「おひさまがしずむ」 みんなの声

いいですね。

空を見上げると秋の夕日です。

赤い空にたくさんのとんぼ。

久々にのんびりした絵本に出会いました。

雲も赤くなっていき、次第に空が暗くなる。

公園に子供はいなくなり夜になっていく。

家には子供とおばあちゃんだけ。

お母さんが帰ってくるときは

チャイムが三回なりました。

お父さんはいませんでした。

初秋の夕暮れ時の詩が書かれた１冊です。
夏が終わり秋を感じるこの時期の夕方・・・私はこの美しく、そしてどこか切ない感じの季節に毎年何ともキュンとします。
「夏が終わってしまったな〜」「空が高くなってきたな〜」というセンチメンタルな気分になります（笑）。
子供はどんなふうに感じるのでしょうか？
たまには空をゆっくり眺めてみるのもいいですね〜。

日が暮れていくのが描いてある絵本でした。うちの子はこんなに暗い時間まで外にいないので、どうやって夜になっていくのかがわかってなかったので、この絵本に見入ってました。この本を読んでから、「今コウモリ飛んでる？」とか聞いてきて来るので、勉強になってよかったなって思いました。

沢田としきさんの作品だったのでこの絵本を選びました。（今まで読んだ沢田さんの作品が素晴らしかったので！）表紙の雲の形からもとてもセンスを感じました。この絵本を読んだ後は夕暮れの空に今迄よりももっと魅力を感じられると思いました。数秒の間に刻々と変化していき一日足りと同じ空にはならない夕焼けの美しさと繊細さそしてその不思議をとても上手に描いてある作品だと思いました。雲の質感といい空の色といい本物のようで本当に感動しました。さすが沢田としきさん！！だと感動しました。

赤とんぼは、夕焼けとやっぱり似合うなあ・・・・

秋の夕暮れは、おばあちゃんと二人では、ちょっと寂しいなあ・・・

お日様が沈む時の真っ赤に燃える時って、綺麗だけれど、つかの間だけ

だから後は急に人恋しくなります。公園の子供がいつの間にかいなくな

ったと読むだけで寂しさがこみ上げてきます。

とても上手く文章と絵が心にしみました。家族の存在のありがたさを思

った絵本でした。おかあさんのありがたさも思った絵本でした。

最初に読んだのは、娘が2歳半のときで、空模様よりも
公園で遊ぶ子供たちや、暗くなって公園から誰もいなくなるところに注目して、
目立っただった反応もなかったのですが、お散歩のときなどに、
空を一緒に見上げてこの本のフレーズを言ったりしているうちに、
くもの形や空模様に興味を持ち始め、自分からいろいろ
「お空が○○だよ。」「もうすぐ暗くなるよ」「雲が○○だよ。」
と報告してくれるようになりました。
そんな姿に夫も感動。
娘が一人でこの本を眺めているところを何度か見かけました。
きっと自分が見た空と比べていたのだと思います。
忘れたころに、読むのをせがんでくる本です。（現在三歳）
地味ですが、じわじわ良さを感じる本です。

　話的には、秋の夕焼けを描いていますが、一年中何とも言えない情緒が夕焼けにはありますよね。
　今、息子が太陽は沈んでどこに行くのかという事に興味があるので、答えにはなりませんが、いいかなと思って読んであげました。