三角帽をかぶり、ラッパを持って森へ散歩に出かけるぼく。
森で出会った動物たちは次々とぼくについて散歩をはじめ、みんなで行列になる。
シンプルな絵と文で子どもを長く惹きつける名作絵本。
白黒の絵は一見地味だが、森の空気を存分に表現している。
遠目からでも映えるので読み聞かせにもおすすめ。
最後のお父さんの受け答えが素敵。
どんどん増えていく動物たちとのパレードが単純に楽しいほか、
コウノトリとウサギという”弱い”動物たちへの「ぼく」の接し方や
彼らの行動に注目するという大人向けの深読みも。
どうしてウサギは列の一番後ろにつかなかったのか・・・など。
年中さんから向け。