見事に描かれています。
    子どもたちが、この作品を読んでも、日本にはこんなに素晴らしいものが、昔からあったのだと再認識することでしょう。

    それにしても、「見るな」ということは、若者を信じ引き留めておきたいあねさまの気持ちと、一緒にはいられないゆえ「見て帰ってくれ」という思いの交錯した複雑な心境をあらわした言葉なのではないでしょうか。

    最後の一文のいきが ぽーんと さけた。″が、私をも我に返らさせました。
    今年度、6年生に読んでみたいと思います。

    投稿日:2015/07/18

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  • 格調高い美しさ

    見事な絵!
    赤羽さんの最後の作品ときき、ますます感慨深いものがあります。
    蔵の扉の向こうに広がる日本の行事や季節ごとの風景が月ごとに表されていて、その格調高い美しさは圧巻。

    一のくら、二のくら、三のくら…と順番に見て、最後の十二のくらだけ見てはいけない…
    というお話ですが、これだけ素晴らしい光景なら、扉を開けたくなるのも仕方ないですね。

    日本の伝統的な魅力を見直すためにも多くのお子さんに手にとってほしい作品です。
    また、外国の方にも喜ばれそうな絵本だと思いました。

    投稿日:2014/06/14

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  • 見るなと言われて見たくなる心理

    タイトルの「みるなのくら」
    人は見るなと言われたらよけいに見たくなる この心理を描いた昔話ですね

    赤羽末吉さんの絵 すばらしいです!
    日本画のすばらしさ 
    倉を開いた陰の描き方 見事です
    1〜11の倉は1月お正月・まめまき・ももの せっく・・・・四季がきれいに描かれていますから、言葉はひと言で再話されています
    ここもいいですね

    どの絵も見事で  生活感も感じられ、人々の暮らしが見えます
    9の倉は おおあらし 台風ですね
     
    そして あけるなと言われた12の倉   見るなと言われると みたくてみたくて どうにも我慢ができず あけてしまうのですが・・・
    この人間の心理 分かる気がします

    12の倉の絵もきれいです    オチの「いきが ぽーんと さけた。」おもしろい表現です

    投稿日:2014/04/03

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  • 毎月の蔵

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子20歳、男の子17歳

    『みるなのへや』の昔話を取り上げたので、同じ再話も読んでみようとセレクト。
    貧しい若者が鶯の声に誘われて、山道で迷います。
    日が暮れて見つけた大きな屋敷に泊めてもらうのですが、
    次の日、そこに住むあねさまから留守番を頼まれるのです。
    ただし、条件があるのです。
    12の蔵のうち、最後の蔵だけは決して見ないように、と。
    許可を得た11の蔵には、それぞれ、1月から11月までの情景が幻想的に広がります。
    お正月、節分、桃の節句、花見、端午の節句、田植え、七夕、夏祭り、大嵐、刈入れ、秋祭り。
    やはり、禁断の12の蔵も開けてしまう若者。
    あねさまの正体がわかります。
    重厚な赤羽末吉さんの絵がやはり素晴らしいです。
    その絵の世界を大切にした、小沢さんの再話の語り口も研ぎ澄まされています。
    日本の行事が織り込まれた物語、やはり、耳で聞いて楽しんでほしいです。

    投稿日:2014/01/11

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  • 素晴らしい傑作です

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    再話おざわとしお氏\(◎o◎)/!
    また、見つけてしまった・・・
    というか、なぜこんな素敵な作品を知らなかったのか・・・

    赤羽末吉氏の絵は若い頃はどうも苦手だったのです
    でも、年を重ねると
    あじがじわじわと・・・

    お話は知っていますが
    それを絵にすると
    イメージ通り!!の絵本ではありませんか

    蔵を開いた若者は影の描写で
    まぁその月々での様子がなんて素敵!!
    皆さん書いていらっしゃる通り
    四月の色の素敵なこと

    今度、是非、おはなし会で読んでみたいと
    思いました
    本当に、傑作シリーズです

    投稿日:2010/12/19

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  • 趣がある

    趣がある表紙が気に入ったのでこの絵本を選びました。日本の様々な美しい伝統文化を眺められるのが良かったです。忘れていた昔の良き物達が沢山登場するので日本に住んでいる事の幸福を再認識できました。主人公の感動と好奇心がありありと感じられる文章も素晴らしかったです。最後の結びの文章も昔話特有の物で気に入りました。

    投稿日:2010/01/29

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