ママさんがにぎにぎにぎ・・・と作ったおにぎりさん。その中で、1番小さいのが「ちびころ」ちゃん。そして、パパさんがぎゅっぎゅっぎゅっと、作った、ごろんとおっきなおにぎり、「でかころ」ちゃん。
できたてほかほかのちびころちゃんのところへ、「おいしい おいしい うめぼしが できたから、あそびにきなさい。」と、おじいちゃんおにぎりからお手紙が届いたよ。 ちびころちゃんたちは、みんなでおじいちゃんちへ遊びにいくことに。たけかごバスの「がんたたくん」に乗って、さあ、出発!
おじいちゃんちの蔵には、保存食品がたくさん。味噌に梅干し、乾物。体にとってもいい保存食っていったいどんなもの?
ふんわり、ころんと優しいフォルムのおにぎりさんたちがとっても可愛い「ちびころおにぎり」シリーズ。3作目では、日本の伝統的な食べ物について知ることができます。小さな子どもでも、お話の中で「食」について自然に学べるのが、うれしいですよね。でかころちゃんの体の大きさが巻き起こすドタバタ劇に笑っているうちに、いつも何気なく口にしている食べ物がもっと身近になっちゃいます。
それにしても、ちびころちゃんたちの美味しそうなこと!特に「なかみはなあに?」とみんなの具を教え合うシーンは、食いしん坊にはたまりません。ちょっとめずらしいおばあちゃんおにぎりの中身や、大きな大きなでかころちゃんの中身がいったい何だったのかは、本を開いてのお楽しみ!
本を閉じたら、ちびころちゃんやでかころちゃんを、作ってみたくなりますよ。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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