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ごんぎつね」 みんなの声

ごんぎつね 作:新美 南吉
絵:黒井 健
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1986年08月
ISBN:9784039632708
評価スコア 4.86
評価ランキング 59
みんなの声 総数 72
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72件見つかりました

  • 生きていく哀しみ

    私の小学校の時の教科書にも掲載されていて、今は息子の教科書にも載っている作品です。

    新美南吉の作品を一つ上げろと言われたらこの作品を思い出す方も多いのではないかと思います。

    小学生の頃、この作品を読んで胸がしめつけられるような切なさとすれ違いの悲しさを思い、忘れられない作品になりました。

    大人になってから、この絵本に出会い、漠然とですが『ごんぎつね』というと黒井健さの絵という風に、この作品には黒井健さんの絵という風に結びついてしまいました。

    絵の繊細さもさることながら、一度だけ行ったことがある南吉の故郷の風景と重なります。

    絵本の15ページには、彼岸花が広がっていますが、私が訪れた時もちょうど彼岸花の季節でした。

    生きていると、その時にはわからない思い、失敗、悔いというのはたくさんあるものでしょう。

    生きていく哀しみ、そんな思いを教えてくれた作品でもあるように思います。

    投稿日:2011/08/16

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  • 黒井健さんの絵がベストマッチ

     誰もが知っている名作なので、絵本もいくつかありますが、挿絵画家が異なると、これほど絵から受ける印象が違うのかと思えるほど、それぞれの絵本でイメージがかなり違います。小さい子ども向けのものは、とてもかわいらしい「ごん」ですが、黒井さんの絵は、しっとりと描かれていて大人向きで、すらりとしたキツネの姿にほれぼれします。
     あえて色調を押さえた絵は、物語の挿絵であると同時に、登場人物それぞれの心象画のようでもあり、思わず絵に見入ってしまうほどです。
     お話は悲しい結末ですが、秋の夜長に手にとって、読後の余韻を楽しみたい、そんな1冊です。

    投稿日:2011/08/15

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  • 繊細な絵に余韻が残ります

    教科書にも書かれているし、このお話はよく知っているのですが、視覚化すると何とも言い難い雰囲気の違いを感じさせられます。
    黒井さんの絵はごんぎつねの心を繊細に淡く描くことで、作品をさらに奥深い映像としたように思います。
    ごんぎつねはいたずら好きで、悪さばかり繰り返していたようですが、母親思いの兵十がとっていたウナギを逃がしたことと、母親の死が重なり、深く反省するのです。
    その心持が痛く伝わってくる描き方だと思います。
    しかし、兵十への罪滅ぼしと思って行うことが、兵十にとっては災難に変わってしまいます。
    最後にごんぎつねは銃で撃たれてしまいます。
    しかし、兵十は山の収穫物を届けていたのがごんぎつねだったことを知るのです。
    ごんぎつねが自分の行動を認められて息絶えるところは、黒井さんの絵でとても余韻が残る作品となりました。
    ここまでくると、絵本も芸術だと思います。
    他の絵本がひらがな表記であるのに、漢字を多用している点も考えると、高学年向けになっているように思います。

    投稿日:2011/04/29

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  • いろいろな事を感じとれます

    言わずと知れた、新美南吉さんの名作。どちらかと言えば、小学校中学年というより、高学年以上向けだと思います。誤解や後悔、そして人間社会のままならないつらい現実、大人だったら、読む人によっていろいろな事を考えさせてくれる名作です。国語の授業でこの話を扱っていれば、先生が深く読み取るように指導してくれますが、10歳未満の子供だけで読んだら、「かわいそう」だけで終わってしまうかも。有名なお話なので、数社から違う画家の本が出ていますが、私は個人的には黒井健さんの絵が優しくて好きです。ごんきつねの話の美しさをひきたててくれる絵だと思いました。

    投稿日:2011/01/16

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  • 大人も泣かせる絵本

    3歳の娘にはまだ早いか?と思いつつも
    読み聞かせしてみました。

    長いですが、絵が綺麗な所為か、お話が良い所為か、
    意外と集中して聞いてくれます。

    読み終わったら「きつね死んじゃったの?」
    とちょっと切なそうでした。
    小さい子には「死」のインパクトが強すぎて、
    兵十やごんの心情までは理解できないかもしれないけど、
    歳をとるにつれていろいろなことが
    だんだんわかるようになるのだろうなと思います。

    またしばらく経ったら読んであげたいと思いました。

    投稿日:2009/11/19

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  • かわいそう・・・

    「かわいそうかわいそう」と下の子が言いながらも
    何度も読んでという絵本です。

    新見南吉さんのお話と黒井健さんの絵が合っています。
    とても丁寧に書かれていて素敵な絵です。

    私が小学校の頃、教科書で読んだよなと思いながら
    読みました。
    悲しくせつないお話です。

    ごんと兵十の気持ちをわかってくれると嬉しいなと思い
    ながら読みました。

    ごんぎつねの絵本は色々出てますが、私はこの絵本が
    一番好きです。
    親子でぜひ読んで見て下さい。

    投稿日:2008/11/06

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  • 忘れられないお話しです。

     泣いてしまって、人前では読めません。黒井健さんのやさしい絵からもごんと兵衛の本当に切ない思いが伝わってきます。やっぱり悲し過ぎる結末ですよね。撃たれたごんの穏やかな顔が少しなぐさめになります。また、絵本によって兵衛の読み方も違うように思いました。
     先日、黒井健さんの絵本ハウスに行って来ました。『ごんぎつね』『手ぶくろを買いに』のきつねが本当に生きているようでした。『ころわん』『おやゆびひめ』も良かったです。

    投稿日:2008/10/20

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  • 幅広い年齢層に向いている作品。

    • ちょし★さん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子10歳、男の子9歳、男の子8歳

    「ごんぎつね」は何冊も出ているようですが、一番に思いつくのはやはりこれですね。
    優しく悲しいストーリーに、黒井さんの柔らかく、切なく、そしてあたたかい絵がぴったりと合っています。
    我が家の長男も「わ〜、綺麗な絵だなぁ、すごいなぁ」と感嘆していました。

    読み終わった後、ごんを撃った兵十のその後の行動を、あれこれ子どもと想像しました。
    なんともやりきれない気持ちになったであろう兵十。
    わずかな時間でも、一人と一匹の間に、心が通ったと信じたいですね。

    幼稚園児から、小学生・・・機会があれば中学生にでも読み聞かせ出来る内容だと思います。

    最近はお年寄りに語り聞かせるボランティアもあるそうですね。(昔からあるのでしょうか?)
    そういう場面にもぴったりでしょう。

    どの年齢層にでも感動を与えられるようなそんな作品です。

    投稿日:2008/08/03

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  • ごんの思い、兵十の思い

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、男の子7歳

    おなじみ、新美南吉さんの名作です。
    子どもの頃に読んだはずです…ごんぎつねという題名と、「悲しいお話」ということだけ強く記憶に残っているのです。
    なのに、肝心のお話がすっ飛んでいて…(T_T)
    今回、子どもの頃の記憶を呼び起こすべく、しっかりと手にとりじっくりと読みました。

    うまく言葉になりませんが…、
    悲しくて切ないお話ですが、すごくいいお話です。
    ごんの気持ちも、兵十の気持ちも、痛いほどわかるだけに。

    ごんの姿…心の動きが、わが子と重なりました。
    奔放で無邪気なところや、兵十さんへの償いにせっせと真心を届けようとするところなど。
    どうしてこんなことになってしまったのかなと、考えれば考えるほどに、余計つらくなります。
    ただ、ごんも兵十も、共に真剣に生きていた。そういうことなんだと思います。

    ごんは、多くのメッセージを残してくれました。
    兵十の心に。そして、私たちの心にも。
    何度読んでも、心が震える作品です。
    心の中でごんをぎゅっと抱きしめています。

    ごんぎつねは何冊か出ていますが、私はやはり黒井健さんの絵が一番好きです。

    投稿日:2007/02/19

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  • 青いけむり

    • じろさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 女の子6歳、男の子3歳

    子供のころ学校で習い、何度も何度も読み返したお話です。
    私は、一番最後の火なわじゅうから青いけむりが出ていることろがとても印象的で、ごんの命が天国へと登っていくようにも思えました。
    主人は子供のころ病気で寝ていたときに母親に読んでもらって、とても印象的で悲しいお話だと何度も話していました。

    投稿日:2007/02/03

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