原田宗典さんというと私の中では笑いいっぱいのエッセイというイメージで、西巻さんの絵本を勉強するにあたって、原田さんが描かれた子ども向けのお話ってどんな話だろうって思っていました。
「なんでもいいから、だいすきなことをひとつ」というお父さんのメッセージ。
それって、何か困難な出来事や嫌なことに遭遇してしまった時の自分を支える力になるものだと思います。
これを読みながら自分にとって大好きなものを探すでしょうし、この本も自己肯定感につながる本なんでしょう。
主人公は絵の感じからして小さな女の子ですけど、たとえば卒業とか旅立ちとか節目にあたる時の子どもに手渡す本としてもいいのかもしれないと思いました。
おとうさんからのてがみとありますので、お父さんにも読んでいただけたらと思います。