ハッピーイースター
- 作・絵:
- ヨシエ
- 出版社:
- くもん出版
絵本紹介
2022.04.07
イベントやグッズを通じて、春の行事のひとつとして浸透してきた「イースター(復活祭)」。今年は4月17日の日曜日がイースターの日にあたります。
イースターは「復活祭」という名前の通り、十字架にかけられたイエス・キリストが復活したことを祝うお祭りが起源。それが、春の到来を祝うゲルマン人のお祭りと結びついて、キリストの復活と春の到来を祝うようになったという説が有力のようです。
そしてイースターを象徴するアイテムといえば、「イースターエッグ(たまご)」と「イースターバニー(うさぎ)」。たまごは、生命や復活を象徴するもので、イースターでは色を着けたり絵を描いたりしたたまごを隠して、「エッグハント」ゲームをして遊びます。そのたまごやお菓子を運んできてくれるのが「イースターバニー」という言い伝えがあるそう。またうさぎは、たくさんの子どもを生む動物なので、子孫繁栄の象徴にもなっているという理由も。
人にとってもうさぎにとってもウキウキする春。絵本でも「イースター」を楽しんでくださいね。
出版社からの内容紹介
イースターは、春がきたことをおいわいする日曜日のこと。庭でチョコレートの卵をさがしたり、家族みんながあつまってパーティーをしたりする特別な日。るーくんとはなちゃんとおばあちゃんのイースターパーティーに、いたずらうさぎがたまごを盗みにやってきて……。
春のお祭りイースターを彩るカラフルな卵やケーキなども満載で、イースターの楽しみを知り、味わいながら物語が楽しめるイースター絵本です。
レビューより
このお話は、イースターウサギになれなかった灰色のウサギが、イースターの準備をしている女の子とおばあちゃんと犬のマーゴにいたずらをするお話でした。でも結局捕まってしまって、いたずらをした理由をウサギが離したら、快くパーティーに招待してもらって、そのおかげでこのウサギは晴れてイースターウサギになれていました。うちの子は、イースターウサギになってみんなを幸せにすることができるウサギの方が幸せそうだと言っていました。
(イカリサンカクさん)
この書籍を作った人
1979年東北生まれ。漫画描き、ものづくりに熱中する子供時代を経て、東京でファッションを専門に学びアパレル会社で働いた後、2006年よりフリーのイラストレーター/絵本作家に。2011年より英国に移住し、イギリス人の夫と子ども2人と犬とロンドン郊外の小さな街で暮らしつつ創作活動を続けている。 また、2014年秋に友人アーティストと設立したデザインスタジオ「Sas and Yosh (サス アンド ヨシュ)」でも、ユニークなイラストや柄をファッション・ライフスタイル関連商品にのせて英国から世界へ発信している。日本で出版された絵本は、『ヨシエフォンデュ』『ポンポルトンタン』『ツキミモザ』『ギイドロとマレンカレン』。最新刊は、『ハッピーイースター』(くもん出版)。
●ヨシエウェブサイト http://www.yoshiemilk.com
●Sas and Yoshウェブサイト http://www.sasandyosh.com
みどころ
原っぱにひとつ小さなたまご。
「そうっと たまごを こんこんこん」の言葉と共に、ページをとんとん叩いてめくると、
中からひよこちゃんが飛び出した!
次はちょっと細長いたまご。
ページをとんとん叩いてめくると、へびちゃんがこんにちは。
まんまるたまごからは、かめちゃんがのこのこ。
生まれたばかりの3匹が「ぴよ ぴよ にょろ にょろ のこ のこ」と並んで歩くその先にいるのは誰かな……?
ボードブックタイプのしかけ絵本なので、
小さいお子さんが遊んだり、なめたりしても安心です。
絵本を読み終わった後、親子でギューッとハグしたくなる、かわいい作品です。
レビューより
大型絵本を読んだことがあり、ボードブックになっているのを見て息子にも見せたいと思い読み聞かせをしました。ひよこちゃん、へびくん、かめちゃんがたまごから生まれてママに会いに行くとっても可愛いお話です。ボードブックなので、赤ちゃんにも優しくて、ほんわかあったかい読み聞かせタイムになりました。
(☆うさこ☆さん)
出版社からの内容紹介
たまごを \とんとん/ たたいてみよう。どんな とりが 生まれるかな?
読み聞かせで大盛り上がり!
ママの語りかけに、子どものおててが動き出します。
子どもが参加したくなるコミュニケーション絵本。
子育て中のママの声を聞いたり、保育園で読み聞かせをして反応をみたりと、
子どもの目線を大事にしてつくりました。
【ママからよろこびの声が続々!】
「子どもたちが絵本に近づいてさわりたがります」(1歳児クラスの保育士)
「読み始めると、手足をパタパタさせます」(7ヶ月の男の子のパパ)
「好きな色のたまごを何度もとんとんしています」(2歳の男の子のママ)
「とりが出てくると、目をかがやかせてこちらを見ます。“生まれたよ”と伝えたいみたい」(1歳の女の子のママ)
「語りかけるような、やさしいことばがいいですね。読み聞かせが楽しくなりました!」(1歳の女の子のママ)
レビューより
白い卵からひよこが産まれるのはよくあるパターンですが、こちらのお話はそれだけにとどまらず、いろいろな色の卵が出てきて、パかッと割れるといろいろな色をしたひよこが出てきたり、巨大な卵から何が出てくるのかドキドキさせられたりと、驚きの展開を楽しめました^^
(morimoriさん)
この書籍を作った人
1968年生まれ。主な絵本に『はっぱみかん』(絵・山口マオ/佼成出版社)、『ぷしゅ〜』(絵・石井聖岳/岩崎書店)、『かいじゅうじまのなつやすみ』(絵・早川純子/ポプラ社)、『ぼくはあやまらないぞ』(絵・カワシマミワコ/愛育社)、『たまごのカーラ』(絵・あべ弘士/小峰書店)などがある。『ながいながいへびのはなし』(絵・高畠純/小峰書店)はフランスと韓国でも翻訳出版。
この書籍を作った人
1967年愛知県生まれ。イラストレーター。1999年ボローニャ国際絵本原画展入選、2005年ほぼ日マンガ大賞受賞、2005年二科展デザイン部イラストレーション部門特選賞を受賞。主な作品に『ブタフィーヌさん』(幻冬舎文庫)、『あすナロにっき』『あすナロびより』『ねこはいじん』(KADOKAWA)がある。イラストを担当した『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典』(幻冬舎)も人気。www.tt-web.info/2016年より神奈川県の大磯町でギャラリーカフェ「At GALLERY N’CAFE」を営む。http://atgallery.info
みどころ
ゆでたまごさんたちが温泉にやってきました。
大きなたまご、小さなたまご。
まんまるたまご、細長いたまご。
いろんなたまごたちが集まり、にぎわっています。
背中をごしごし流しあって、つるつるピカピカに。
あったかいお湯につかって、ああ〜いい気持ち!
みんなニコニコ笑顔になります。
そんなとき、ピキッとからにひびが入りました。
たまごの中から出てきたのは、なんとひよこさん!
あれ? ピキピキッ……。
また別のたまごさんのからにひびが入りました。
中から何が飛び出すのでしょうか?
飛び出してくるものはなんだろう?
ページをめくって、ええーっ!? と、思わず笑顔になります。
何が飛び出してくると楽しい?
自由に想像をめぐらせながらお話がはずむ、とっても楽しい絵本です。
お湯にまったりつかるゆでたまごさんたちの、気持ちよさそうなことといったら!
今日はのんびりお風呂につかりましょうか。
この書籍を作った人
1982年、和歌山県生まれ。子ども向けテレビ番組の制作を経て、絵本作家としてデビュー。絵本を使った、トークショーや絵本ライブ、絵本のテーマソングの演奏など、精力的に活動している。ブログ:https://ameblo.jp/kokoniiruyo-koisuru/主な作品として、「うれないやきそぱパン」「ちょんまげとんだ」「ようかいばあ」「ぞうきんレスラー」「いってらっしゃいうんちくん」「どんどんくるくる」「ようかいでんしゃ」がある。
出版社からの内容紹介
くる・りん・ぽん!
見方を変えると、世界も変わる!?
車掌・たまごのごまたと乗客たちのゆかいなお話。
ガラス窓に張りつくタコや、中吊り広告を食べてしまうヤギなど、電車内で迷惑をかける動物「めいわくマン」たちを特製の缶詰に入れ、人の役に立つ「おたすけマン」に変身させる、ゆでたまご鉄道の車掌たまごのごまた。
さて、この缶を開けると・・・?
お話を読みながら、マナーも身についちゃう!?
楽しい動物たちがたくさん登場し、愉快でわくわくするお話をお楽しみください。
レビューより
ゆでたまごでんしゃの車掌さんは、ゆでたまごのごまたです。この車掌さん、なんと電車内でみんなを困らせている乗客を見つけると、優しそうな顔だったのが一変、上下ひっくり返って怒った顔になり、迷惑客を卵型の缶に閉じ込めてしまうのです。なかなか恐ろしい車掌さんです。
閉じ込められたお客さんはどうなってしまうんだろうと思っていたら、そのお客さんがお役に立てそうな場面で、ちゃんと缶から出してあげていました。お役に立てたお客たちも、助けてもらったお客さんも、みんながうれしそうにしてるのが印象的でした。
(てつじんこさん)
この書籍を作った人
大阪府生まれ。日本大学芸術学部演劇学科演出コース卒。趣味は町歩きや旅で出会った人々や景色、さまざまな土地のカルチャーを物語のエッセンスとして児童小説や絵本を執筆。小学館より、さくらいよしえとして「りばーさいど ペヤングばばあ」(上・下巻)を発売中。
この書籍を作った人
1983年栃木県生まれ。東京在住。多摩美術大学卒業。2011年、『おにぎりにんじゃ』(講談社)で第33回講談社絵本新人賞佳作。絵本に『かけっこ かけっこ』(文/中川ひろたか 出版社/講談社)、『くれよんがおれたとき』(文/かさいまり 出版社/くもん出版)、『かあちゃんえほんよんで』(文/かさいまり 出版社/絵本塾出版)、『ねねねのねこ』(文/おおなり修司 出版社/絵本館)など。そのほかの本に、NHKEテレの番組を書籍化した『ヨーコさんの”言葉”』がある。
出版社からの内容紹介
風に吹かれて巣からころがり落ちた、まいごの卵が、お母さんをさがしています。
あたりにいた恐竜たちも心配して、たまごの親さがしに協力します。
やがて、夕方になったとき、奇跡がおこり、たまごの親がだれなのかがわかりました!
ようやくお母さんと再会できた、まいごのたまごは、翌朝、ぶじに孵ることができました。
ティラノサウルス、トリケラトプス、ブラキオサウルス、プテラノドン……。
子どもが大好きな恐竜たちが、勢ぞろい!
それぞれの恐竜の特徴も紹介されており、はじめの恐竜ブックとしても、おすすめ!
翻訳は、読み聞かせ界のトップ・ランナー、「聞かせ屋。けいたろう」さん!
◆聞かせ屋。けいたろうさんのインタビューはこちら!
この書籍を作った人
夜の路上で、大人に絵本を読み始めた、聞かせ屋。親子読み聞かせ、絵本講座、保育者研修会で全国を駆け巡る。絵本の文章、翻訳も手がける。元保育士で一児の父。作品に「どうぶつしんちょうそくてい」「おっぱいごりら」(アリス館)「まいごのたまご」(角川書店)など。
この書籍を作った人
1909年山口県に生まれる。詩人。25歳ごろから創作をはじめ、北原白秋に詩・童謡を学ぶ。戦後約10年間幼児雑誌の編集に携わったあと、詩作に専念。代表作に「ぞうさん」「おさるがふねをかきました」「やぎさん ゆうびん」「一ねんせいになったら」など多数。著書・『てんぷらぴりぴり』(大日本図書)、『まめつぶうた』『しゃっくりうた』『まど・みちお全詩集』『うめぼしリモコン』『ぞうのミミカキ』(理論書)『それから……』(童話屋)など多数。1994年、日本人初の「国際アンデルセン賞作家賞」を受賞。
まど・みちお100のせかい>>
周南市美術博物館>>
この書籍を作った人
1939年、東京に生まれる。東京芸術大学工芸科卒業。学生時代からリトグラフ、エッチングを手がけ、日本版画家協会展新人賞、同奨励賞受賞。絵本の読者である幼い子どもたちの絵を見る目、絵を描く力の確かさに敬意を払い、尊敬を込めて絵本を描き続けている。代表作『わたしのワンピース』は、親子二代にわたるファンも多く、男女を問わず子どもたちに愛されている。『ちいさなきいろいかさ』(もりひさし文/金の星社)で第18回産経児童出版文化賞受賞。『えのすきなねこさん』(童心社)で、第18回講談社出版文化賞絵本賞受賞。その他作品多数。
みどころ
窓から遠くに、雪が残る山々が見えるラビッタちゃんのおうち。
ラビッタちゃん一家は朝からそわそわしています。
なぜって、ようやく春が来て、みんなで外に行けるから。
「きょうはピクニックにいこう!」とパパ。
「おべんとう、いそいでつくるわね」とママ。
ラビッタちゃんも、妹のピョコラッタちゃんも大喜びです。
おいしそうなお弁当をリュックサックにつめて、「ラッタ ラッタ ラビッタ ラッタ♪」と歌をうたいながらピクニックに出発!
春の緑は、なんてまぶしいのでしょう。
川がうつくしく流れ、若草のにおいがします。
丘の上でお弁当を食べ、パパとママはひとやすみ。
ラビッタちゃんとピョコラッタちゃんは探検に出かけますが……。
春のお出かけの一日が、1枚1枚、絵画のように描かれています。
ラビッタちゃんたちの洋服も目を見張るほど素敵なのですが、おいしそうなお弁当に、もう目が釘付け!
たんぽぽの葉っぱにベリージャムを塗った人参サンドイッチ、いちごをのせて焼いたライ麦パイ……。
ぜひ絵本でたしかめてくださいね。
前作『ゆきがふるまえに』でラビッタちゃん一家の冬支度を描き、絵本作家デビューした、かじりみな子さん。
娘さん2人がいらっしゃるお母さんだそうですが、それも納得のやさしいまなざしが作品から伝わってきます。
ラビッタちゃんとピョコラッタちゃん、素敵なパパとママに会いたくて、続編も期待しちゃいますね。
この書籍を作った人
1976年、兵庫県姫路市生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒業。学生時代はサイクリング部に所属し、自転車三昧の日々をおくる。卒業後「あとさき塾」にて絵本作りを学び、娘の成長をきっかけに本格的に創作をはじめる。絵本に『ゆきがふるまえに』『わかくさのおかで』『しおかぜにのって』『こおりのむこうに』『ふたつでひとつ』、さし絵に『ドリーム・アドベンチャー〜ピラミッドの迷宮へ〜』)、『ライオンつかいのフレディ』などがある。東京都在住。
この書籍を作った人
1943年、東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。在学中より山室静氏に師事、「目白児童文学」「海賊」を中心に、かずかずの美しい物語を発表。『さんしょっこ』第3回日本児童文学者協会新人賞、『北風のわすれたハンカチ』第19回サンケイ児童出版文化賞推薦、『風と木の歌』第22回小学館文学賞、『遠い野ばらの村』第20回野間児童文芸賞、『山の童話 風のローラースケート』第3回新見南吉児童文学賞、『花豆の煮えるまで―小夜の物語』赤い鳥文学賞特別賞、受賞作多数。1993年永眠。
出版社からの内容紹介
川辺で読書をしていたアリスは、不思議なウサギを追いかけ穴へ落ち―説教をする芋虫、チェシャーネコと出会い、帽子屋の永遠に終わらないお茶会に参加して、ハートの女王とのゲームに巻き込まれ・・・奇想天外な地下の国での大冒険。
レビューより
私が初めて『不思議の国のアリス』を読んだのは、確か高校生の頃。
それまでは、ディズニーのアニメでしか知らなかったアリスの世界。
原作を読んで、次々に展開されるナンセンスな世界に新鮮な衝撃を受けたのを覚えています。
あれからどれくらい時が流れたでしょう。
私は再び、
アリスと一緒にウサギ穴に落ちちゃいました!
しかも今回はなんと・・・わが子まで道連れに!
絵本ナビでこの新訳の「不思議の国のアリス」を見た瞬間、
懐かしい題名と、私が読んだ本とは全然違うアリスの絵に惹かれ
自分の読書用にと図書館から借りて来ました。
一人で読んでいると、隣からぐぐっと子どもが覗きこみ
「何読んでるの?何読んでるの?」と。
9歳のうちの子にはまだこのナンセンスな面白さは理解できないのでは?と思いつつ、
とりあえず一緒に読んでみることにしました。
すると。
わからないところはわからないけれど、
わかる部分はやっぱりとても面白いらしく
気に入った文章は、クスクス笑いながら何度も読み返したりするので
なかなか次のページに進めません。
私は早く先が読みたいのにー!(笑)
でも、こんな楽しみ方も「あり」だな〜とも思います。(子どもにとっても、そして私にとっても。)
子どもが学校に行っている間に、私はこっそり一人で先へと読み進み
それがばれない様にそっと栞を元の位置に戻しておく。
そんなことを何度か繰り返して、私は一足先に読み終わりました。
あ〜、面白かった!!
(もちろん、先に読み終わっちゃったことは子どもにはナイショです。
バレたらきっと、「先に読んじゃうなんて、ズルイー!」って怒られちゃう。)
ラストシーンで、
アリスが目覚めて走り去った後に、お姉さんが妹のアリスのことを考えているシーンがあるのですが
これがグッときます。
昔、高校生の私は、ここの部分もちゃんと読んだのかしら?
きっと、読んでも気にも留めなかったんでしょうね。
親になった今だからこそ、心に響いたのかもしれません。
訳は、現代っ子でも読みやすい文章になっていると感じました。
挿絵も素晴らしいです。1枚1枚が、まるで美術館に飾ってある絵画のよう。
挿絵を描いたロバート・イングペンのあとがきから、この画家が
ルイス・キャロルの依頼で最初にアリスの挿絵を描いたあのジョン・テニエルのことを
心から尊敬していることが伝わってきます。
いずれにせよ、この本は『不思議の国のアリス』を
こよなく愛する人たちの手によって生み出された
スペシャルな1冊なのだと実感できる作品です。
**************************
対象年齢は特に書いていなかったと思いますが、
小学校5〜6年生以上で習う漢字にはフリ仮名が振ってあるようです。
このナンセンスな面白さを余すところなく味わうには、
小学校高学年から中学生以上の人生経験があると
なお良いかもしれません。
プレゼントにもとても喜ばれると思います。
(R☆さん)
この書籍を作った人
オーストラリアの挿絵作家、装丁家。1986年に国際アンデルセン賞を受賞。挿し絵を手がけた作品は、本書の他に『聖ニコラスがやってくる!』(西村書店)、『宝島』、『ピーターパンとウェンディ』など多数。
出版社からの内容紹介
アリスと不思議な世界へ行ってみませんか?
三月うさぎ、公爵夫人、女王さまなどキャストが活き活き!!
楽しいアリスの世界を表現した作品となっています。
『不思議の国のアリス』は著者のルイス・キャロルが知人の少女であるアリス・リデルに聞かせるためにつくった物語が元となった童話で、知人らの間で好評を得たことを機に書籍化されました。その『不思議の国のアリス』を聴く絵本にし、耳でアリスの世界を楽しんでいただくようになっています。
ある日、少女アリスは川のほとりで姉と一緒に過ごしていましたが、だんだんと退屈になり意識がぼーっとしてきてしまいます。
するとアリスの目の前を、服を着た白ウサギが慌てたように走っていき、興味を持ったアリスはその白ウサギを追いかけはじめました。そこからアリスは不思議な世界に迷い込み、愉快な動物や植物たちとの出会いを繰り返しつつ、奇妙な出来事に遭遇していきます。
道中出会った口がとても大きなチシャ猫に道案内されたり、帽子屋と三月うさぎが開いている「終わらないお茶会」に参加したりと、どこか幻想的でユーモラスに描かれている登場人物たちと、夢の中の出来事のようにナンセンスなシーンが楽しい作品です。
本作は児童文学にありがちな教訓を与えたり、道徳心を育むといった目的を重視しておらず、純粋に子供を楽しませるための物語です。その独特で作りこまれた世界観に、年齢問わず世界中で多くの人を魅了し続けています。
<収録作品>
巻頭詩
第1章 うさぎの穴をまっさかさま
第2章 涙の池
第3章 がくがくかけっことながいお話
第4章 うさぎ、小さなビルをおくりこむ
第5章 いもむしの忠告
第6章 ぶたとコショウ
第7章 むちゃくちゃなお茶会
第8章 女王さまのクロケー場
第9章 にせウミガメのお話
第10章 ロブスターのカドリーユおどり
第11章 タルトをぬすんだのはだれ?
第12章 アリスのしょうこ