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ハムスターのハモは、ある晩、小さな小さな女の子が泣いているのに出会い、助けようとします。クリスマスを舞台にした、静かで心温まる物語です。

前作から4年がたっています。同じシリーズなのに、絵のタッチが大きく違います。うちの下の子まで、「絵が変わってる!?」と、驚いていました。シリーズなのに、ここまでタッチを変えるのはかなり珍しいと思います。
でもまぁ、さらに読みやすく、可愛くなったので、異論はありません。
しいていえば、クリスマスの時期に読んだら、もっと気分が出たのに、季節はずれな時期に読んでしまったのが、惜しいかったな。
クリスマスにちなんだお話は数ありますが、クリスマスツリーにつけられた飾りのお人形との交流を描いた作品はかなり珍しい(レア)ものではないでしょうか?
内容的に、すごくよくまとまっていて、可愛かったし!
前作で登場した『洗濯機の裏』が、すっかり葉も(ハムスター)のお気に入りの場所になっているし…。こういう前後のつながりも面白かったです。
これは機会があったら、クリスマスのシーズンに幼稚園くらいのお子さんたちに読んであげたいな〜。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子11歳)
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