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小学校ファンタジー
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投稿日:2010/09/15 |
小学校が舞台のファンタジー。
ネズミの話はときに愉快、ときにしみじみと面白いものばかり。
どの学校で起こっていてもおかしくない話で、自分の学校にも学校ネズミが住んでいたのではないか、と楽しい気分になる。
エピローグもその期待を高めてくれる。
やさしい言葉でかかれているので、読む力のある子なら低学年からでも。
情景が思い浮かびやすい、短編連作、環境問題を絡めた話もある、などから読書感想文・感想画にもオススメの一冊。
4年生ネズミ「すると、雪がふりだした」(雪の日の学校のドキドキ感を可愛く描く)、5年生ネズミ「すけだち」(子どもたちを優しく見守っているのは人間だけじゃない)が印象深い。
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世界で一番たしかな二分間
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投稿日:2010/09/11 |
6年生の悟は体育館前で一匹の黒ネコに出会う。
頭の中に話しかけてくる不思議なネコに望みを聞かれ答えると、次の瞬間、悟は別の世界に立っていた!
元の世界に戻るには、「世界で一番たしかなもの」を捕まえなければならないというが…
四半世紀前に発表された作品にも関わらず全く古びない、「行きて帰りし物語」の良作。
(強いて言えば、文体と登場人物の名前にやや時代を感じるか)
竜と戦う冒険物であると同時に、人との信頼関係・歳をとるということ・希望についてなど、大切なメッセージが含まれている。
児童書では作者のメッセージが前面に出過ぎていてうるさく感じる物も少なくないが、この本では素直に心に響いてくる。
よく考えると怖い世界設定だが、全体を流れる空気は明るく、読んでいて心地よい。
悟が最後に見つけた「たしかなもの」の答えが良い。
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こんな風に一日を過ごしたい
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投稿日:2010/09/01 |
たからものさがしが大好きなティリーのために、ママは毎朝バナナを隠します。
ティリーはバナナを探して、探して…あった!わたしの宝物、
そのあとパパは急いでティリーのウサギくんを隠します…
たからものさがしが好きな女の子と、一緒になって楽しむ家族の心温まる絵本。
宝探しのワクワク感と大好きなものが見つかったときの喜びが心によみがえる。
ティリーをとりまく家族の眼差しが良い。
絵は小さく淡く、文はイマイチリズムがない。
内容は良いので、お家でor自分で読む用に。
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可愛い過ぎるキャラクター!
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投稿日:2010/08/28 |
リスはびっくりして目をさましました。
お月さまがリスのいえにおっこちてきたからです…
とにかく面白い&可愛い!
思い込みが激しく想像力豊かでおばかさんなリス。
ボーっとしていて人のよいハリネズミ。
マイペースだがあわてんぼのヤギ。
登場するキャラクターはみな人間味(?)があって魅力的。
間に挟まれるリスの想像シーンがまた妙にリアルで笑いを誘う。
低年齢の子にはわかりにくい構成かもしれないので、小学校中学年くらいから。
鉛筆画の細い画面の中、のっぺりした黄色の「お月さま」が良く映えて印象深い。
とぼけた内容に合った名訳。
見返しから裏見返しまで話がつながっているので、見逃しのないように。
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イマジナリーフレンドのはなし
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投稿日:2010/08/17 |
レオンはママとこの町にこしてきた。
パパはぐんたいにはいって遠くにいってしまった。
でも、レオンにはボブがいる…
イマジナリーフレンドのはなし。
ボブはレオンにしか見えない友達で、寂しいときや心細いときもいつもそばにいてくれる。
小さい頃、こうした大切な持つ人も結構いるという。
心の中でいつも自分を支えてくれる最高の友達。
少しうらやましい。
作中では触れられていないが、きっとお母さんもレオンの気持ちをよくわかっていて「ボブ」を大切に扱っていたのだろう。
奇跡のような結末も含めて、色々と想像がふくらむ作品。
第46回青少年読書感想文コンクール・課題図書
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ゆかいなホラばなし
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投稿日:2010/08/14 |
平成のホラ吹き男爵・杉山亮による、小淵沢小ばなし第3弾。
どれも荒唐無稽でおもしろい。3作収録。
こんな小淵沢町(山梨県)で暮らしてみたくなる。
「大工のケムさん」
一階建ての家なら1日、二階なら2日、三階なら3日で建ててしまう大工のケムさん。
腕は早いがおっちょこちょいで、できた家には足りないところが…。
みんなの感想がステキ。
「走れ、カネイノチ!」
生のブドウが入ったパンを作るためには、八ヶ岳だけに発生するボール状の霧が必要。
カネイノチに乗って霧の洞穴を探しに行くが、この馬、なかなかの駆引き上手で…。
口に入れるとふわっと霧が漂う生ブドウ入りのパン…食べてみたい!
「幸せは降ってくる」
近所に住む教授が「バードメールプラン」を考案した。
野鳥をならして連絡手段にするという。
訓練の手伝いを引き受けるぼくだが、家に来たのは大きなワシで…。
まさに「幸せは降ってくる」結末。
結婚式に孔雀がメールを運んでくる、なんて考えるだけで楽しい。
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犬好きのあかちゃんに
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投稿日:2010/08/14 |
おりこういぬに いたずらいぬ
しょんぼりいぬと げんきないぬ
みんないっしょに わんわん!
色々な犬が出てくる赤ちゃん向け絵本。
いろんな種類のいろんな性質の犬がいて、いろんな気持ちでいろんなことをしている。
でもみんな犬。同じ鳴き声。
どの子も個性があって違うけれど、それぞれに問題もあるけれど、みんな同じく可愛いんだ。
そんなメッセージに思えてほっとする。
口にのせやすい訳文と、くっきりした絵。
背景が白で黄色が少し弱いので、お家でor少人数のおはなし会に。
対象年齢は犬を認識する1歳くらいからか。
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可愛い姿が思い浮かぶ
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投稿日:2010/08/04 |
あかちゃん靴がおさんぽにおでかけ。
ぱたぱた ぴょんぴょん ごろん!
と歩いたり・跳んだり・転んだり。
靴しか描かれていないのに、それを履いておさんぽしている赤ちゃんがまざまざと思い浮かぶ。
5ヵ月の子に読んだところ、表紙を見せただけで「お?」という顔。
にこにこしながら本を眺め、ぱたぱたなどの擬態語の箇所では声を出して喜んだ。
手触りも気に入った様子で、読み終わった後はしばらく本を抱えていた。
林明子のあかちゃん絵本シリーズ「くつくつあるけのほん」の1作目。
あかちゃん向けには珍しくストーリーのあるシリーズ。
日常を主題にしているのであかちゃんの反応も良い。
おはなし会にも、おうちで読むにも◎。
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幼児の初めての科学絵本にも
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投稿日:2010/07/28 |
夏にぴったりの赤ちゃん絵本。
「どんどこ」という音と勢いあるシンプルな絵柄で、伸びていくひまわりの力強さがしっかりと表現されている。
ひまわりが開花した迫力が印象的。
ひまわりの成長もよくわかるので、幼児の初めての科学絵本にも。
4ヶ月の子に読んだところ、はじめはお日さまの赤に目を奪われていたが、次第にひまわりに注目していった。
一度読み終わった後は気に入ったのか、表紙を見せるとひまわりの部分をガリガリさわるように。
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こういう話が好きな大人はいると思うけど…
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投稿日:2010/07/19 |
かみさまの話、だと思った。
気ままで、いたずら好きで、マイペースなあおいくも。
最期にはにんげんの争いを止めるために命を落とし、伝説となる。
…こんな結末しかないのかなぁ。
自己犠牲が賛美されているようで、悲しい気分になる。
また、みんな同じ色に染まって幸せに…って表現に疑問を感じる。
いろいろな色がいる上で、お互いに尊重し理解し合ってこそ
幸せになれるんじゃないだろうか。
人知を超えた者の力で同じ色にしてしまうのは、なんだか怖い。
『すてきなさんにんぐみ』のトミー・ウンゲラーの2000年の作品。
完全に大人向け。
大人相手なら読み聞かせでもウケるかも。
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