『天女銭湯』、『天女かあさん』のインパクトがすごかったので、
作家名にピン!ときました。
韓国の人形制作、セットつくり、撮影までする作家さんによる作品。
絶妙にリアルな人形、独特のアングル、まるで映画のようなシーンの数々です。
ビー玉遊びに夢中のドンドン少年。
ふと店先で見つけたビー玉、もとい、あめ玉に惹かれるのですね。
早速なめてみると、ソファーや飼い犬などの声が聞こえる不思議な体験をするのです。
飼い犬グスリの話は滋味深く、くどくど小言ばかりのパパの本心は予想外の展開に。
何と、死んだおばあちゃんとも交信できるとは!
そして、一面の落ち葉の中、ドンドンの心の変化が素敵です。
長谷川義史さんの関西弁訳が、温かいです。
小学生くらいから、やや難解ですが、感じ取ってほしいです。