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注目の新刊&オススメ絵本情報2020/12/10 【連載】12月の注目の新刊&オススメ絵本紹介 〜人気シリーズ最新作&おはなし絵本〜
大好きな絵本に続編やシリーズ新刊が出ると「今度はどんなおはなしなんだろう」とワクワクしますよね。11月後半から12月にかけて、「なつかしい!」と思わず歓声をあげたくなる絵本の新刊が、たくさん出版されました。
●25年を経て紡がれる、チビウサギの物語。
最初にご紹介するのは、かわいい2匹のウサギが表紙のこの絵本。この茶色いチビウサギ、見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか? なんとこの絵本、チビウサギとデカウサギが、お互いをどんなに好きかおしゃべりしあう、『どんなにきみがすきだかあててごらん』の続編なんです。
1995年に日本で発売されてから、25年の時を経て届くチビウサギのおはなし。なつかしさと共に手に取ってみてください。
世界中で愛される絵本『どんなに きみがすきだか あててごらん』の日本での発売から25年、可愛いチビウサギとデカウサギのお話に続編が生まれました! ひとりで遊びに出かけたチビウサギが、偶然、まっしろなウサギに出会います。お友だちになれるでしょうか? 作者のサム・マクブラットニィさんは2020年9月に亡くなられ、はからずも本作が遺作となってしまいました。 「どんなにきみがすきだかあててごらん」シリーズ
★新刊★ルラルさん30周年おめでとう!
口元のちょんぼりお髭に丸メガネ、サスペンダーパンツがオシャレだけど、ちょっぴり偏屈。そんなおじさん、ルラルさんと動物たちの何気ない日常を描いた「ルラルさんのえほん」。絵本作家・いとうひろしさんのライフワークとも呼べる作品です。そのルラルさんが2020年に誕生30周年を迎えました。新刊『ルラルさんのつりざお』はルラルさんのおじいさんとのエピソードが描かれる、ちょっぴり切ないおはなし。読んだ後にはちょっぴり胸の奥がツンとして、あたたかい気持ちが静かに広がってくることでしょう。
ルラルさんは、おじいさんからもらったつりざおを使ったことがありません。なぜなら、いっしょにつりにいこうと約束したのに、おじいさんさんは病気で入院したまま亡くなってしまったからです。 「ルラルさんのえほん」シリーズ
★新刊★「機関車トーマス」の原点が新装版で復活です。
子どもたちに大人気の汽車のキャラクターといえば? そう、「きかんしゃトーマス」ですね。「きかんしゃトーマス」の元になった絵本があることをご存知の方は意外と少ないかもしれません。「きかんしゃトーマス」の元となった絵本『汽車のえほん』は今から75年前、1945年にイギリスのウィルバート・オードリー牧師によって生み出されました。
日本でも何度も翻訳出版された「汽車のえほん」シリーズが、この度、「新・汽車のえほん」として、装丁も新たによみがえりました。1冊に小さいエピソードが4つずつ入っているので、全部そろえると100エピソードを超えるボリューム。好きなおはなしを集めるのも良し、全シリーズ大人買いするのも良し。クリスマスプレゼントとしても喜ばれることでしょう。
まじめなエドワード、いばりんぼうのゴードン、雨の嫌いなヘンリーという、3台の機関車たちの活躍を4つのお話で描きます。
●このヒロインたちは、一筋縄ではいきません?!
昔話のヒロインと言えば、か弱く、かわいく、守られる対象……? そんなヒロイン像はもう古い!とばかりに、大胆でオシャレで、ちょっぴりブラックなヒロインの絵本が誕生しました。
作者のベサン・ウルヴィンさんはロンドンで活躍するイラストレーター。『リトルレッド あたらしい あかずきんの おはなし』では、ニューヨークタイムズ紙による、児童書のベストイラスト(The New York Times Best Illustrated Children's Books of 2016)にも選ばれています。翻訳を担当したのはタレントの関根麻里さん。この作品が絵本初翻訳です。 誰もが知っている昔話の主人公を新たな解釈で魅力を加えた本シリーズ。次はどんな物語の主人公が登場するのか、想像してみるのも楽しいですね。
具合がよくないおばあさんを訪ねる途中で、女の子は森でオオカミに出会います。たいていの女の子だったら怖がるはず…でもこの子は違いました。ひときわ目立つイラストのちょっとブラックでかなり大胆な新解釈の赤ずきん。
金色の美しく長い髪の毛をお金持ちに売り飛ばそうとたくらむ魔女に、プリンセスは高い塔に閉じこめられています。ラプンツェルは怖がったかって?いいえ、とんでもない!ちょっとブラックでかなり大胆な新解釈のラプンツェル。
●コックさんになっちゃおう!
ぼくはコックさん、ここはなんでもレストラン。みんなが食べたいもの、なんでも作ってあげる。ライオンさんが食べたいのは、〈さくさく、からいとろとろ、たくさん〉だって! はらぺこ動物たちのリクエスト、さあ、なにができるかな? ![]() ![]()
<制作ノート>
たまに仕事で外に行き、食事の時間になり「ちょっとその辺で食べましょう」と言われ、外食することがあります。 はっきり「ラーメンが食べたい!」とか「サバの味噌煮定食たべたい」とかあればいいのですが、頭の中は仕事のことでいっぱいだし、知らないお店だと、メニューを見て「ハンバーグ」と書いてあっても、いつも家で食べてる「ハンバーグ」と少しちがうようで、はずれたら嫌だし、知らない料理の名前だとわからないし…で、なかなか決まらないことがあります。 あれも食べたいような、これも食べたいような…他の人は決まったのに自分だけ決断力が無いと…あわてて決めると、決めた後、隣の席の人のを見て、「アッ、やっぱりこっちにしよう」なんていうのも優柔不断だし…。 最初から店にメニューが無くて、「こんなもの食べたい」というお客さんの気持ちを理解して食べたいものを作ってくれるお店があったらいいなあ…ということで、出来たお話です。 いろいろな動物さんたちが出てきて、好きな物を食べるので、あまりリアルな世界ではなく、軽く楽しい絵の世界にしました。 ぼくは絵を描いたり物を作るのが好きなので、基本的に料理も大好きです。(料理というか工作かな?)今、ネットを見るといろいろな料理の作り方が、たくさん出てきます。ですから、この絵本はレシピの絵本では無く、自由に作るのが楽しくなるような気持ちになる絵本にしたかったのです。 豪華絢爛でなくても、高価な食材が入っていなくても、作ってくれる人が心を込めて作ってくれるものはなんでも、いただけるだけで感謝で、おいしいものです。作る人の愛情と作る楽しみがたくさん入っているからだと思います。是非楽しく自由に作って、楽しく食べてください。 (鈴木まもるさんのブログ「絵本の部屋」より)
●料理の後はやっぱりデザートですよね。
美味しい料理でお腹がいっぱいになっていても、やっぱり甘〜いスイーツは別腹。かわいい動物たちが魅力的なイラストレーター・ももろさんと、”心ときめくかわいいお菓子”をテーマにお菓子作りを行っている人気パティシエのMelililou(メリリル)さんが生み出したのは、12作の小さなかわいいおはなしと、おはなしにまつわる12の月のお菓子レシピが載ったハイブリットな1冊です。
実際にももろさんが描いたイラストを元に、メリリルさんがお菓子を作り、そのお菓子の写真を見ながらの仕上げの絵を描いたということで、レシピを見ながらお菓子を作れば、絵本に登場したお菓子と同じものが作れるのだそう。おうち時間の楽しみにピッタリですね。
おかしづくりがだいすきなうさぎのポポ。お友だちがやってきたら、おかしをつくっておもてなしします。使うのは、季節のくだものや木の実に野菜。レモンパイ、サクランボのチーズケーキ、海の上でアイスクリームなど、ポポのおかしはおどろきがいっぱい。そして、いつも楽しんでいるみんなは、ポポにあるものをおかえししします! 12か月のお話とお菓子が登場する絵本。webや雑誌で人気のパティシエ、メリリルのレシピつき!
★新刊★不二家監修! 人気ケーキがシール絵本で登場です。
子どもたちが大好きなシール絵本に、あのケーキの老舗「不二家」が完全監修した一冊が生まれました。
絵本の中に登場するのは誰もが一度は目にしたことのある不二家のケーキたち。お店の人の服装も不二家の店員さんと一緒! しかも、各ページに「かくれペコちゃん」がいるおまけつきです。同時期に発売されたシリーズ第2弾は『おすしやさん(スシロー)』。こちらもチェックしてくださいね。
あのお店(不二家)がシールブックに!? 見たことある、食べたことあるメニューのシールがいっぱい! お店に商品を並べるだけでなく、注文を受けたり、ケーキにかざりつけをしたり…リアルなケーキやさんごっこが楽しめるシールブックです。シール遊びは、指先の感覚を鍛え、想像力や集中力を高めます。お勉強コーナーや探し絵もありますので、知育にも役立ちます! 貼ってはがせるシールで、何度でもくり返し楽しむことができますので、外出・外食時の遊びにもぴったり! ![]()
●もし音楽に色がついたら、どんな絵になるのでしょう。
もし、音が目に見えるとしたら、あなたが思う音はどんな色をしていますか?
独特な色彩と線のタッチで注目を集める画家、阿部海太さんの最新作『ぼくがふえをふいたら』は、目に見えない、描くことのできない「音」を視覚化した作品です。 読んでいるうちに阿部さんの描く音の渦に巻き込まれていくような、ふしぎな感覚に陥る絵本。読み終わった後、あなたの耳には、どんな音が残っていますか?
フルーーフルーー……笛の音は風にのり、彼方にこだまして、眠るだれかをよびおこす。タタ、タタ、カチャ、ケチャ、ビーン、ビーン……!重なり広がり響きあい、音は喜びに満ちていく。圧倒的な画力とみずみずしい感性で絵本の新境地に挑む画家・阿部海太が描く、音楽のうまれる神秘的な瞬間。心地よい余韻がのこる絵本。 ![]()
●生き物を飼ったことのある、誰もが通る道。
イヌ、ネコ、鳥、金魚や昆虫。生き物を飼ったことがある人であれば、誰もが体験する生き物との交流や愛情、やすらぎ、癒し、そして別れ……。作家・椰月美智子がはじめて手がけた絵本『ぺーとぼく』には、家族であるネコのぺーとの、12年の生活が描かれています。読み終わった後、そっと身近にいる家族を感じたくなる作品です。
これは、ぼくとペーの12年間の物語。
●新幹線がこんな風に見えたら、旅はもっと楽しくなる!
乗り物好きの皆さん! 今までの乗り物絵本では、乗り物の緻密さや風景の美しさ、働く人のリアルな姿にばかりに目がいっていませんでしたか?
そんな乗り物絵本好きの度肝を抜く、斬新なビジュアルの乗り物絵本が登場しました。線も色もとてもシンプルで図形的。なのに、読んでいくと段々新幹線に見えてくる……。主人公の男の子の冒険の旅に見えてくるふしぎ……。 『あかにんじゃ』や『まばたき』など、ハッとする瞬間を言葉で切り取る詩人・穂村弘さんと、グラフィカルなタッチが人気のイラストレーター・長谷川朗さんの描き出す世界にどっぷりはまってみてください。
「ちゃんと キップ もってる?」「うん」
●淡路島を舞台に、命の重みを伝える絵本。
型絵染という技法を使い、『じごくのそうべい』などの作品を描いている絵本作家の田島征彦さん。2001年に淡路島に創作の拠点を移し、活動を続ける田島さんは淡路島を舞台にした絵本をこれまでも作ってきました。
最新作『せきれい丸』は、終戦間もない1945 年12月9日に起きた、「せきれい丸沈没事故」を扱った作品です。戦後の混乱に乗じて大きく取り上げられることのないまま、人々の心にしまわれてきた事故を、当時の生存者に取材をしながらまとめ、新たな物語として昇華させました。 主人公・ひろしの体験を通して、命の重みと悲しみを乗り越えて生きる姿を感じてください。
淡路島に生まれ育ったたひろしは、戦争で父を失う。戦争が終わった年の冬、親せきに食べ物を運ぶため、淡路島と明石をつなぐせきれい丸に乗った。しかし、定員の3倍の乗客を乗せた船はあっけなく沈没してしまう。同じ船に乗っていた親友のりゅうたの父親に偶然助けられたが、りゅうたは助からなかった。ひろしは、漁師であるりゅうたの家族を手伝い始め、漁を通じて淡路島の海と向き合う中で、生きることへの力強い思いをとりもどしていく…
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●12月の新刊&オススメ動画公開中。
※掲載されている情報は公開当時のものです。 テキスト:木村春子
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