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はっけんずかんプラス 妖怪

はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)

しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

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soyosoyowind

ママ・50代・大分県、女の子17歳

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自己紹介
NPO法人絵本で子育てセンター主催絵本講師養成講座第3期修了と同時に長女を出産。娘在胎中から一緒に絵本を楽しみながら過ごしてきました。一冊の絵本を通して、子どもの成長や興味の対象を知ったり、親子に共通する趣味や価値観を見出したり、普遍のものを実感したり…そんな毎日を楽しんでいます。

娘と私の時間をキラキラ彩ってくれた大好きな絵本たち

公開

soyosoyowindさんの声

184件中 11 〜 20件目最初のページ 前の10件 1 2 3 4 5 ... 次の10件 最後のページ
なかなかよいと思う 前向きな強い気持ちが伝わってくるようです。  投稿日:2012/08/21
タンポポ あの日をわすれないで
タンポポ あの日をわすれないで 作: 光丘 真理
絵: 山本 省三

出版社: 文研出版
震災の時、娘は4歳になったばかりでした。九州の山間部に住んでいることもあり、地震も津波も放射能汚染も、どこまで感じ取ることができるのか、また、私自身も、どこまで感じ取れているのか、自身がありません。
行ってきまーす…お父さんや弟に手を振って、スクールバスに乗り込む主人公のまいちゃん。バスで仲良しのさきちゃんとおしゃべり。
「いつもの一日が始まって」いたはずでした。
ところが、午後、国語の授業の時間に 経験したことのない大きな地震が突然やってきました。
ここから、恐怖、不安、突然の、あまりの変化への驚愕、そんな思いが、淡々と描き出されていきます。
自衛隊の人がお風呂を沸かしてくれ、ボランティアのかたが豚汁を提供してくれた中、白い湯気の中で人々に笑顔が戻ったこと。
一ページ一ページの絵が、ひとこと、ひとことの文が、重くなりすぎず、けれど、子どもの小さなこころの変化を的確に伝えてくれるよう感じます。
まいちゃん、さきちゃんのふたりも、身の周りの沢山の人達や、かわいがっていた家畜が命を奪われました。お父さんと弟を失ったさきちゃんは遠くへ転校することになりました。
たんぽぽの咲く校庭で二人は、そんな亡くなった命たちへたんぽぽの花をお供えしながら、再会の約束をします。さきちゃんの、「泣いているような笑顔」はやがてにっこり笑顔に変わります。運命を受け入れ、強く行きていこうとしている子どもの力強さを感じました。
しかし、実際に被災された方々が読んだら、ひょっとしたら、「こんなもんじゃない…」と本を閉じたくなる方もあるのかもしれないな…とも思いますが、作者があとがきで「明るい笑顔の花があちこちに咲くように願って」と書いてあるとおり、娘には この本の、たんぽぽのような強い生命力、明るい前向きな思いが伝わったようです。
「わたし この本、おとなになっても ずーっと好き」
そう言いました。
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自信を持っておすすめしたい どうしたの、なにがかなしいの  投稿日:2012/08/11
どうしてかなしいの?/どこにいるの?
どうしてかなしいの?/どこにいるの? 作・絵: マイケル・グレイニエツ
訳: ほその あやこ

出版社: ポプラ社
2つのストーリーが真ん中でひとつにつながる物語。
それぞれの物語はとてもシンプルで、テディベアを公園でなくしてしまった女の子、テディベアを公園で見つけた男の子の、心の動きを描き出しています。
毎日 うさぎのぬいぐるみを妹のようにかわいがって一緒に寝ている娘は、女の子の気持ちにはすーっと感情移入したようでした。しかし、悲しそうな顔をしたテディベアを力づけよう励まそうと、いろんなことを試みても、自分ではダメなんだね・・・と悲しい思いをする男の子のほうの気持ちは、小さい子供にはちょっと重い心情かもしれないと感じました。
どちらから先に読むか…。私は男の子のほうから読むほうが好きだな。
悲しい顔をした男の子に女の子がかけたことば「どうしたの、なにがかなしいの」と、男の子がテディベアに最初にかけたことばがリンクしているところに、ハッとします。
そして、2つのストーリーがひとつになる結末の、三日月のシーソーのページはとても印象的で、美しいです。
私たち自身のなにげない日常も、あるひどこかで、思いがけず、誰かとつながるのかもしれない…そんな予感をも漂わせる作品です。
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なかなかよいと思う 一人よみ事始めに…読みやすいと思います  投稿日:2012/08/11
そらとぶカカシ
そらとぶカカシ 作・絵: スズキ コージ
出版社: 福音館書店
今回は私が読んでやりました。私自身はスズキコージさんは好きなのですが、個性が強い作家さんなので、この作品ならとっつきやすいかな、と選んでみました。
カカシにスポットを当てて語られたストーリーですが、実は、お百姓のおじいさんへの皮肉が込められています。
ぐるぐる旋回して最後にカカシはどこまで飛んでいったんでしょう…娘はいろいろ想像していました。
「天国まで飛んでいったのかなぁ?」
「ぐるぐる回りながら私のところに飛んできてグサって突き刺さるのかなぁ…?」
そして、自分で気が付きました。
「あーっ、ここに見つかった!!」
・・・・絵本は、裏表紙を閉じたところまで、すべてが「作品」ですね。(笑)
楽しめます。
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自信を持っておすすめしたい この発想!  参ったー(@@;)  投稿日:2012/08/10
キャベツがたべたいのです
キャベツがたべたいのです 著: シゲタサヤカ
出版社: 教育画劇
西日本読書感想画コンクール課題図書のコーナーにあったこの本を何気なく手にとってみたら…
のっけから衝撃でした。
いもむしに、蝶に 記憶があるなんて! 感情があるなんて!
思いもかけない発想にまず目からうろこです。なんて斬新!
蝶になってしまうと、いもむし時代にあれほど食べていたキャベツが、なるほど食べれられない。言われてみればそのとおりですが、だからと言って、こんなところに気がついてこういう切り口で描いてくる物語って、これまであったでしょうか?!
なんとかキャベツが食べたくて、たどりついた八百屋さん。
この八百屋のおじさんには、蝶の嘆きがきこえたのです。
まかせとけ、とおじさんが作ってくれた「特製ジュース」。
この特製ジュースの秘密は、最後の最後に明かされるので、見落とさないように…(謎笑)
5歳娘と一緒に大爆笑。
チューチューとジュースを飲む蝶たちの姿に笑い、思いもよらない蝶の変態にまたまた笑い、この様子をかげから見ている者たちに笑い、幸せそうな八百屋のおじさんたちの姿にまたまた笑い、本物は誰だ?と探して笑い…もう、文句なしに楽しませてもらいました。
以来娘は「わたしのねがいはただひとつ。○○したいのです」というのがキメゼリフになっています。
キャベツ畑に行って耳を澄ますと、「シャッキリムシャムシャ シャッキリムシャムシャ」という音があちこちから聞こえてきそうな気がします。
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なかなかよいと思う のみのぴこみたいね〜  投稿日:2012/08/10
これはおひさま
これはおひさま 文: 谷川 俊太郎
絵: 大橋 歩

出版社: 復刊ドットコム
小さな頃から 絵本を読むときは必ず 作者名と出版社名も一緒に読んできかせていました。
5歳の娘はすぐに、のみのぴことおなじ人が書いたことに気づきました。
のみのぴこは 平面をずーっとつないでつないで 違う場所の違う猫の背中に棲んでいるのみのぷちにつながりましたが、こちらは、上から下へ、そして私達の体の中へと、つながって、「環」になります。
明るく命の力強さを感じる絵がとても気持ち良く、この詩にマッチしているように感じました。
一度読んだら忘れられない絵本になりそうです。
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自信を持っておすすめしたい 田島さんの身体を通って筆から発せられた声は  投稿日:2012/08/08
日・中・韓平和絵本 ぼくのこえがきこえますか
日・中・韓平和絵本 ぼくのこえがきこえますか 作: 田島 征三
出版社: 童心社
何万、何千万人もの、戦争で身体をなくしてしまった、伝えたい思いを沢山抱えたまま、声を、伝えるすべをなくしてしまった人の魂の叫びが、そのまま田島さんの筆のタッチを通して、見る人読む人に訴えかけてきます。
この絵本の発売を知ってから、なぜか絶対に買わなければ!…という思いに駆られました。
この本を読みなさい…そう私に呼びかけてきた「ぼくのこえ」。
それは写真でしか見たことのない、遠い南の島で身体を失った私の祖父の声だったのかもしれません。
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自信を持っておすすめしたい おんがくにはまほうがあるんだ  投稿日:2012/08/08
くまの楽器店
くまの楽器店 作: 安房 直子
絵: こみねゆら

出版社: 小学館
もともと「幼稚園」という雑誌に昔一話ずつ掲載された安房直子さんの童話をもとに、こみねさんが絵を描いたものだそうで、緑色のベレー帽をかぶったくまの醸し出す雰囲気がとても素敵です。
4話の中で娘が特に気に入ったのは、音楽を聴かせるとぶどうが甘くなるというお話。「こまった こまった」と呟いていたおじさんが「よかった よかった」といいながら現れるところが特に印象的だったようです。
「音楽には魔法があるんだ」と娘は言いました。
安房直子さんの作品を意識して読んだことがなかったのですが、この出会いをきっかけにもっともっと他作品を読んでみたくなりました。
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なかなかよいと思う 読み手の配慮が必要?  投稿日:2012/08/07
おたまじゃくしの101ちゃん
おたまじゃくしの101ちゃん 作・絵: かこ さとし
出版社: 偕成社
娘が幼稚園から夏休みに借りた絵本のひとつ。私の子供時代からある絵本ですが、細かいストーリーは忘れていました。
寝る前に読みました。
101ぴきの子沢山のお母さんは、今日も、1.2.3.....98.99.100と、子供たちがみんなちゃんといるか確認奮闘中!ところが、101ちゃんがいません。
101ちゃんを探しまわったお母さんは101ちゃんを救おうとザリガニとタガメの争いに巻き込まれてしまいます。このへんは絵も、かなり怖いです。
このあたりまで読み進むと隣にいる娘が息を荒げているのがわかりました。かなりドキドキしている様子です。
これはちょっと強烈過ぎたのかな・・・と心配になり、娘の脚やお腹、胸のあたりに手を触れてやりながら読み進めました。
娘は「お母ちゃんがしんじゃった」とおたまじゃくしたちが泣き叫ぶところでは、ほとんどもう泣く寸前でした。
集団読み聞かせよりは、お父さんお母さんが子どもに読んでやってほしい…後ろから抱っこして読んでやる、並んで寝転がって読むにしても、身体に手を触れてやりながら読むなど配慮をしてあげてほしい本だと思いました。





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自信を持っておすすめしたい けんかばかりするほうがばかばかしい!  投稿日:2012/07/27
しあわせな ふくろう
しあわせな ふくろう 作: ホイテーマ
絵: チェレスチーノ・ピヤッチ
訳: 大塚 勇三

出版社: 福音館書店
読後、娘が口にした感想です。
けんかばかりしてたらお友だちは増えないし、いなくなる。その方がまったくばかばかしい!そんな暮らしのほうがしあわせなんて、そんなことばかばかしい。
読み終えて、裏表紙を閉じたそのすぐ後のことでした。
静かなストーリーだし、眠る前に読んだもので、いつも感想など訊ね もしないし、彼女も、楽しかった、おもしろい、くらいしか口にしないので、彼女のこのちょっと怒ったような反応は、意外でした。

ふくろうのいちまいいちまいの羽の色や模様など、とても美しく芸術性の高い絵本だと思いました。

違う価値観を受け入れるのは難しいこと。
けれど、生きていくのは、違う価値観を持つ人たちもいるのだということを受け入れていくことなんだ、、、と、いつか娘も知るでしょう。その時、彼女の心にこの絵本が浮かぶのかもしれません。
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なかなかよいと思う 小さい子にも、年長児にも、楽しそうです!  投稿日:2012/07/19
いろいろ ばあ
いろいろ ばあ 作: 新井 洋行
出版社: えほんの杜
お絵描きが好きな娘5歳。幼稚園でブルーベリーを描こうとして、色がないので、マーカーの色を混ぜ合わせて色を作ったそうです。小さい子向けの絵本ですが、5歳の彼女にもヒットでした。
絵の具を混ぜ合わせると違う色が出来ることを知る、お絵描きの時間の前の導入にも楽しそうな絵本です。
読み手も聞き手も、ページをめくるのがわくわくしますよ。
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