いろんな大きさ・形をした雪の結晶を、この本一冊でいっぱいながめることができます。それも、谷川さんのすてきな詩とともに。
降る雪・積もる雪は見えても、一つ一つの雪の粒の形は、そのままでは見られません。この本を見ていると、雪って、とっても繊細で美しい形をもつ粒が集まってできているものなんだということを、あらためて教えられます。自然がなせるわざ、本当にすばらしいです。
そして、谷川さんの詩も心にしみます。ささります。
ときにやさしく、そしておそろしい姿にもなる雪。
きれいだから手にしたいけど、はかなくとけてしまう雪。
谷川さんの詩が雪の結晶と合わさって、輝きが何倍も増す気がしました。
冬の、それも雪が降る日、積もった日に読んでみたいです。