【連載】3月の注目の新刊&オススメ絵本紹介 〜卒園&入学おめでとう絵本〜
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注目の新刊&オススメ絵本情報2021/03/25 【連載】3月の注目の新刊&オススメ絵本紹介 〜卒園&入学おめでとう絵本〜
今年、卒園と入学、進級を迎えられるお子さんをお持ちのみなさん、おめでとうございます!
お子さんの門出が輝かしいものになりますよう、願いを込めて、卒園・新入学、進級にオススメの絵本をご紹介します。プレゼントや、4月の読み聞かせ会の、ご参考にしてみてください。
★新刊★谷川俊太郎さん詩、えがしらみちこさん絵の旅立ちの絵本。
詩人の谷川俊太郎さんと、絵本作家のえがしらみちこさん。お二人の絵本といえば『せんそうしない』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
2015年に出版された『せんそうしない』から6年の時を経て、再びお二人の作品が出版されます。 今回は谷川俊太郎さんの詩「ありがとう」を長年、絵本にしたいと願っていたえがしらさんの熱意からスタートした作品なのだそうです。卒業を迎えるお子さんに手渡したい、透明感溢れる、あたたかな絵本です。
『せんそうしない』の二人のコラボふたたび! 谷川俊太郎の名詩を、えがしらみちこが"卒業の日に「私」が思うこと"というイメージを膨らませ、一冊の絵本になりました。新しい道を歩き出す人に贈りたい、珠玉の絵本。 ![]() ![]()
●卒園を迎えるゆうきくんが招かれたのは……?
子どもの寝た後やお出かけ中に、家の中にあるものが集まって会議を開く。議題は「ゆうきくんのすべて」。身近にあるものが自由に動き出して、あんなことやこんなことを話し合う。ワクワクする展開が魅力の絵本シリーズです。
最新作『おめでとうかいぎ』は、主人公・ゆうきくんの卒園の日のおはなし。小学校入学を前に、いろいろな不安を抱えるゆうきくん。すろと「ゆうきくん、ゆうきくん」と呼ぶ声が……。なんと、ゆうきくんが会議に招かれるのです! ゆうきくんと同じように卒園を迎えるお子さんは、より共感を覚えることでしょう。絵本を読んで、ゆうきくんのように、今まで見守ってくれたものたちに背中を押され、新しい旅立ちが楽しみになることでしょう。 ……その後のゆうきくんの小学校生活を知りたいと思ったらシリーズ1作目の『まよなかかいぎ』をどうぞ。ゆうきくんの小学校での生活が垣間見れると思いますよ。 卒園の日。なかなか眠れないゆうきくんは、スペシャルゲストとして通園バッグたちが開く「おめでとうかいぎ」に招待されます。そこで待っていたのは、ゆうきくんを見守ってきたものたち。思い出とともにお祝いが伝えられます。
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●先輩から新1年生へ、かわいいアドバイス。
小学校はどんなところなのか、小学校に入る前に、どんなことができるようになっていたら良いのか。大人よりも実際の小学生の先輩から教わる方が効果てきめん?
この絵本は、小学校2年生の秋元ういさんが、小学校に入学する後輩に向けて描いた絵本です。2018年に自費出版されたこの作品は、たちまち話題となり、2019年、絵本作家のえがしらみちこさんの絵で、全国書店に並ぶ絵本として再び出版されました。 小学校に入学するお子さんへのプレゼントにオススメです。
小学2年生のせんぱいから、これから小学生になるみんなへ。「さけばないようにれんしゅうしよう」など小学校生活を楽しく送るための16のアドバイスを、ういさんが自分の力で書き上げました。不安と楽しみがいっぱいの入学を控えたお子さんに送る一冊。 ![]()
●意外と難しい友だち作りをサポートしてくれる一冊!
進級や進学で変わるのは生活ばかりではありません。今まで一緒に遊んでいた友だちとの別れ、新しい友だちとの出会いも、子どもたちにとっては一大イベントのひとつ。
絵本作家であり、数々のキャラクターデザインを手がける、ハッピークリエイターのたかいよしかずさんが、友だち作りの第一歩を分かりやすい絵と文章で教えてくれます。 巻末ページをコピーして書き込むワークシートや、人間関係の基本的なルールをゲームのように楽しみながら学ぶことができるなど、友だちの作り方は、絵本を開いてすぐに実践できるものばかり。これを読めば4月からの新生活も安心ですね。
どんな子と友だちになりたい? その子とどうやって友だちになったらいい…? 友だちづくりって、意外に難しい。でも、この絵本を読めば大丈夫! いろいろな子と友だちになれるようになるよ。「友だちはたからもの」そんなふうに思うようになるよ! ![]()
●不朽の名作『どんなにきみがすきだかあててごらん』の最新作!
『どんなにきみがすきだかあててごらん』発売から、25年を経て出版され、話題となった『おともだちに なってくれる?』。『どんなにきみがすきだかあててごらん』で小さかったチビウサギに、新しい友だちができるおはなしです。
デカウサギから離れ、ひとりで遊びに出かけるチビウサギ姿に、我が子の成長と重ね、喜びと寂しさのない交ぜになった気持ちを抱える大人も多いのではないでしょうか……。 新しい友だちと出会うことの嬉しさとドキドキした気持ちを伝えてくれる作品です。
世界中で愛される絵本『どんなに きみがすきだか あててごらん』の日本での発売から25年、可愛いチビウサギとデカウサギのお話に続編が生まれました! ひとりで遊びに出かけたチビウサギが、偶然、まっしろなウサギに出会います。お友だちになれるでしょうか? 作者のサム・マクブラットニィさんは2020年9月に亡くなられ、はからずも本作が遺作となってしまいました。 ![]()
●子どもの自己肯定感を育みたい人にオススメ。
我が子の自己肯定感を育みたい……そう思っていても、どういうきっかけで自己肯定感が育まれるのかを知るのはなかなか難しいものですよね。そんなときは絵本の中からきっかけをつかんで見るのはいかがでしょう。
作者のくすのきしげのりさんは、長年小学校の先生を務める中で、様々な子どもたちと出会い、その子、ひとりひとりの成長を見てきました。くすのきさんの書く作品には、今を生きる子どもたちの心情が事細かに描かれています。 『ええところ』は「わたしって、ええところ ひとつもないなあ」と思っている、小学校1年生の「あいちゃん」が主人公のおはなし。あいちゃんの「ええところ」を見出してくれたのは、やっぱり身近にいる友だちで……。読んだ後、家族や友だちと「ええところ」を言い合いたくなるハートフルな一冊です。
小学1年のあいちゃんは、背が低くて足もおそくて「100てんなんか1かいもとったことがない」。「わたしって、ええところひとつもないなあ」とともちゃんに言うと…。揺れ動く子どもの気持ちに寄り添い、思いやりと自己肯定感を育てる物語。 ![]()
●「すき」も「にがて」もあって良い!
あなたの「好きなこと」は何ですか? ……では「苦手なこと」は? 「好きなこと」は多い方が良いけれど、「苦手なこと」はない方が良い? いえいえ、そんな単純にはいかないのが人間というもの。苦手は苦手でいいんだよ。そうそっと認めてくれるのが、この絵本です。
「好きなこと」「苦手なこと」が分かりはじめたお子さんはもちろん、今まで苦手なものを克服しようと頑張ってきた大人も目から鱗が落ちるのではないでしょうか?
ぼくはスポーツがだいすきだけど、みんなの前で発表するのはにがて。そんなときはりんちゃんがいっしょに発表してくれる。でも、りんちゃんは動物がにがて。そんなときはけんちゃんがてつだってくれる。けんちゃんはうたうのがにがてだけど、ソフィアちゃんのそばでうたえば大丈夫……
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●あらいひろゆきさんからのメッセージ。あらいさんの「にがてなこと」って何なのでしょう?
●何度も読み返したくなる、ロングセラー絵本。
「ここは さくらほいくえんです。さくらほいくえんには、こわいものが ふたつ あります。」
印象的な言葉ではじまる『おしいれのぼうけん』。1974年の出版から今に至るまで長く愛されている作品です。 「ねずみばあさん」の恐ろしさに震え上がった子どもが大人になり、「あきら」と「さとし」の友情、手に汗握る冒険を我が子に伝え、さらに孫ができて、孫と一緒に楽しむ……。そんな世代を超えて読み継がれていく作品は、絵本の中でも珍しいのではないでしょうか。 今、この作品を手に取るみなさんも、そんな歴史のつなぎ手に、きっとなれるはず。入学入園シーズンのプレゼントにも喜ばれる作品です。
さくらほいくえんには、こわいものがふたつあります。ひとつはおしいれで、もうひとつはねずみばあさんです。――お昼寝前にミニカーのとりっこでけんかをしたさとしとあきらは、先生にしかられておしいれに入れられてしまいます。そこでふたりが出会ったのは、おそろしいねずみばあさんで・・・。
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●先生に宛てた手紙の内容は……。
小学校や幼稚園、保育園で子どもたちの一番身近にいる大人「先生」。お子さんの中には「大きくなったら先生になる!」と言っている子も多いのではないでしょうか? そんな憧れの存在の先生への深い感謝と愛情が随所に感じられる絵本です。
読み終わった後、子どもの頃大好きだった先生を懐かしく思い出す人も多いのでは? そっと懐かしい先生に心の中で手紙をしたためてみるのもオススメです。
親愛なる先生、おぼえていらっしゃいますか。わたしはおちつきがなくて、こまったことばかりする生徒でしたね。でも、あなたは決してしからずに、すばらしい一年間の思い出をくださいました。……大人になった女の子が、先生にあてて書いた一通の手紙。自分も「先生」として働く前日に、だいすきな先生への思いをつづりました。時を経ても色あせないすてきなきずなを描く絵本です。
●王さまと一緒に「あいうえお」を口ずさもう。
小学校に入ると習うひらがな50音。勉強としてではなく、楽しくひらがなを覚えられたらいいですよね。そんなときは、子どもたちが大好きな”あの”王さまと一緒に、愉快なフレーズを声に出してみましょう。
「あいうえおうさま、あさの あいさつ。あくびを あんぐり、ああおはよう。」リズミカルな言葉はもちろん、描かれている「あ」のイラストもユーモア満点。さらに王さまのちょっとワガママで自由な性格も知ることができる。一冊で三倍楽しいことば絵本です。 「ぼくは王さま」シリーズは絵本から、はじめての一人読みにもオススメの幼年童話まで、多岐に渡っています。気になる作品から、王さまの魅力に触れてみてくださいね。 ![]()
●はじめての一人読みに!
幼稚園や保育園卒業を迎えると、そろそろ絵本を卒業して、文字の多い本を読んでほしい……。そう願う親御さんは多いと思います。でも、いきなり本を手渡して「一人で読みなさい」と言っても、すぐに読めるものではありません。ちょっと長めのおはなしは、やっぱり最初は親御さんが読んであげるのがオススメです。そうして少し文字の多い作品を「聞く」ことに慣らしていって、自分から「読んでみる」と言いはじめるのを待ちましょう。
はじめて自分で選んで読む作品は、自分と同じ年齢の子が主人公のおはなしが、親近感もわいてオススメ。『かあちゃん取扱説明書』や『きみひろくん』などの作品を書いた、いとうみくさんの『1ねん1くみの女王さま』は「こんなお友だちがいたらちょっと大変!」という思いと、クスっと笑えるユーモアが絶妙。かわいいイラストもカラーで載っているので、はじめての一人読みにピッタリです。
つむぎはぴかぴかの1年生。学校はすきだけど、ひとつだけ問題が…。それは、わがままで、いばってて、女王さまみたいなひめかちゃんが、同じクラスっていうこと!しかも、となりの席になっちゃって、もうたいへん!プッと笑えて優しくなれる、友だちの物語。 ![]() ![]() |
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