とろーんとした目、見るからに「眠そう」なねむいねむいねずみくん。そんな彼の旅は何とまだまだ続いていたのです!
一日中歩いてくたびれたねずみくん、今夜は森の中でひとやすみ。落ち葉の上でうとうとしようとすると突然おばけが現れて・・・。時が経とうと、状況がどんなに変わろうとやっぱり同じ様な展開に。夜の森の中を佐々木マキさんおなじみのキャラクターのおばけたちが飛び回る、結構派手な出来事だと思うんだけど・・・相変わらず夢うつつなねずみくんなのです。
でもこのマイペースさがちょっとクセになる。ちょっとやそっとじゃ動じない、頑として眠ろうとするねずみくんの姿勢。(だからこそ続く長い旅?)そんな姿がおかしくて子供達も思わず笑ってしまいます。それは色々な事が起きれば起きる程際立ってきたりして。そしてちょっと良い朝を迎えた後のねずみくんの締めのセリフ。それを聞いてまたとろーん・・・何だかはっきりしないけど不思議な事が起きたなぁ、なんてまったりまったり時間を共有してみてください。
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旅をしていたねずみは、一日歩いて歩いてすっかりくたびれた。そしてとってもねむい。
ねずみが森の中に入っていくと、地面のくぼみに落ち葉がたまっているのを見つけたよ。落ち葉はふかふかしていていいきもち。ねずみが落ち葉の上でうとうとねむりかけたとき、くぼみの底から急におばけがあらわれて、ねずみははじきだされてしまった。「な、なんだ?」ねずみはびっくりして木の穴に入り込んだよ。穴の中はちょっとせまいけど、あったかくていいきもち。ねずみがまたねむりかけると、穴のおくからおばけがでてきて、ねずみはおしだされてしまった。ねむくてたまらないねずみが、今度は空き缶を見つけたよ。せっせと落ち葉を運びこんで……。
ユニークなおばけたちが、ねむろうとするねずみの邪魔をします。それでもねずみは、まだねむくてねむくて……。
人気イラストレーター佐々木マキのロングセラー絵本、「ねむいねむいねずみ」シリーズです。
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