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鬼が出た」 みんなの声

鬼が出た 作:大西廣
絵:梶山 俊夫
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1989年
ISBN:9784834010015
評価スコア 4.77
評価ランキング 686
みんなの声 総数 12
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  • 本来鬼というのは?が学べる1冊

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子5歳、女の子1歳

    コンパクトに、遊び、美術、文芸に歴史的な解説がまとまっています。鬼とは・・・を入口に、鬼がどのように人の心や村の生活の中で生まれたかとても興味深く、風神雷神、節分祭の鬼の面、鬼ごっこの子どもなど、視野が広がる1冊でした。

    投稿日:2022/01/28

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  • 人間は誰でも一度は鬼になる

    1987年刊行。日本に伝わる鬼の絵や彫刻、写真、物語などを通して、鬼という存在についてあれこれ研究してみる絵本。世界の鬼も紹介。

    人は一度は鬼になる、という衝撃的な言葉は、子どもの鬼ごっこの鬼、という意味で本文には書かれていた。昔の地獄の絵で、亡者を襲う鬼と、亡者を守るお地蔵様の構図が、鬼ごっこをしている子どもたちの絵にそっくりだ。
    地獄は、亡者にとっては恐ろしい場所だが、そこで働く鬼も休むことなく働かねばならない上、閻魔大王に監視されているという。まるでブラック企業。誰も幸せにならない構図。
    今は鬼とされているが、もとは仏教伝来前の地元の神様だった、とか、その辺に住んでいるとか、天の国にもいるとか、その辺は鬼だらけ。人間も鬼になったり、鬼が鬼を退治したり、いろいろなケースがありすぎて、生粋の鬼というほうが珍しいように思えた。

    幸せをもたらす鬼というのもあって、不思議。

    案外、鬼というのは身近な存在なのだとわかった。
    日本では昔から、人は鬼と一緒に暮らしてきたのだ。

    投稿日:2021/09/17

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  • 実に興味深い

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子10歳、女の子8歳

    鬼とはなにか、それを様々な鬼のルーツやいわれなどを踏まえて考えていきます。
    鬼って、昔は異なる宗教の神様を表現していたの?とか、まぁ、確かに…など、深く考えることのなかった鬼について知るのはなかなかおもしろかったです。よく分からないものを怖がる人間の気持ちが鬼をつくりだし、それを大切にしたりやっつけたり。おもしろいですね。

    投稿日:2021/08/06

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  • 鬼の作り方

    鬼の起源から、歴史、そもそも鬼とはなんなのか?鬼のいろいろがわかる絵本です。
    写真や資料もたくさんで、読み応えがあります。
    子供より、自分の方が夢中になってしまいました。
    桃太郎の鬼が島は、昔、海上の島々のお互いに住むものを鬼と見ていたからとか、興味深いです。
    「鬼の作り方」には笑ってしまいました。
    全体の形は人間と同じにする。
    人間に似ているから、怖いんだよ。というのに納得です。

    投稿日:2020/08/01

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  • 一味違った鬼の絵本。

    絵本といっても奥深いのが「たくさんのふしぎシリーズ」です。
    対象年齢が小学校3年生〜まさに我が子にはぴったりだなぁと思い、親子ではまっています(親の私の方がまはり気味)。
    こちらの絵本は、節分シーズンにもよいなぁと思いました!
    「鬼」、節分はもちろん、昔話でもよく出ていたり、日本人には身近な存在でもあるんですよね。
    どうして??そのふしぎをこの絵本で!!

    投稿日:2019/09/05

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  • 節分に豆まきをして「鬼は外 福はうち」というのですが
    このお話を読んで 鬼とはなんぞやが少し分かりました
    人間が 生きている中で いろんな不安があり 死んだ後の世界でどうなるのか思い描いて想像し作られたもののように思いました

    人間ときっても切り離せない鬼  
    子どものころの遊び 「鬼ごっこ」は誰もがしたと思います
    目に見えないそこしれない闇のようなちからをもったものを 想像によって鬼と考えたとありました
    なるほど 
    お寺にも鬼がいます  仏教の世界で鬼との争いがたくさんあります
    桃太郎のおはなしも鬼退治するというお話しがうまれたのだそうです

    有名な風神雷神は風の神と雷の神 人間ではどうすることも出来ない
    自然の力 鬼と考えこんな姿に表したこと
    いろんな鬼のすがたがよく分かりました
    そして 人間が鬼になる 
    にんげんが死んで 霊になりその霊が 鬼になると考えられたようです
    祖先の霊が鬼になって 今の世の中を見守っている 人々はそのように考えたのだそうです
    そして 私たちの間違った考えを正しくしてくれる言われているといわれています

    この絵本を読んで 鬼のことがよく分かりました
    今でも世界中で 日本の中に鬼の祭が受け継がれているのですね

    投稿日:2014/02/25

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  • 実は鬼って

    この本の紹介で「鬼本来の姿をさぐっていく『鬼の百科』」とあり、昔話のような作り話ではない鬼をぜひ子どもと知りたいと思い読みました。

    昔の人が描いた、鬼が出てくる絵をもとに説明をしています。

    小1の息子には1回で読むには長いように感じたので、分けて読みました。一見難しそうに思えましたが、柔らかく分かりやすい言葉で書かれていたので、子どもにも理解できたと思います。

    今まで鬼といえばどちらかというと、人間とはかけ離れた悪役で怖い嫌われ者のイメージでしたが、実は人間と切っても切れない身近な存在だとわかり、前のイメージがとれました。

    投稿日:2014/02/16

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  • 必要悪?

    • 楽葉さん
    • 60代
    • じいじ・ばあば
    • 埼玉県

     今、2歳の孫でさえ<オニ>の存在に怯えている…
    鬼は怖いけどちょっと気になる存在だ…
    それはなぜだろう?

     ぼくたちが思い浮かべる鬼のイメージは<桃太郎>
    <じごくのそうべえ>などの絵本や
    <なまはげ><節分>などの年中行事から身につけたものだ…
    しかし、その鬼たちには大昔からお手本があり、
    現代まで引き継がれているのは
    人間が鬼たちを必要としていたからなのだ…
    そんなことに気づかせてくれる1冊

     美術館、博物館、図書館から提供されたたくさんの図版が
    理解を助けている中、最終ページ…
    「きみも鬼になってみないか。」と呼びかけたページをめくると
    小学生が描いた青鬼が座っている
    鬼が今に伝承されていることを示す工夫だと思った

     でも、しつけのために地獄絵を幼児に見せるのは
    ちょっと違うと思うのだが、それはまた別な話…

    投稿日:2014/01/28

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  • 鬼のことが分かる解説図鑑みたいです。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子13歳

    たくさんのふしぎ傑作集の1冊だったので、「絵本」だと思い込んでいたら、普通の絵本というより、『鬼の解説図鑑』みたいな感じの作品でした。
    なので作品中の絵は挿絵というより、各博物館などから借りたらしい古い文献などが多かったです。

    面白かったのは、前に聞きかじったことはありますが、今でいう『鬼ごっこ』の元の遊びが、
    『子をとろ子とろ』という江戸時代の頃の遊びだったとか、
    あの有名な『七夕』の彦星のモデルとなったのは、『天稚彦(あめわかひこ)という天の鬼で、織姫と彦星の間を邪魔して川を作り、一年に一度しか会えなくしたのは、実は鬼たちだったとか…。
    へぇ〜。と驚くような豆知識がたくさん記載されていました。
    小学校の4,5年生から大人まで、十分楽しめると思います。

    投稿日:2013/09/01

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  • 鬼の薀蓄

    いつも悪役ながら、怖いもの見たさか、どこか人間的なところを感じてか、子どもの話に鬼はつきもの。
    昔から身近にいる鬼にまつわるアラカルト。
    昔の絵をふんだんに取り込みながら、鬼の由来、鬼と人とのかかわり、鬼に込められた様々の意味を詰め込んだ本。
    本当に表紙を開いたら鬼が出ました。
    勉強になりました。

    投稿日:2012/02/08

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