なぜあんまん…?一番ズッシリして重そうだからかな…
というのがタイトルを見た時の印象でした。
画力は圧巻。
キャラの一匹一匹が見事に描き分けられ……というか何匹描き分けているのでしょう…。
オチのページを開いた時は、なぜアリ達は「あんまん」は知らなかったのに
「肉まん」は知っているの?と思いました。
それならば、序盤にゆきやまのような物体を目にした時、「肉まんだ!」
と叫ばなかったのは何故なんでしょう?
それとも、人間達がポロポロと食べ落とした肉まんのカスは見たことが
あったけれど、丸ごと一個を見たのは初めてだったのでしょうか…?
苦労して運んだものがあんまんではなかったことは、アリ達と同様、私もがっかり!
(作者の思うツボかな)
私は、ズッシリと重そうなあんまんを見てみたかった。
よしながさんが描いた、それはそれは重そうなあんこギッシリの、よだれが
垂れる美味しそうな三ツ星あんまんを見たかった・・・。
どうしてもあんこが食べたくてしょうがなくなった私は、今あんパンを食べています。
(作者の思うツボなのでしょうか…)
結末は好みが分かれそうですが、子供に読み聞かせるなら◎
爆笑を取れると思いますし、ネタバレをしていても何度も魅せる画力を
備えた作品であると思います。