
もみのきマンションに住んでいるのは… 1階にうさぎのはなちゃん、2階にきつねのこんくん、 3階はあひるのがあおくん、4階にはりすのりすこちゃん。 前作『クリスマスのおかいもの』にも登場した仲良しの4人です。
今日は年に一度の「つんつくむら」のおまつりです。 朝からはりきって会場へと向かう4人。そこでは、大人たちがおまつりの準備を始めています。 こんくんは、あなぐまじいさんの回転木馬を手伝い、はなちゃんは、パイづくりを手伝います。 まわりのテントもすっかりおおにぎわい。おまつりの準備はどんどん進んでいきます。 ピーヒョロロ、ダンドコドン。 大きな音の合図でおまつりがはじまった! あっちにもこっちにも、美味しそうな食べ物やおもちゃがいっぱい。 パイを食べて、輪投げをして。回転木馬に乗ったり、音楽にあわせておどったり。 つんつくむらの人たちは、みんな本当に楽しそうです。 やがて日が暮れて、空が真っ暗になった頃。むらのみんなは、願いをこめてランタンに火をともし…。
ああ、なんて美しいのでしょう。 あの一つ一つの火には、どんな願いが込められているのでしょう。
たしろちさとさんが描くおまつりは、素朴な雰囲気だけど、とってもにぎやか。 子どもたちだけでなく、大人だってずっと笑っています。 今日だけは日が暮れても「早く帰りなさい」なんて言われない、特別な日。 ノスタルジックで幻想的、だけど心の中にはしっかりと残っていくであろうおまつりの日が、4人にとってどんなに大切な日なのかは、最後の願いごとを聞けばすぐにわかりますね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)


みんなのねがいを空にとばして 年に一度、つんつくむらで開かれるたいせつなおまつり。 人気絵本『クリスマスのおかいもの』から生まれた「つんつくむら」シリーズスタート!
うさぎのはなちゃん、きつねのこんくん、あひるのがあおくん、りすのりすこちゃんは、つんつく村のもみのきマンションにすんでいます。 今日は村のおまつりの日。4人は朝から、森をぬけ、おまつりの会場へと向かいました。 あなぐまじいさんの回転木馬づくりを手伝ったり、村に伝わる伝統のパイづくりを手伝ったりしているうちに、おまつりの準備はどんどん進んでいきます。ピーヒョロロ、ダンドコドン。大きな音を合図に、おまつりがはじまりました。みんなでおいしいパイを食べて、回転木馬に乗って……。 そして真っ暗な夜が訪れたとき、村のみんなは、願いをこめて、ランタンに火をともしました。 さあ、4人は、どんなことをおねがいしたのでしょう?

最近、あきまつりの絵本を何冊か読んでいたので、「この絵本はどんなお祭りのお話かな?」と楽しみに読みました。
結局、いつの季節のお祭りなのかはわかりませんでしたが、ランタンを飛ばすシーンはとてもきれいで、「こんなお祭りもあるんだね」と娘と話ながら読みました。
でも、娘のイメージにはないお祭りだったため、あまりピンとこなかったようです。
これをきっかけに、娘がいろいろなお祭りがあることを理解してくれることを期待しています。 (るらはママさん 30代・ママ 女の子4歳、男の子2歳)
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