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あまたろう

せんせい・60代・千葉県、女の子26歳 男の子26歳

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自己紹介
読み聞かせのボランティア20年目。
市内の小学校や保育園・幼稚園で、子どもたちにおはなしを語ったり絵本を読んだりしています。
保育士。

おはなしも絵本も、知れば知るほど奥深い世界。
読書への架け橋として、おはなしや絵本の楽しさを、これからも子どもたちに伝えていきたいです。
好きなもの
・おはなしと絵本
 私たち親子をより強く結びつけてくれた楽しい世界。
子どもは成人し自立しましたが、この活動をライフワークとして今後も細々と関わっていきたいです。
 いずれは、孫に絵本を読むようになるのかな。
ひとこと
この世に、当たり前のことなんて一つもない。
今日という日が、いい日でありますように。

あまたろうさんの声

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自信を持っておすすめしたい 文句なく楽しめます!   投稿日:2006/08/04
ぞうのエルマー
ぞうのエルマー 作・絵: デビッド・マッキー
訳: きたむら さとし

出版社: BL出版
エルマーはちょっと変わったぞうでした。
ぞうなのに、ぞう色をしていない、つぎはぎのまだらのぞうでした。
誰からも愛されている、笑顔いっぱいのエルマーにも、悩みがありました。
「みんなと同じ、ぞう色になりたい」
ある日こっそり群れを抜け出したエルマーは、とある木の下にたたずみ…。

明るい雰囲気に包まれた、楽しい本です。
エルマーの人柄(ぞう柄?)が、絵本のそこかしこから伝わってきます。
色も多彩で、見る者を飽きさせません。小さいお子さんにもいいのでは?
エルマーが、笑いをこらえきれなくなって『BOOO!』と叫ぶシーンには大笑い。
また、最後、さまざまなデザインを施したぞうがどこまでも(…裏見返しまで)続き
(動物たちもその様子をみんな温かく見守っています)、
とっても楽しい気分で読み終えることができました。
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自信を持っておすすめしたい 子どもにウケました!   投稿日:2006/08/04
かさぶたくん
かさぶたくん 作・絵: 柳生 弦一郎
出版社: 福音館書店
サササッと仕上げたようなラフさがいいです。
低学年向けに丁寧に書かなくちゃ、という気負いがない(笑)
伸び伸びとした画風や字体が気に入りました!
かさぶたの種類やでき方、経過などがよくわかりました。
大人の私にも勉強になりました(^^ゞ
この本を読んで以来、子どもたち、すり傷を負っても「かさぶたくんになる」
ことを励み?に、痛みに耐えられるようになったようにも思われ…。(謎)
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なかなかよいと思う 秋の夜長にオススメ   投稿日:2006/08/04
ちいさいねずみ
ちいさいねずみ 作・絵: さとう わきこ
出版社: 偕成社
町に住む、1匹のちいさなねずみとお月さまの物語です。
まんまるお月さまは、すぐそこに見えるのに、いつだって手が届きそうで届かなくて。
幼かった頃の記憶が蘇ります。子供心に、見えるものにはきっと触れられるはずと
信じてた、あの頃。

さとうわきこさんの絵と文章、
『ばばばあちゃん』シリーズとはまた違った趣があります。
町の様子や森の風景を、線だけでこれだけ立体的に描けるなんて、すごいです。
その線を生かした淡い色彩も見事です。
秋の夜長に、ふたたび読んでみたいと思いました。

最後のページ、『つれあい』という表現は子どもにはわかりにくかったようです。
「おくさん」でもよかったのでは…。

それにしても、
お月さま、最後まで、かじられなくてよかったね(^-^)
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自信を持っておすすめしたい 伝えていかなければいけないこと   投稿日:2006/08/04
ひろしまのピカ
ひろしまのピカ 文・絵: 丸木 俊
出版社: 小峰書店
7歳のみいちゃんは、あの日、お父さんお母さんと楽しく朝ごはんを
食べている最中に、被爆しました。
アメリカの爆撃機B29のエノラ・ゲイ豪から落とされた、
人類初めての原子爆弾でした。

そこから先は、まさに地獄絵図の世界です。
命からがら逃げる先には、数え切れないほどの死体また死体…。
被爆地広島の惨状、そして死に行く人々の様子が淡々と描かれています。
写真ではない、しかし写真以上に訴えかけてくるものがここにはあります。
実話を元にしたこのお話には、終わりがありません。
最後に添えられた作者丸木俊さんの言葉が心に重くのしかかりました。

小学校1年生の子どもには難しいかも、と思いつつも、
戦争の悲惨さを少しでも理解してほしいと選んだ一冊です。
どこまで伝わったかはわかりませんが、子供たちは最後まで真剣に聞いていました。
毎年、夏になったら一緒に読もうと思います。

埼玉県東松山市の丸木美術館は、今、存続の危機に晒されていると聞きました。
丸木位里・俊ご夫妻(共に故人)の描いた原爆の図を、もう一度見たくなりました。
いつか近いうちに訪れたいです。
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なかなかよいと思う もしかして、かぶってない?   投稿日:2006/08/03
みどりのくまとあかいくま
みどりのくまとあかいくま 作・絵: いりやま さとし
出版社: ジャイブ
書店で娘が選んだ一冊です。
ほんわかした可愛い絵柄と穏やかなストーリー展開、そして気持ちが温かくなるような締めくくりに満足しました。
赤だけでもいいけれど、緑だけでもいいけれど、両方一緒にあったほうがより素敵。二人で建てた家はその集大成ですね。
最後、空からやってきた天使(赤ちゃんですね!)は、二人の絆を確かなものにし、二人は幸せ一杯、めでたしめでたし…。
(思わずページを見返し、芝刈りしてるみどりのくまが男の子、家事をしているあかいくまが女の子、と気づきました!)

ただ一点、気になったことが。
それは、この本より早く刊行されている『あおくまちゃんとあかくまちゃん』の存在です。
青いもの好きのあおくまちゃんと赤いもの好きのあかくまちゃんが最後に一緒に赤と青の家を建てるというものですが、この『あおくまちゃん…』と『みどりのくまとあかいくま』、どこかかぶってませんか? 
もちろん、作品としては全く別物なのですが。
ただ、別の本を思い出してしまう絵本、というのはどうなんだろう?という疑問が残りました…。
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自信を持っておすすめしたい ゆきむすめはどこへ・・・   投稿日:2006/08/02
ゆきむすめ
ゆきむすめ 作: 内田 莉莎子
絵: 佐藤 忠良

出版社: 福音館書店
『おおきなかぶ』を手がけた、内田莉莎子・佐藤忠良コンビの絵本です。

子どものない老夫婦が、ある雪の日、“ゆきむすめ”(女の子の雪像)を作ったところ、
そのゆきむすめが本当の体温を持った娘になりました。
老夫婦に愛されながら毎日を過ごすゆきむすめは、季節の移り変わりとともに
次第にふさぎ込むようになります。
夏になり、女の子たちに誘われ森へ出掛けたゆきむすめ。
女の子達の興じるたき火越えに、「どうしてとばないの? とぶのがこわいの?」という
言葉に押され、思い切ってジャンプ。そして・・・。

ゆきむすめは、どこへ行ってしまったのでしょう。
ゆきむすめは、このたき火を越えたら自分がどうなるか、あるいは知っていたのかも。
自分を愛してくれた老夫婦に、きちんとお別れをいえないまま空へ消えたゆきむすめ。
それを思うと切なくて・・・本を閉じたあと、静かな余韻が身を包んでいました。

冬から春、そして夏へと移行する季節の描写が、非常に美しいです。
特に、最後のページ、夏の夜空に煙が吸い込まれていく様子などは、
煙の匂いまで感じられるようでした。
ふっと見上げた先にあるあの明るいところへ、ゆきむすめは帰っていったのでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい 地味なのに、はまります   投稿日:2006/08/01
もりのなか
もりのなか 文・絵: マリー・ホール・エッツ
訳: まさき るりこ

出版社: 福音館書店
絵は白黒で、パッと見は地味なのですが、内容がいいです(^-^)

『かみのぼうしをかぶり、あたらしいらっぱをもっ』た『ぼく』が森へ散歩に出掛ける冒頭から、
“何が起こるんだろう?”と期待が膨らみます。
わかりやすく端的な文章に、表情豊かな動物の絵。
動物達はそれぞれが、動物らしく、それでいて人間みたいで。
最後、かくれんぼをしたところでお父さんのお迎えが。
おにの『ぼく』が動物達を見つけられないままお別れで、“えー、これで終わりなの?”という気持ちにさせながらも、『またこんど、さんぽにきたとき、さがすからね!』という『ぼく』の言葉にホッと温かい気持ちになります。
お父さんの登場のタイミングも絶妙で(かくれんぼの前ではいけません。笑)、また、お父さんの「楽しかったのかい? それはよかったね」と言っているような、子供心を理解し包み込んでくれている雰囲気も、良かったです。

読み終わった瞬間、思わずニンマリしてしまいました。
森というキーワード(子どもの冒険心をくすぐる)に、続きを思わせる終わり方。お話全体を通して優しさがじんわり伝わってくる、不思議な魅力を持った一冊です。
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なかなかよいと思う さかなになった気分でどうぞ   投稿日:2006/08/01
にじいろのさかな
にじいろのさかな 作・絵: マーカス・フィスター
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 講談社
まず、表紙に施された銀のうろこが目を引きます。
どのページにも銀のうろこがきらめいていて、眺めているだけでわくわくします。
海底を表す背景は、ブルーであったりグリーンであったり薄紫であったり、
はたまた白であったり。でも、そのいずれもが、“どう見ても海”なんですよね…不思議。
読んでると、自分があたかもそこにいるような、ゆらゆらと揺らめいている一匹のさかなに
なったような気分です。

そんな海底で繰り広げられる、さかなたちのストーリー。
にじうおは、自分の銀のうろこを1枚あげるたびに、友達が増えていく。
では、銀のうろこがなかったら、友達にはなれなかったのか?
そうではないはず。そのことに、にじうお自身、きっと気づいたはず…。

この本を読んだ子供達が、例えば「一人で威張ってたら友達はできないよね」とか
「みんなと仲良くしないといけないよね」とか、
(作者が意図するところを)寸座に理解できなかったとしても、それはそれで、
ただ単に「きれいな絵本だなー」と感じられれば充分、とも思います。
キラキラしたうろこの美しさとともに、この絵本の存在は、
きっと、時間を経て心の隅にゆっくりといかりを降ろすように思えるのです。

にじうおの銀のうろこはみんなにあげて最後に1枚だけ残ったのだけれど、
よく見ると、にじうおの背びれ・尾ひれのキラキラはそのままです。
それを見た時、なぜかホッとしました。
本当に銀のうろこ1枚だけになってしまったら、ちょっと可哀相だったので。(笑)
みんな同じで、みんな違う。個性っていうのはそういうことなんだろうなぁ、って…。
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ふつうだと思う えっ…?   投稿日:2006/08/01
ぼうしのおうち
ぼうしのおうち 作・絵: エルサ・ベスコフ
訳: ひしき あきらこ

出版社: 福音館書店
まず、絵がきれいです。線が柔らかく、色彩が美しいです。
このまま、1枚1枚、額に入れて壁に飾ってもよさそうな…。
ベスコフの絵の美しさには定評があるようですが、
これまでに見たベスコフの絵本の中では、絵柄に関しては特に気に入りました。

ストーリーを追っていくと、楽しいところも多々あります。
留守番中の子供たちが、おかあさんに喜んでもらおうと煙突掃除をしたものの、服が真っ黒になってしまい(思わず笑ってしまいました)、それをどうしたものかとあたふたしているシーンだとか、
おかあさんが、あふれんばかりのワタスゲを船に積んで帰ってくるところとか、微笑ましい場面も多いです。

ただ…、この終わり方にはちょっと首を傾げてしまいました。
なぜ、小人のおじさんが、子供たちのおかあさんに求婚するのか? しかも、このおじさんは年齢的にはかなりおじいさんに近いと思われ…まさかそんな展開になろうとは思いもしなかったので、正直、びっくりというか、ぶったまげました。
最後に『というわけで、このおはなしはめでたしめでたし。』とあるので、“そうか、ハッピーエンドなのか”と自分を納得させるしかなかったのですが(笑)、
まぁ、これは大人から見た感想で、子ども達は黙って聞いていましたので、それほど違和感はなかったのかな?とも思います。

欲をいえば、結婚式のシーンで、子ども達がもっと喜んでいる様子が見えたらよかったな、とか、山ほど持ち帰ったワタスゲで新しく作った服を子どもたちに着せるまで見せてほしかったな、とか、細かい?希望はありますが、
基本的には、絵がきれいなので「ま、いいか!」という感じです。(笑)
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自信を持っておすすめしたい ハリーの自己主張がわが子のそれと重なって   投稿日:2006/08/01
ハリーのセーター
ハリーのセーター 作: ジーン・ジオン
絵: マーガレット・ブロイ・グレアム
訳: わたなべ しげお

出版社: 福音館書店
おなじみ、どろんこハリーの続編です。

1ページごとの絵と文章のバランスがいいです。
絵を存分に見せつつ、文章の長さも適当で、聞き手だけでなく読み手も一緒に楽しめます。

おばあちゃんから贈られたセーターが、1本の糸になったのち再び同じ柄の鳥の巣になる
という展開には、「そんなわけない」と思いながらも、笑みがこぼれました。
(それを見たおばあちゃんが気を悪くしなかったのも「えらい」と思いました。笑)

ハリーの行動はいつもどこかはちゃめちゃだけど、子どもの持つ無邪気さと相通ずるものがあり、
…だから憎めないんですね。しょうがないなー、と言いながら苦笑いしてる感覚、かな?
お話の中でも、そんなハリーを家族はいつも温かく見守っている。その安心感
(ハリーは愛されている、という)こそが、この絵本の根幹なのかもしれない、とも思います。
登場人物に悪者がいないところも気に入っています。

最後、おばあちゃんが新たに贈ってくれたセーターを、ハリーが気に入ったというくだりで、
「え、そうなの?(どんなセーターだろう)」と興味がむくっと湧き、
『それもそのはず、』以降を読んで、思わず大笑いしてしまいまいした。なるほど!
どろんこハリー同様、読み終わったとき、とってもあったかい気持ちになれる本です。
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