ある日、町にでかけたバーソロミューは、王さまの命令で、ぼうしをとりました。 ところが、頭の上にはまだぼうしがのっていて、何度とっても、とれません。 怒った王さまは、バーソロミューをお城へつれていってしまいました・・・。
世代を超えて世界中で大人気の作家、ドクター・スースが描く絵本です。 中でも特に復刊を希望する声の多かった1981年偕成社刊の『ふしぎな500のぼうし』を、判型を変え新たに刊行したものです。
小学校2年生の娘が図書館で借りてきました。このお話がとっても気に入った様子で、「この本おもしろいよー」と5歳の妹に読んであげていました。読むと20分くらいかかるお話ですが、まだ長いお話は途中で飽きてしまいがちな次女も、このふしぎなふしぎなストーリーに夢中になって聞き入っていました。
「バーソロミュー」という主人公の名前がはじめは読みづらそうにしていた長女も、「バーソロミューが」「バーソロミューの」「バーソロミューには」と何度も出てくるので、次第にその名を口にするのが楽しくなっているようで、最後にはリズムよく滑らかにその名前を読んでいました。
変に説教臭くなく、出てくる登場人物がみんな魅力的です。たくさんの挿絵がどれもこれも素晴らしく、ページをパラパラめくるだけでも楽しいので、買って手元に置いておきたいとな思いました。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子5歳、男の子2歳)
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