麦わら帽子のすきまから見えた光が、星になってとびだした。少女は帽子に乘って夜空を追いかけます。お月さまや魚に手伝ってもらい、ようやく星たちをつかまえると…。大切なものに想いをこめると、それは光となって輝き、みんなに届く - 人の心には灯台があるかもしれません - 深く澄んだ藍色の夜空が美しく、作者のメッセージがやさしく心に響きます。
美しい巻貝。海、星、お月さまに光。きれいで幻想的な言葉だけで紡がれたようなお話でした。
このお話は、女の子が見たひと時の夢、あるいは幻だったのでしょうか。
「この女の子は、夏に海で素敵な経験をしてきたのだろうな」と思わされる素敵なお話でした。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子8歳、男の子5歳)
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