ほんとうのことしかいえない真実の妖精」 みんなの声

ほんとうのことしかいえない真実の妖精 文:マット・ヘイグ
絵:クリス・モルド
訳:杉本 詠美
出版社:西村書店
税込価格:\1,320
発行日:2021年03月09日
ISBN:9784867060209
評価スコア 4.11
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みんなの声 総数 17
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  • 何が大事か

    ほんとうのことしか言えないので、孤独な日々をおくっていた妖精。ありそうでなかった設定に興味をひかれ、また、真実といってもかなり毒舌の主人公の妖精を心配する気持ちもあり、どうなることかと思いながら読み進めました。が、思いもかけない展開から、素敵な出会いにめぐまれて・・・、よかった! あわせてくれるような受け答えは耳に心地よいですが、本当のことをいってもらえる存在の大事さに思いをはせました。

    投稿日:2021/08/29

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  • 色々と考えさせられる1冊

    10歳の子供にはちょっと理解出来る事とそうでない事とが有ったようですが、本当の事しか言えない。。。本当に辛いですね。と言うより、嘘を付く事の方が良くない事と普通人は思ってしまいます。だから本当の事しか言えない、となると良い印象を持ってしまうのですが、実際はそうは行かないみたいですね。

    嘘を付く事で人の気持ちを壊さずいる事が出来たり、嘘を付く事で自分が楽でいられたり、周囲との調和が保てたり。。。  生きて行くために必要な嘘も有る程度使いこなしていけると良いけれど。

    なかなか奥の深い1冊で大人の私でさえ考えさせられる事が有りました。なので子供にとっては多少難しい内容の絵本に映っているかもしれません。

    読み応えがあり、真実と嘘とについて考えさせられる1冊でした。子供達には真実を話す事と嘘を付く事について考えてもらえる、学ぶ事が出来る、そんな1冊だと思います。

    投稿日:2021/08/29

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  • 真実の妖精

    「嘘をついてはいけない」とよく言われるけれど、本当のことしか言えないとどうなるか。
    物語の前半は、まわりと上手くやっていくには時にはウソも必要だということ。そして後半は人生を楽しく生きていくための真実を、妖精が教えてくれました。

    真実には良いことだけでなく、目を背けたくなることだってある。
    でもそれを受け容れて、前向きに捉えることが大事。
    どんな人生を送るかは自分次第。
    未来は変えられる。人生は希望で出来ている。
    落ち込んだり壁にぶつかったりした時、思い出したい真実の言葉が沢山ありました。

    全編を通じてモノクロで、漫画のような挿絵が新鮮でした。
    トロルやゴブリン、ピクサーやエルフといった伝説の生き物が沢山出てくるところがイギリスの絵本らしくて良かったです。
    スノードームの中の物語というのも素敵ですね。

    投稿日:2021/08/25

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  • 真実は変えられる

    嘘がつけない、本当のことしか言えない、ということは、人を傷つけることだろうか。
    言い方一つで感じ方も変わるでしょう。
    でも、中味が変わらないことは、しようがない。
    でも、将来はどんなことでも真実になり得るという事を、改めて考えさせられました。
    現在の事実が、これからをしばるわけではないですよね。
    少し回りくどい本でしたが、それだけに希望が輝いていました。

    投稿日:2021/08/21

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  • 着地点が良かった

    たいていの大人は子どもに「嘘はついてはいけません。」と教えると思います。しかし、実際に子どもが嘘をつかずに生きるとこの本に出てくる「真実の妖精」のように、人を傷つけたり、嫌な気分にさせたりして、人に嫌われてしまいます。かと言って、嘘をついてもいいと教えるのは・・と大人は悩むと思います。もしこの本が「真実の妖精」が嘘のつかない生き方を貫き通した結果、良いことが起こったという着地点にしてしまうと大人としては困るわけですが、その点この本は嘘をつかないというところから、一人の女の子が自分を受け入れるというところにシフトしたところが上手だと思いました。結果、この「真実の妖精」もほんとうのことしか言えない自分を受け入れることができ、友達までできたのですから。

    投稿日:2021/08/23

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  • 真実は人を傷つけない。。。

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    真実の妖精の口から出るのは、真実の言葉だけ。
    真実って、とてもいいことで、ウソは悪いこと。多くの人がそう思うのではないでしょうか、じゃあ真実の言葉だけ話す妖精は、みんなから尊敬され、愛されて、たくさんの仲間に恵まれて、仲良く暮らしているのでしょうか。。。
    いいえ、真実の妖精はいつもひとりぼっちなんです。
    本当のことを言うことで、相手を怒らせてしまってばかり。確かに、うまくウソをつくことでその場がうまくいったり、人間関係が良くなることもありますよね。
    大人の世界では、むしろその方が多いくらいかも!?なんて思いました。
    そんな妖精が、1人の少女と出会うことで、自分のことを好きになり、人生が変わります。そして、少女の人生も変えてしまうのです。
    悲しみの底にいた2人の出会いは、2人の人生を大きく変え、明るい未来へと変わります。
    真実の妖精が女の子に本当の言葉で一生懸命に話しかける場面は、とても感動しました。
    その中でも、「悲しみを知るからこそ幸せに気づく」と言う言葉と、「どんな人生を送るかはあなた次第」と言う言葉がとても印象深かったです。
    自分がどんなことを幸せと思うのか、どんな人生を送りたいのか、少し考えてみたいなと思いました。
    最後は、幸せそうに暮らす2人にこちらも幸せな気持ちになりました。

    投稿日:2021/08/09

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  • モノの見方が変わると気持ちも変わる♪♪

    • もけこさん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子16歳、男の子12歳、男の子2歳

    「真実だけを口にするようになーれ」とまほうをかけられた妖精。
    ほんとうのことしか言わない妖精には、ねずみのマルータ以外、家族も友達も顔を見せなくなりました。
    それは本当のことしか言えないせいで相手を傷つけてしまうせいだと妖精は思いました。
    ところが妖精は、ある時であったアーダという女の子に悲しい真実を告げた時、アーダのために悲しみから抜け出せる言葉をかけてあげることを思いつきます。
    一生懸命アーダのために言葉をつむぐ妖精。
    するとアーダは笑顔を取り戻し、妖精は正直であることを誇りに思います。

    真実はひとつではない。ひとを傷つける真実もあれば、同時に勇気づける真実もある。
    ひとつのことも見方を変えれば気持ちが全く違って感じるんだと、モノの見方と言葉の大切さを実感しました。
    こどもにぜひ伝えたいです。

    投稿日:2021/08/08

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  • 周囲とうまくやっていくための妖精の苦労

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子5歳、女の子1歳

    思っている事を正直に言う事しかできなくなってしまった妖精のお話。嘘がつけない、本当のことしか言えない、ということは、人を傷つけることでしょうか。 言い方一つで感じ方も変わります。
    5歳には少し長く、じっくり内容理解するにはもう少し先かなと思ったので、また改めて読みたいなと思います。

    投稿日:2021/10/05

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  • 嘘がつけなかったら、、

    本当のことしか言えない妖精さんのお話。
    見るからに明らかなことでも、あえて言わなかったり、ちょっと違う表現にかえたり、時には思ってることと違うことを言ったりするのは、時に必要なことですよね。それができず相手が言われたくないことを正直にストレートに言ってしまう妖精さん。相手を怒らせたくないのに怒らせてしまってつらいですね。
    人と関わるのが怖くなってしまいますね。
    本当のことしかいえないって正直者だということだから良いところでもあるのですが。
    この子は悪意があるわけではなく、本当のことしか言えないだけなんだと、ありのままの妖精さんを受け入れて友達になってくれる人がいたらいいですね。
    そしてこれが自分なんだと自信もっていきていけますように。

    投稿日:2021/08/31

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  • 本当のことを言っていい。 受賞レビュー

    我が家にも、本当のことしか言えずに、仲良しのお友達を怒らせてしまったり、大好きなお父さんを苛立たせたりしてしまう9歳の妖精さんがいます(笑)。大好き同士なのに大ゲンカになったり、声が枯れるほど泣いたり、子供ながらたくさん辛い思いをしているなぁと親として感じます。

    そんな息子にとって、このお話はかなりツボだったらしく
    「お母さん、これすごく面白いから読んでみて!」と勧めてきてくれました。

    率直に、彼がどう読み取ったかを知りたくて、
    「嘘はいけないことなのだから、『ほんとうのことしか言えない』というのは良いことなのではないのかな?」と聞いてみたところ、

    「うーん、確かにそうなんだけど、、、でもこれは良くないと思う。言い方が良くない」という答えが返って来て、息子の成長をとても嬉しく思いました。

    それから一緒にもう一度絵本を読んで、
    「あんなに嫌われていた妖精さんなのに、なぜアーダには嫌われなかったんだろうね?」と聞いてみたところ、
    「それは、伝えにくい真実を言ったあとに、ちゃんと『言葉のはしご』をかけてあげたからだよ」と、お話の大切なメッセージをキチンと受け取ってくれていました。

    9歳なりの人生経験と、素敵な本との出会い、そして周囲の人たちの愛情によって、息子にも何かが芽生え始めてているようです。
    彼にも、アーダのような素敵な友達が現れることを願わずにはいられません。

    投稿日:2021/08/28

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