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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 熱心に、いろいろ面白く調べてくれています。   投稿日:2017/09/01
ひらめき!食べもの加工 おもしろ実験アイデアブック
ひらめき!食べもの加工 おもしろ実験アイデアブック 著: 岡本 靖史
出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
【内容】
グミ、炭酸水、ジャム、ガム、納豆、燻製…普通はお店で買ってくるようなものを、自分で作ってみよう。いろんな材料や味付けに挑戦。あり得ない組み合わせなのに、意外とおいしかったり、逆によさそうだと思ったのにダメだったり。食品をつくるのは冒険だ!
家庭で簡単に、安全にできる方法で楽しみながら食品をつくってみる本。自由研究などにおすすめ。

【感想】
どの実験も、オヤジ(筆者)が頼まれもしないのに、あれこれいろんな味付けや材料、方法を楽してみてくれている。例えば、グミを作るとき、果汁100%ジュースを使うのは普通。ジュースの味を変えるのではなく、梅干しとかビールとか、味噌とか、あり得ないものをやたらに試しているのが、驚きだ。どうしちゃったのだろう?
「まずいと思ったけど、意外とおいしかった。」「予想通り(ひどい味)」など、結果はまちまちだが、オヤジのチャレンジ精神というか、サービス精神とういうべきか、わけのわからないテンションの高さと炸裂するやる気エネルギーに圧倒される。
こんな愉快なオヤジがいたら面白いだろうけど、子どもたちは意外とクールに見守っている。子どもの方が大人の態度で、笑える。

早速、サイダーを作ってみた。松の葉がないので、バナナなどの他の材料で、味がましな感じにできそうなものを応用してみた。なかなか炭酸が湧いてこなくて、苦戦したが、そこそこのものが出来上がった。こんどは無難なところでグミを作ってみよう。
こういう「子どもと一緒に実験する本」は、意外と大人になってからのほうが楽しめるのかもしれない。素直に、童心に返って、子どもの自分と遊んでみた。
今年は頼まれもしないのに、勝手に夏休みの宿題の自由研究をやってみた。子どものころの自分に差し入れしてあげたい気持ちだ。
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自信を持っておすすめしたい 地獄の一番いいところをご紹介!   投稿日:2017/08/25
地獄めぐり 針山つなわたり
地獄めぐり 針山つなわたり 作: 沼野 正子
出版社: 汐文社
【内容】
地獄めぐり、第2弾。閻魔庁から小鬼のガイド付きで、地獄めぐりをはじめたキクマロとミルメちゃん。
前回は八大地獄の「等活地獄」を見学。あまりの恐ろしさに驚きつつも、後には引けない。2番の「黒縄地獄」〜5番目の「大叫喚地獄」まで一気にめぐる。それぞれの地獄の特徴と、どんな人がそこに行くかを簡単にわかりやすくレクチャー。古典作品「今昔物語」の地獄のお話も楽しめます。

【感想】
豪華な地獄の絵本。極彩色の、やや汚い系の絵が生々しくおぞましい地獄のありようを、容赦なく表現している。
今回は、地獄の中間地点を旅して、いろいろな地獄を見学した。生前に犯した罪の内容によって、落ちる地獄が違う。とにかく痛い、熱い、汚い、臭い、怖い、等の辛い事が満載。「絶対に悪いことはしません!」と心から誓える事、請け合い。

2作目のこの絵本は、地獄のちょうど真ん中くらいの様子を、延々と容赦なく描いている。途中に今昔物語が、コラム的に入っているが、やはり「悪いことをしたら容赦なく厳罰」という話で、しかも自分の親が悪いことをした場合や、お坊さんなど悪いことをしてはいけない立場の人が悪さをした場合など、始末に負えない話がナイスチョイス。
更に、悪人を苦しめている極卒の皆さんが、全員楽しそうに仕事をしているので、良い職場なのだろう。あの世にも職安があるのだろうか。極卒は人気の職業なのだろうか。
私もご先祖の地獄の偉い人に、安全な招待状を頂いて、地獄めぐりに行ってみたいと思う。(無事に帰ってこられるなら)
第3弾も楽しみ♪
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自信を持っておすすめしたい 絶対に悪いことはしません!と、心から誓えます。   投稿日:2017/08/25
地獄めぐり 閻魔庁から
地獄めぐり 閻魔庁から 作: 沼野 正子
出版社: 汐文社
【内容】
お寺に飾ってある地獄絵に衝撃を受けた小野キクマロ。何故地獄があるのか?などの疑問を抱くと、丁度いいタイミングで地獄から招待状が届いた。見学に来てもいいという。案内役の小鬼と共に八大地獄を順番にめぐる。今回は地獄の入り口と最初の「等活地獄」まで。

【感想】
丁度、お盆の時期に眺めていたので、臨場感あふれる読書となった。
地獄が実際にあるかどうかは、さておき、悪いことをした人が死後に大変な目にあうという話は必用だと私は思う。自分だけよければいいと思っていたら、現実が地獄になってしまう。

迫力のある汚い感じの絵が、地獄の恐ろしさを強調している。地獄に落ちた人には、落ちるだけの理由があるのだ、という感じがでている。人の心には浅ましさ、狡さ、残酷さ、身勝手さ等々、いろいろな悪い部分もあるが、そういう悪想念が画面いっぱいににじみ出ている感じがして、雰囲気が出ている。
おどろおどろしい作品なので、もし、自分が子どもだったら、怖いもの見たさで絶対見ると思う。

自分が子どもの頃はホラー作品がブームだったらしく、やたらに恐ろしい描写の漫画や映画が流行っていた。やたらに人間がぐちゃぐちゃになるシュールな作品が多くて、夜中に思い出してうなされていたことを思い出してしまった。
いつの時代でも怖い作品というのは、人の心を魅了するのだと思う。
やっぱりダメなことはダメだ、としっかり心に刻んでおく必要は、いつの時代も必要。
地獄絵は、教育的な意味合いが強いと思う。地獄をテーマにしたこの絵本も、そうだと思う。ただ、かなり刺激が強いので、取り扱い注意!?
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自信を持っておすすめしたい お風呂につかった後のような絵本。   投稿日:2017/08/23
絵で見るおふろの歴史
絵で見るおふろの歴史 作: 菊地ひと美
出版社: 講談社
【内容】
奈良時代〜現代まで、お風呂の形や入り方を絵で辿っていく絵本。
見開きいっぱいに当時のお風呂の様子が描かれ、簡単な文章が添えられている。だんだんと人々の様子や風呂釜の様子が変わって行く。暮らし方や技術、文化などがゆっくりと変わって行く様子が、ぼーっと眺めているだけでわかってくる一冊。


【感想】
やわらかく、温かい日本画のほんのりとした雰囲気に包まれ、まるで適温のお風呂にゆったりとつかっているような絵本。ぜひ体験してみてください。
昔、お風呂に入るのはとても大変だったようで、お寺や身分の高い人しか入れなかったらしい。庶民がお風呂に入れるようになったのは、江戸時代から。最初はサウナのような蒸し風呂で浴衣を着て入ったとか、男女混浴だったとか、今とはずいぶん違うのが面白い。特に印象に残ったのは、移動式のお風呂屋さん。船が銭湯になっていて出張して来たり、浴槽を運んで人のいる場所で商売したり。アイデアが素晴らしい。
昭和初期あたりの家庭のお風呂では、昔、実家で使っていた風呂釜があって懐かしかった。アパートを借りた時に使っていたバランス釜(昭和40年代だそうで)も、いろんな思い出を呼び覚まします。

この絵本は昔から現代に向かって進んでいきますが、逆に現代から昔に向かってページをめくっても楽しい。タイムスリップしていく感じが味わえます。どっちから読んでも楽しいという、珍しい絵本。
ふんわりした絵にも癒されます。お風呂で読んでもいいかも?大人にもぜひおススメしたい。
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自信を持っておすすめしたい 大切なことを教わった一冊。   投稿日:2017/08/23
世界のともだち(12) カンボジア スレイダー 家族と生きる
世界のともだち(12) カンボジア スレイダー 家族と生きる 文・写真: 古賀 絵里子
出版社: 偕成社
【内容】
カンボジアの首都プノンペンの郊外の村で暮らす家族。スレイダーは三人姉妹の真ん中。家は1階で食料品の売店を営んでいる。小学校に通う少女の様子を、美しい写真で紹介する。

【感想】
2012年〜2013年ごろに撮影されたと思われるカンボジアの農村の風景は、緑がしたたるような圧倒的な自然の豊かさ。人々は一生懸命に働いても貧しいままなのに、とびきりの笑顔で写っている。子どもたちは写真撮影に興奮して、ワイワイ楽しく集まって来ている。みんなのおしゃべりが聞こえてきそう。

印象に残ったのは、小学校の様子。ほとんどの子は制服が買えないから、学校のルールに従った格好で登校している。上は白いシャツ、下は女子は紺のスカート、男子は紺のズボン。多少ワンポイントが入ったり、袖や襟の形がまちまちだったり、色も濃い紺から青に近い色まで様々だけど、遠くから見るとそれなりにまとまっているように見える。

自分が子どものころ、友達でとても貧しい家の子がいた。兄弟が多かったから、体操着を使いまわしていて、おさがりのおさがりを着ていた。色が褪せて、つぎが当たっていて、毛玉が出て、いかにも貧乏な感じだった。日本でも決して、みんなが学校が決めた制服を買えているわけではなくて、結構、無理して買っていたり、卒業した親戚などからもらったりしてどうにかしている家庭もある。

この絵本を眺めて、カンボジアの学校みたいに、色と形だけ決まっていたら、家にある服を工夫して使えるから負担が少なくていいと思った。
制服も、暮らしも、おおらかで、貧しくても、楽しく明るくやっているカンボジアの人たちの様子に癒されました。大事な事を教わったと思う。
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自信を持っておすすめしたい 奇想天外な展開に、手に汗握る名調子   投稿日:2017/08/13
(新)少年探偵・江戸川乱歩(8) 怪奇四十面相
(新)少年探偵・江戸川乱歩(8) 怪奇四十面相 作: 江戸川 乱歩
絵: 藤田 新策 佐藤 道明

出版社: ポプラ社
【あらすじ】
獄中から大胆にも挑戦状を出す、怪人二十面相。二十ではあきたらず、自ら四十面相と改名してから、脱獄する。黄金のどくろを捜す秘密の集まりに
変装して参加した四十面相と、小林少年と明智探偵の戦いが始まる。
ユーモラスで奇抜な変装術が冴える、少年探偵団シリーズ8冊目。

【感想】
いったい何が起きるかわからない、奇想天外なミステリー。子ども向けに書かれているので、極端に残酷な描写がなく、刺激がマイルドで私向け。
(カレーに例えれば、甘口〜中辛くらい)
いろんな変装が出てきて、四十面相と小林少年の知恵比べが息つく暇もなく次々と展開される。50年代に発表された作品というが、古さを感じさせず、その世界観に浸り、一気に読み終わってしまった。乱歩先生の名調子は、今回も冴えている。
暗号の解読や、トリックを考えながら物語を読み進める楽しさもあり、ミステリー好きにも、ミステリーが苦手な人にもおすすめできます。読みやすいので。
毎度、このような謎を考え付く乱歩先生の素敵なアイデアに感動する。読者に常に語りかけるので、自分も少年探偵団(チンピラ別動隊)の一員として作品に参加しているような気持ちにもなる。読者のみなさん…と語りかけられると、何故かちょっと嬉しい。

作品も楽しかったが、巻末の解説も面白い。
中島河太郎さん(文芸評論家)の、鋭い指摘に思わず笑ってしまった。
詳しいことは、是非とも作品を読んでみてください!
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自信を持っておすすめしたい 「おめでたいコアラ」「いじらしコアラ」…意味がわかりますか?   投稿日:2017/08/09
かざることば(A)
かざることば(A) 監修・制作・絵: 五味 太郎
出版社: 偕成社
【内容】
物の形やありさまを、言い表す言葉を、形容詞と言います。
形容詞を256個集めて、どんな風に使うのか、絵で説明した言葉の絵本。
見るだけで、楽しく言葉を覚えられるご機嫌な絵本。

【感想】
結構知らない言葉があって、勉強になってしまった。
言葉をわかりやすく覚える教材として、素晴らしいと思います。イラストがあるので、どんな状況かすぐにわかります。でも、小さい子どもには難しいと思える言葉もいくつかあるので、実際に言葉の学習に使うのであれば、内容を説明する必要があるような気がします。

勉強に使わないで、単純に見ているだけでも楽しいのですよ。絵の力で、なんとなく意味がわかってしまいます。ページをめくるたびに、お利口になってしまう木がして、そんな自分の才能が恐ろしい(と、一人悦に入れる工夫が絵本にしてあります

それぞれの絵が、一枚だけで独立しているのですが、この絵から更に物語が続いていきそうな感じがする。想像力をかきたててくれる。これ一冊、じっくり見ていたら、たくさんのお話ができそうな気がしてしまう。そんなに気になると、夜も眠れません。
何度も繰り返し見たくなる絵本です。あまりうまく説明できないので、是非とも、絵本を見てください。
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自信を持っておすすめしたい 三国一の粋な絵本   投稿日:2017/08/09
お江戸決まり文句
お江戸決まり文句 作: 杉山 亮
絵: 藤枝 リュウジ

出版社: カワイ出版
【内容】
江戸時代から現代の時代劇まで、名文句、決まり文句を集めて紹介する絵本。こんな時に、実際につかってみよう!と思えるように、使う気持ち満々で紹介されていますので、是非とも、声に出して、実際の生活の中で使ってみましょう。粋でいなせなカッコいい子どもになれる事、間違いなし。

【感想】
こんな「実用書」初めて。
名文句は、「くわばらくわばら」から始まって、「これにて一件落着」で終わる。落語や時代劇などでお馴染の名文句だが、あらためてその面白さに気が付いた。また、意外と間違って意味を覚えている言葉も多かった。大人も結構勉強になる一冊。
個人的に好きな言葉は「けつまくっちゃうよ」。昔は着物で生活していたけど、あぐらをかいて座り込んでがっちり頑張ってしまう時に使うという。江戸っ子の覚悟がうかがえる名文句。飽きっぽい、根性のない私は是非とも、このようにしっかりと物事を頑張ってみたいものだ。
もうひとつ、是非とも使ってみたいし、聞いてみたいのが「春雨じゃ、濡れて行こう」。多少の雨なら、傘などささずに、雨を楽しんで歩こう…というふうな、やせ我慢系の言葉。あまりザーザー降りで、こんなことを言っていたらおバカさんだけど、ちょとした雨くらいどうってことないさ、とやれる人ってたくましくて、カッコいい。惚れちゃうかもね。
他にも名前を聞かれた時に、「問われて名乗るもおこがましいが」と言うってぇのも、そんな幼児があったら面白い。時代劇が流行ると、こういうギャグも理解されるからいよねぇ。
いづれにしても、こどもがこんなセリフを言って遊んでいるなんて、粋でいなせじゃないですか。
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自信を持っておすすめしたい イカした作品です。   投稿日:2017/08/09
だいおういかのいかたろう
だいおういかのいかたろう 作・絵: ザ・キャビンカンパニー
出版社: 鈴木出版
【あらすじ】
雪の降る日、少年が園に向かう途中、池にダイオウイカのいかたろうが凍っているのを発見する。
いかたろうが海へ帰れるように、イカしたアイデアを出して、園の先生や仲間たちを協力して大きなポットをもっていくが…
ファンキーないかたろうと、元気いっぱな幼稚園児の楽しいお話。

【感想】
展開がファンキーすぎて笑える。絵も独特の華やかな素敵な雰囲気。どこの国だかわからない感じで、絵をあちこち見ているだけでも楽しめる。
夢中になって踊っていたら、海から川をさかのぼり、池で凍ってしまった…そんな風に、夢中になれるものがあるなんて、いかたろうは幸せ者である。と、同時に困ったちゃんでもある。
しかし、いかたろうを救出する事で、幼稚園の(これが月謝が高そうな幼稚園なのだ)みんなの結束が強まり、日ごろの運動不足も解消し、楽しく遊べたからいいのだろうか。アーティストも世の中の役に、特に、子どもの役に立つのだ。改めて、アーティストに感謝した。

さておき、眺めているだけで楽しい気分になれる一冊です。
どうでもいいけど、やけに盛り上がる、ユーモアたっぷりで、心が潤います。
イカ踊りの詳しいやり方も公開しているので、実際にやってみてください!でも、夢中になりすぎないようにね。
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自信を持っておすすめしたい 幻想のために子どもが犠牲になる現実   投稿日:2017/08/04
ふたりユースケ
ふたりユースケ 作: 三田村 信行
絵: 大沢幸子

出版社: 理論社
【あらすじ】
父の仕事の関係で引っ越したユースケは、数年前に溺死した同じ名前の少年の生まれ変わりにされてしまう。神童とよばれた故ユースケに近付くために、常に限界を超えた努力を求められ、一挙手一投足がことごとく監視されるユースケ。普通の少年でしかないユースケはだんだんと周囲の期待が重荷になっていき、そして…

周囲の勝手な思い込みや幻想の犠牲になっていく少年をリアルに描く、恐ろしい話。

【感想】
村人同士の見栄の張り合い、大人の身勝手な思い込みによって、自殺にまで追い込まれる少年の姿は、物語というよりも、ドキュメントに近い。リアルな話だった。誰も明確な悪意があるわけではないが、最終的には少年を死に追いやってしまう。仮面をつけて、大人の期待のままにすべての言動をコントロールして、演技をし続けるようにしてしか、生きられなかった故・ユースケの痛ましさが胸を刺す。
これは、子どものために書かれた物語だが、大人が読んでも十分読み応えがあると思う。
この話と似たような出来事が、おそらくいろんな場所で起きているのだろう。親の期待、周囲の期待を裏切れないために、少しずつ命を削っていくように生きる人がいることを改めて思った。いい人で、気が弱くて、嫌とは言えなくて、ついついペルソナを生きて、そのうちおかしくなってしまう人たち。筆者は、子ども向けに優しく描いてくれているが、私には、この物語に似た苦しみを味わっているたくさんの人の顔が見えてくるようで、寒気がした。

醜い見栄の張り合い、大人の狡さ、子どもたちの純真な残酷さ、流れに巻き込まれる恐ろしさ…それらがしっかり描かれており、かなりハードな読書体験となった。ぜひ、勇気をもって読んでみて欲しい。リアルに怖いですよ〜
参考になりました。 0人

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