ノイは、うみのそばで、おとうさんと6ぴきのねこと暮らしています。あらしの次の日、はまべにうちあげられていたのは、ちいさなクジラ。ノイは、いそいでおうちにつれて帰って、クジラがくつろげるように工夫しました。クジラは、さびしかったノイのよき話し相手になりました。やがて、おとうさんがかえってきて......
父親がでかけている間は、一人ぼっちの少年ノイでした。
浜辺に打ち上げられた子どものクジラに、ノイは自分自身を重ね合わせたのですね。
表現力豊かな絵に引き込まれて、ノイの気持ちがとても共感できます。
それだから父親の気づきも鮮明なのでしょう。
父と子しか登場しない絵本だけど、ノイには心豊かに育ってほしいですね。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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