「こん」は「あき」のことを赤ちゃんのときから見守っています。あきが大きくなるにつれて、こんもだんだん古くなり、とうとう腕がほころびてしまったので、おばあちゃんのに直してもらうために、2人で電車に乗って出かけることになりましたが・・・。
こんはいつもあきのことを気遣っていました。電車の中でも
席まで誘導したり、お弁当を買いに行ったり。そんなこんを頼り切っていたあきですが、こんが砂丘で犬に埋められてしまったときには、こんのために精一杯の勇気を出します。
ぼろぼろになってしまったこんを見て、場所もわからないおばあちゃんの家へ急ぐあき。
そんな姿に胸が痛くなりました。
友情・勇気・愛・思いやり、たくさんのメッセージを伝えてくれるすばらしい絵本です。