じかんはともだち
- 作:
- てづか あけみ
- 出版社:
- 偕成社
絵本紹介
2025.09.18
ゆっくりのんびりと過ごした夏休みが終わり、規則正しい園や学校生活が戻ってきました。言いたくはないのに「急いで」「早く寝なさい」が常套句になってしまう親とは裏腹に、子どもたちの体内時間はそう簡単に切り替えられるものではありません。休み明けのスイッチの切り替えは、ホントに難しくて一筋縄ではいきませんよね。
まずは、子どもたちに“時間”という概念を大らかに伝えてみませんか?『じかんはともだち』は地球や生き物レベルでの時間から、人間社会での時間まで、丁寧にわかりやすく紐といた絵本。てづかあけみさんのポップなイラストに導かれ、子どもたちが、自分だけの大切な時間の在り方にまで触れることができます。
新学期に疲れが見えてきたら、一度、頭の中もまっさらに。『しろのえほん』には、一見何も描かれていない白いページの中に、繊細で美しい四季の折々の世界が広がっています。目をこらしながら、親子でいっしょに白の世界に身を委ねてみてください。
新学期のスタートにこそ、絵本が活躍してくれます。今日も一日、がんばったね!お互いを労いながら、夜の読み聞かせで明日への元気をチャージしませんか。
この書籍を作った人
神奈川県生まれ。デザイン事務所を経て、98年よりフリーイラストレーターとなる。書籍、広告、雑誌の挿絵を手掛けるほか、オリジナル雑貨も制作。著書に「てづかあけみ はじめてのえほん」シリーズ、『和英えじてん』『英和えじてん』(共にパイ インターナショナル刊)がある。
出版社からの内容紹介
冷蔵庫の中の食べものたちも、だじゃれが大好き。
さあ、冷蔵庫の中をのぞいてみましょう。声に出して言いたい、ゆかいなだじゃれがいっぱい!
大人気シリーズから飛び出したスピンオフは、小さなお子さまでも楽しく読める『食育×ことば遊び』のだじゃれ絵本です!!!
大人気の『れいぞうこのあるある』シリーズから、絵本の対象年齢を少し小さくして、幼いお子さまでも楽しく読める、スピンオフ絵本が登場します。
『れいぞうこのあるある』シリーズは、「冷蔵庫で待っている食べものたちはみんな、おうちの人に、美味しく食べてもらいたいと願っている」ことをテーマに、『フードロスを減らそう』を教えられる絵本として、取り上げていただく機会も増えました。
スピンオフ絵本である本作品も、言葉を覚え始めて、いろんな食べものの名前に興味をもつ年齢の子どもたちに、食べものの名前とだじゃれの言葉遊びを楽しんでもらいながら、家の「冷蔵庫の中で待っている食べものたち」に関心を持って、愛情をもっておいしく食べる大切さを感じてもらえたら、と考えます。
前見返しには、あいうえお表。後ろ見返しには、あいうえおと対応する楽しい食べものの表がついていて、食べものの名前と一緒にあいうえおを覚えるのにも最適の一冊です!
発売日2025年9月1日。9月1日はなんと、だじゃれの日!だじゃれの日も、そうでない日も、まわりのみんなを笑顔にする楽しいだじゃれをいっぱい考えたいですね!
この書籍を作った人
東京生まれ。東京デザイン専門学校イラストレーション科卒業。卒業後、デザイン事務所にイラストレーター兼グラフィック・デザイナーとして勤務。その後独立、フリーのイラストレーターとして活動する。子ども向けの雑誌や書籍、大人向けの実用書まで幅広く活躍するかたわら、平行して絵本作家としての活動もはじめる。著書に『まいにちのとけいのえほん』(すずき出版)、『ぽんぽこおうた』【コスミック出版)、『にん・にん・じんのにんじんじゃ』(大日本図書)など。
この書籍を作った人
京都生まれ。画家、イラストレーター。アクリルガッシュを使用した幻想的な作品を国内外の展示で発表。チャットモンチーの4thアルバム『YOU MORE』のジャケットイラストを手がける。2016年、フランス人映画監督Aude dansetと3Dショートフィルム『Mishimasaiko』を共同制作。原作とアートディレクションを担当。アヌシー国際アニメーション映画祭など様々な映画祭で上映、またいくつかの映画祭にて賞を受賞する
この書籍を作った人
1948年北海道旭川市に生まれる。 1972年から25年間旭山動物園の飼育係として、ゾウ、ライオン、フクロウなどさまざまな動物を担当する。 1996年旭山動物園を退職し、創作活動に専念する。 2009年北海道旭川市美術館にて「あべ弘士動物交響楽」展を開催。 その後、全国で作品展開催。 『あらしのよるに』(きむらゆういち文・講談社)『どうぶつえんガイド』(福音館書店)『ハリネズミのプルプル』(二宮由紀子文・文溪堂)『宮沢賢治「旭川。」より』(BL出版)『クマと少年』(ブロンズ新社)『ちび竜』(工藤直子文・童心社)『えほんなぞなぞうた』(谷川俊太郎文・童話屋)など著書は200冊以上。講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版賞JR賞、赤い鳥さし絵賞、産経児童出版文化賞美術賞、北海道ゆかりの絵本大賞、日本児童ペンクラブ児童ペン賞絵本賞を受賞など受賞多数。 2011年からNPO法人かわうそ倶楽部を設立、旭川市(7条通8丁目)にてギャラリープルプルを運営する。 2019年、絵本作家30周年記念として「あべ弘士の絵本と美術 ―動物たちの魂の鼓動―」(ふくやま美術館:広島)開催。カムチャッカ半島から千島列島を旅し、長年の夢であったウシシル島を訪れる。カナダノースウッズを訪れ、30sの荷物と20sのカヌーを担ぎながら湖を巡る。旭川市在住。
この書籍を作った人
1953年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍中。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞。訳書に『リサとガスパール』シリーズ(ブロンズ新社)他多数。
この書籍を作った人
1956年山形県生まれ 日本大学芸術学部芸術学科卒業。 イラストレーションでは1986年玄光社主催の第4回チョイスに入選。1990年に処女作「MELODY」を発表し、絵本を作り始める。1991年に、世界的な絵本の新人賞である「キーツ賞」に『ユックリとジョジョニ』を日本代表として出展。1997年に『うそつきのつき』で第46回小学館児童出版文化賞を受賞、1999年に『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童図書展特別賞を受賞、『森の絵本』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。90年代を代表する絵本作家といわれる。そのほか 絵本の作品に『はじまりはじまり』(ブロンズ新社)『スースーとネルネル』(偕成社)『そのつもり』(講談社)『ルフランルフラン』(プチグラパブリッシング)などがある。2005年には、スウェーデンの児童少年文学賞である「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を、2006年に「スキマの国のポルタ」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞。
この書籍を作った人
1959年東京都に生まれる。児童文学作家。『クヌギ林のザワザワ荘』で日本児童文学者協会賞新人賞、小学館文学賞受賞、『小さなスズナ姫』シリーズで新美南吉児童文学賞を受賞、『空へつづく神話』でサンケイ児童出版文化賞受賞、『やまんば山のモッコたち』でIBBYオナーリスト2002文学賞に、『盆まねき』で野間児童文芸賞を受賞。「ムジナ探偵局」シリーズ(童心社)、「シノダ!」シリーズ(偕成社)、「内科・オバケ科 ホオズキ医院」シリーズ(ポプラ社)、「やまんばあさん」シリーズ「妖怪一家 九十九さん」シリーズ(理論社)、YA作品に『ふたつの月の物語』など、著作は多い。
この書籍を作った人
1958年名古屋生まれ。名古屋芸術大学を卒業しデザイン事務所につとめる傍らイラストレーターを志し独立。1986年「詩とメルヘン」(サンリオ)の第6回イラストコンクール優秀作品賞受賞。作品に『じてんしゃ倶楽部』『ゆうやけ探検隊』『ベンジャミンの空』(いずれもサンリオ)、『こころの森』(ウォーカーズカンパニー)など。一連のユーモアのあるイラストで注目を集めるイラストレーター。
文/竹原雅子 編集/木村春子