今日は、娘のバレエの初舞台。昨夜は、「自信を持って、楽しんで踊ってね」と勇気付けてあげるために、「アンジェリーナはバレリーナ」を読んであげましたが、“Sleeping Beauty”の舞台を無事やり遂げた今晩、娘へのプレゼントに選んだのが、この1冊でした。
ファンタジーのような夢のある内容に、「どうしてバレエシューズをはいたうさぎさん、いなくなちゃったの?」「あれ?うさぎのくつやが消えちゃってる!」と、目をくりくりさせて、桜の舞い散る絵を見つめていた娘でしたが、読み終えて、もう1度表紙の絵に戻ると、「わあ、この女の子、飛んでる! Jもバレエシューズはいて、飛びたいな。」と、本当にうらやましそうにつぶやきました。「Jちゃんも、今日、舞台の上で、ビッグジャンプをしたとき、とっても高く跳んだよ。」と、言ってあげると、娘は嬉々として、再び表紙の絵に見入っていました。
桜の花が美しく、春風を頬に感じられるような色使いで、うさぎのバレエシューズをはかなくても、思わず踊りだしたくなってしまいます。私自身にとっても、舞台に立つ喜びや、踊ることの楽しさを思い出させてくれた特別な作品になりました。そんな思いを、この絵本を読みながら、これから先もずっと娘と共有でできたら、と願っています。