「わたし おべんきょうするの」
クリちゃんが言うと、
いぬのムムとぬいぐるみのブタコも「ぼくも」「わたしも」
クリちゃんと楽しい仲間たちの「おべんきょう」が始まります。
そこにねこのママチョやありやすずめやお花も仲間入りしてきて……。
ちょっぴり可笑しくてヘンテコな「おべんきょう」がどんどん続きます。
「あいうえお」から始まって、算数? 音楽? そして、英語も……??
実は……、子どもって、「おべんきょう」が大好きなんですよね。
好奇心が刺激されて、新しい発見があり、褒められたらうれしいし、誇らしい……。
この絵本には、子どもたちにとっての「おべんきょうは楽しい」が詰まっています。
でもいつから、「勉強しなさい!」「やだ〜」になるんでしょう。
クリちゃんたちは、こんなにも楽しそうに自分からわくわくとおべんきょうしているというのに……
幼児から読める絵本なので、もしかすると、この絵本がお子さんにとってはじめて「おべんきょう」との出逢いになるかもしれません。
初めての出逢いがこんなに楽しいものであれば、お子さんは「おべんきょうは楽しい!」と認識すること間違いなし。
もし、成長の過程で「おべんきょういやだ」になってしまったとしたら……、
そのときはぜひもう一度この絵本を開いて、「おべんきょうは楽しい」とワクワクしたころの気持ちを思い出していただければ……と願います。
(洪愛舜 編集者・ライター)
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