人間に命を助けられたつるが、自分の羽をぬいて美しい布を織るという民話を、淡く美しく描きます。英米でも翻訳されて好評です。
同じ『つるのおんがえ』なのに、どうして絵本によってこんなに印象が違うのでしょう。
松谷さんといわさきさんのコンビはとても詩情豊か。
松谷さんの描く文章では、おじいさんおばあさんはとても上品に描かれていますし、家は集落の中にある感じ。
近所の子どもたちのためにお餅をつくところが、なんだか微笑ましく感じました。
いわさきさんの描く絵は、淡く清楚で苦しみがありません。
とても爽やかな「つるのおんがえし」だと思いました。
(ヒラP21さん 50代・パパ )
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