幼稚園に年中から編入して、最初、なかなか年少からの友達の輪に入っていけなかった娘。
「入れて」って、勇気を持って言い出せず、頑張って言ったと思ったら、イヤだって言われるのが怖くて返事を聞く前に猛ダッシュで逃げてきたとか、話していた頃、思いついてこの本を。
2,3歳ごろ、こんな小動物に興味津々だったころは、別の意味で「うわあ、かえるさん、バッタさん」「かけすって何?」「みずすましって?」「しかさんだ、かわいい!」などなど、大好きなりすなど一匹一匹、いちいち興味をしめしていましたが、年中の今は、またちょっと別の反応。
久々に読むと「あーあ、みんな、いっちゃたね」「あーー、待ってたら、みんな、来るんだぁ」
「待っていたら、自然に寄ってきてくれる」
とても大切なメッセージを汲んだらしい、娘。
きっと、これからも読む年齢によって、それぞれ吸収する次元が違うことでしょうが、とりあえず今回は、何よりこのストーリー展開が、娘に安心を与えたようです。
全てのページに温かく描かれるお日様も、娘の園でのマークがお日様の事もあり、効果大。
子どもの絵に、必ずといっていいほど登場するお日様は、絵本の中でもやはり大事な役割を、担っていて、私自身、読むたび絵本の奥深さを学ばされる一冊です。