読んであげるなら、出来たらハロウィンの時期がいいと思います。
この本が日本で出版されたのも、9月の終わりでした。邦訳が石津ちひろさんだったので、気になっていたのですが、図書館に予約して、やっと読むことができました。
とってもかわいらしいイラストですが、ただかわいいだけでなく、この絵本に描かれている絵はすべて版画絵になっています。
幽霊の絵なんかはどうやって表現されているんでしょう?
薄くぼんやり書かれているおばけの存在感が、まるでむこう側が透けて見えるレースのカーテンのようでした。
この版画の手法が知りたいです。
正直、ストーリーはそれほど大したことありませんが、作者の版画の技法はどのページを見ても素敵だと思いました。
幼稚園の年中さん位から、小学校低学年くらいのお子さんにお薦めです。