何もすることがない時に、「穴を掘る」という発想をすることが子供のすごいとこだなぁと思うのですが、そういえば私も子供の頃穴を掘った覚えがあるなぁと、主人公の男の子の気持ちとだぶったところがありました。
ただ無心にもくもくと穴を掘り続け、「このまま地球の裏側まで掘ってしまったらどうしよう」と考えたりもしました。この主人公の男の子もそんな気分だったのでしょうか?
汗だくになって掘った穴に入って空を見上げる...いつもと違った空が見えたに違いありません。
とってもシンプルな絵本なのに、いろんなことを考えてしまう大人にもなかなかいい絵本なのでは?と思います。