わすれられないおくりもの」 みんなの声

わすれられないおくりもの 作・絵:スーザン・バーレイ
訳:小川 仁央
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1986年10月
ISBN:9784566002647
評価スコア 4.77
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みんなの声 総数 181
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181件見つかりました

  • 怖さでなくメルヘンでなく温かな死の描き方

    • たっちママさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子5歳、女の子2歳

    息子が赤ちゃんの頃から持っている本です。
    本人が3歳の頃くらいに初めて読んで欲しがって、聞かせたと思いますが、きょとんとした印象で意味がわからないようでした。
    それ以降、あまり読んでということはなく・・・。
    5歳になった頃、時々持ってくるようになりました。
    まだ近しい人の死は経験していない息子ですが、人はいつか年老いて死ぬことをなんとなくわかってきたようで、お葬式に参列することもあり、だんだんとこの絵本の意味を理解している感じです。
    読んだ後、特に何も言ってきたことはありません。
    感動しいの息子ですが、読んだ後に泣いたこともありません。
    でも、この絵本を読むことで、好きな人、大切な物を慈しむ気持ちがじんわり培われてきている気がします。
    時々、死んでしまった昆虫の話をしては「恋しいなあ」なんて言ってます。
    どんな説明があったところで、何をしてみたところで、死は誰にとっても不安や恐怖と切り離しては考えられない大きな存在です。
    その死をどんな風に感じるか、死の前にある生きている世界は何なのか、そんなことにそれぞれが思いを馳せられる絵本のような気がします。
    怖さでなく、ごまかしでなく、メルヘンでもない、子どもでも大人でも誰でもが温かい気持ちで死を考えることができる気がしました。
    この本を読み聞かせて、黙ってお互い思いをはせる時間がとても大切な時間のように思ってます。

    投稿日:2014/11/23

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  • 形には残らないけど大切な事をたくさんアナグマは皆に教えてくれました。生き字引のようなアナグマ。大人になって から読み返してみましたが、大人になってからの方が心にジーンとくる話です。こんな風に大勢の人に看取られて死にたいな…。

    投稿日:2014/10/09

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  • 小2の子供が夜になると「死」について考え込むようになりがちになったのをきっかけに「死」をテーマにした絵本を探して辿りつきました。
    まだ実際に子供には読んでいませんが、読み時を選んで是非読んであげたいと思った一冊です。

    アナグマの死を長いトンネルで表現し、それを受けて悲しむ仲間たち。
    でも、時間が経ち、アナグマの残してくれたおくりもののおかげで、少しずつ死を受け入れていく様子がとても穏やかに伝わってきます。

    今「死」についてどうしようもない漠然とした不安を抱えている子供には、逆に少し曖昧にぼかされた気持ちに感じるような気がしますが、少し気持ちが落ち着いて受け止められるようになったら、是非読んであげたいと思います。

    投稿日:2014/07/24

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  • 感動!!

    このお話は森のみんなに愛されていたアナグマさんが年もだいぶとっていたので、ある日死んでしまい、その後森のみんなが立ち直るまでのお話でした。最初はみんな悲しみでいっぱいだったのですが、しばらくしてアナグマさんとの思い出をみんなで話し合ってとっても幸せそうでした。死んだ後もみんなを幸せにできるって、感動しました。

    投稿日:2014/06/08

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  • 心の中で生き続ける

    命について、考える絵本です。
    決して、心のおどるような楽しい絵本ではありません。
    でも、自分のこと、家族のこと、身近な人たちのこと、命のこと……さまざまなことを、考えさせてくれます。

    大好きな人が死んでしまったときの悲しい気持ちが痛いほど伝わってきました。
    でも、心の中で生き続けてくれているから乗り越えられるということも、同時に教えてくれる絵本です。

    子どもにとっては、命の大切さ、死の乗り越え方を伝えてくれる絵本ですが、大人が読むと、自分が大切な人たちに今何が出来るのか、何を遺していけるのか…とても考えさせられる絵本でした。
    深いです。

    投稿日:2013/08/01

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  • 素晴らしい1冊

    4歳長女が表紙を見て気に入って借りてきました。4歳にはちょっと早かったかなと思うのですが。というのは、「死」というものがよく分かってないので。

    私はとても感動しました。何ていいお話。『死んで体がなくなっても、心は残る』この言葉が心に響きました。大人こそ読むべき1冊かもしれません。

    投稿日:2012/07/07

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  • 思い出は消えない

    月並みだけど、思い出は決して消えないことを再確認しました。
    誰もが必ず、天国へ行く時がくるけれど、その人と過ごした大切な時間は贈り物として、心の中に残っていきます。
    習慣だったり、趣味だったり教養だったり、楽しみだったり・・・形は人それぞれ違うけれど、しっかりと心に刻まれます。

    天国に旅立った人との思い出を、再確認させてくれました。
    これからを大切に生きたいと、かんじさせてくれました。

    投稿日:2012/07/05

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  • 死とは

    死に関する絵本って、とても難しいと思います。
    子どもに説明するのも難しい。
    かといって、身近な人の死が子どもを避けていくわけでもない。
    この絵本は残された者達がどうするか、っていうのが
    描かれていて、良いなと思いました。

    付き合いが深ければ深いほど悲しみは大きくなるけれど、
    その分思い出も多くなる。
    それがおくりものということなのでしょうね。

    綺麗ごとでもなく、宗教色も強くなく、
    大人の私もすんなり読めました。

    投稿日:2012/03/21

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  • 死んだ後でも

    死について描かれた本です。
    やはり、子供には難しかったかな。
    ぴんとこなかった様子です。
    私としては、感動する作品でした。
    死という別れがおとずれても、思い出が自分達の中に残っていると考えれば、悲しみも和らぐのかもしれませんね。

    投稿日:2012/03/19

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  • 身近な死から思ったこと

    思い出っていうのは、また歩き出せるための神様からのプレゼントかなと思います。同居の祖母が亡くなった時、小学生だった息子たちを含めて私たち家族がしたのは、アナグマを亡くした動物たちとおんなじでした。淋しさは続きますが、悲しみばかりでなく、みんなでありがとうと懐かしむ思い、また一歩歩き始める力をもらった思いでした。

    死をあつかっているので、核家族で子どもたちがまだ小さくて死なんて、、、という方には合わないかも知れませんが、ニュースで事故や事件を見るたび、また思いもよらない病気など、どんなに小さな子どもにとっても死は関係ないものとは言えないことを、思わされます。

    子どもの前に立つ時、それがわが子の場合でもクラスの子どもたちの場合でも、自分自身が問われるなあといつも思います。

    投稿日:2012/02/26

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