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テンポの良さと奇抜な展開にハマっちゃう
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投稿日:2006/03/02 |
ぼんやりと歩いている、ねずみくん。だいじょうぶかしら?
「あっ だいじょうぶじゃない ねずみくん ぶつけられました」…これがねずみくんの受難の1日のはじまりでした。なぜだかねずみくん、とことんツイてません。ゴリラが、へびが、ワシが、馬が、ねずみくんをひいたり、ふみつけたり…。
不思議なことにねずみくん、そうやってだれかとぶつかるたびに、ぶつかっただれかが乗り移ったような顔としぐさになってしまうのです。一体ねずみくんはどうなってしまうんだろう? テンポのよい文体に乗ってポンポンとページをめくりながら、そのたびに繰り広げられる意外な展開をハラハラしつつ楽しんでいくと…、最後にはなんともほのぼのした、かわいいオチがついているのでした。最後のページで、一気に大好きになってしまった絵本です。
初めて読んだのは、長男が3歳のとき。テンポのよい文体と奇抜な展開が組み合わさった絵本って、子どもは好きですね。1回読んで気に入った3歳児、一気に5回くらい連続で「読んで」とリクエストした後、今度はわたしをねずみくん役に任命し、自分はゴリラやへびなどの動物に扮して、絵本の中身を演じ始めました。なにせ「ねずみくん受難の日」という内容ですから、ねずみ役はなかなか大変でしたよ。
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大切な気持ちは言葉にしなくちゃ伝わらない
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投稿日:2006/03/02 |
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相手の気持ちに気づいたときの、目を真ん丸くして耳をピンと立てたうさぎたちの表情が愛らしい。心がじんわりあたたまるような、ピュアでかわいい恋物語。「愛」なんていう言葉がわからない子どもたちも、「大好きな人と一緒にいるってしあわせだな」と感じて、うれしい気持ちになるみたい。バレンタインデーや結婚祝いのプレゼントに贈りたい1冊。
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ケロちゃんはイタズラの天才だ
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投稿日:2006/03/02 |
当時3歳だった長男と2人で本を開いてみてビックリ!
無邪気にイタズラやりたい放題のケロちゃん(カエル)と、やれやれと思いつつおおらかにそれを見守るバム(犬)の2人組のお話なのですが、このケロちゃんのかわいさといったら。イタズラ盛りの子を持つ母なら「子どもってこういうイタズラ好きなのよね〜」とうなずきながら、その純粋で子どもらしいふるまいに愛おしさを感じずにはいられないキャラクターなのです。
登場しているものすべてが画面の隅々まで生き生きと動き回って、あちこちでストーリーが展開されているのも楽しい。こういう絵本は、何度読み返しても新しい発見があって飽きません。長男も開くたびにストーリーとは関係ないすみっこのキャラクターを指差しては、「なにしてるの?」と楽しんでいます。
それからもう一つ、バムの作るお料理やお菓子がすっごくおいしそうなんです。寒い朝には焼き立てのパンと、あつあつのスープ。おやつには、生クリームを周囲にかわいくあしらった、とっても大きなカスタードプリンに、あひる型のサブレ。食いしん坊さんは、ヨダレが出ることうけあいです。ああ、わたしもバムと暮らしたい……。
シリーズは全部で4作品。わが家では本作を最初に読んだのですが、あまりに気に入ったので、そのまま一気に4冊そろえてしまいました。出版順に読んで行くと前作のストーリーがいろいろなところで伏線になっているのがわかって、もっと楽しめますよ。
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めくるめくナンセンスの世界
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投稿日:2006/03/01 |
なんて素敵なナンセンス・ワールド。次にどうなるかがまったく読めないので、読み進むうちページをめくるのがどんどん楽しみになっていきます。最初は「ヘンなの」という顔で聞いていたうちの長男も、「ヘビが食べたらどうなるの?」「こうなる!」「ブキャ!」の繰り返しにいつしかハマり、しまいには「ブキャ!」と聞くだけで「キャハハハハ!」と大笑い。読んでるこっちも調子に乗って、「ブキャ!」の声がずんずん大仰になっていくのでした。
もちろん読むのは一度きりでは終わりません。「おしまい」と本を閉じるたびに「もう1回!」という長男の熱烈なリクエストを受け、最初の1日だけで10回は読みました。子どもはその間飛び上がってゲラゲラ笑いっぱなし、親子そろってすっかり楽しい気分になりました。
同じパターンをくり返しながら奇抜な展開を広げる文章と、なにもない広大な土地に続く道を2人がさりげなく歩いていく絵が、独特のリズム感を生み出しています。親子で大笑いしたい日におすすめの絵本です。
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子どもの想像力は果てしない!!
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投稿日:2006/02/28 |
食いしん坊のわたしが、子どものころ大好きだった絵本。
初めて見る人にはかなりインパクトの強い本かもしれません。使われているのは黒とサツマイモの皮の色(赤紫)の2色だけ、まるで小さな子どもが描きなぐったような絵柄。鼻も口もない絵なのに、描かれている子どもたちは不思議と表情豊かに見えるし、その元気で奔放な様子といったら! 大きな大きなおいもを堀り起こしたらどうしよう?とワクワクする気持ちが伝わってきて、読んでいるこちらも楽しくなってしまいます。
もちろん、聞いている子どもも楽しそう。おいもで作った怪獣を見ては喜び、テーブルいっぱいに並んだおいも料理を見ては「おいしそう〜」と唾を飲み、子どもたちがおならで宇宙に飛び上がってしまうシーンでは大笑い。長男が3歳になるころに知人からいただいたのですが、すっかりお気に入りの1冊となっています。
全88ページというボリュームと絵本らしくない版型からか、「読み聞かせるなら4歳から」と書かれていますが、ページ数のわりにはサラリと読めるので、2歳くらいから楽しめそうな1冊です。
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食べてみたいな、どんぐりパン。
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投稿日:2006/02/28 |
1983年から始まったロングセラー「14ひきシリーズ」は、とても美しく緻密な絵で描かれた絵本です。細部まで丁寧に描き込まれた森の中の生き物や植物、そのなかで生き生きと動き回る14ひきの個性あふれるねずみたち。文字になっていないストーリーが画面のあちこちで繰り広げられ、開くたびに新しい発見があります。
長男は2歳のときからこのシリーズが大好きでした。昆虫が好きな彼は画面のあちこちに描かれた虫を見つけては、「これなーに?」「なにしゃべってるの?」と聞いてきたものです。
さらに彼は兄弟の一番末っ子「とっくん」と自分を重ねあわせて「これがぼく」と言い、ページをめくるたびに「とっくん」の姿を探して真似していました。眠い目をこすりながらおかあさんに着替えを手伝ってもらっている「とっくん」の様子は、なるほど確かに当時の長男にそっくり。でも今やお兄ちゃんとなった長男、ある時「もう、とっくんじゃ小さすぎるんじゃない?」と問いかけると、「じゃあぼく、どれにしようかな…」しばらく悩んで「このお兄ちゃんがぼく!」。指差したのは、一番上のお兄ちゃんいっくん。ちょっと大きすぎるんじゃない?
読み終えた後には希望に満ちた朝の光と家族のあたたかさ、やさしさを感じさせてくれる、とても素敵な絵本です。でもなにより素晴らしいのは、ねずみたちが作ったおいしそうなあさごはん。こんなあさごはん、一度でいいから食べてみたい!
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ものをつくるということの楽しさと奥深さ
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投稿日:2006/02/24 |
ペレは自分だけの子羊を1匹飼っていた。ある日、自分の服が小さくなったことに気づいたペレははさみを持ち出し、子羊の毛をみんな刈り取った。それをおばあちゃんのところに持って行き……。
自分だけのかわいい子羊から刈り取った毛を、労働の対価としていろいろな大人たちに協力してもらいながら服に仕立てていき、最後にとびきり素敵な新しい服を手に入れるペレのお話。新しい服を身にまとったペレと、そんな彼を見る子羊の誇らしげな表情が印象的。羊の毛を布にし服に仕立てるまでにどんな過程があるのか、その仕事に携わる人たちがどんな暮らしを営んでいるのか、仕事をして対価を得るというのがどういうことなのか。読めば読むほどいろいろなテーマが岩に染み入る水のように心の中に入ってきます。
1回読んだ後すぐに「もう1回!!」となるような面白さが突き上げてくるタイプの本ではないかもしれませんが、じわじわとその良さが伝わるのか、数日おいて長男から再リクエスト。そうやって長い期間かけてゆっくりじっくり味わいながら、ものづくりの奥深さを感じていってほしいお話です。絵がとてもきれい。
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