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ミリーのすてきなぼうし」 6歳のお子さんに読んだ みんなの声

ミリーのすてきなぼうし 作:きたむら さとし
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年06月
ISBN:9784776403630
評価スコア 4.58
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みんなの声 総数 59
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6歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • ぼくは電車の帽子が欲しい!

    読み終わった感想は「メッセージ性の強い作品だな」。さすがに2010年の課題図書に
    なったのが分かるような気がします。これまた息子が先生のお奨めと言って図書室から
    借りてきました。

    読み始めると、最初に、「ん?『はだかの王様』みたいな話だな」と感じましたが、
    最後には、ここまで想像力があふれているミリーってすごいなぁと思いました。

    この話でハイセンスだなと思うところは、ミリーが買おうとした羽のついた帽子の値段が
    99999円というその滑稽な数字の羅列や、ミリーがお金が全く入っていない財布を見せて、
    「このくらいしかないんですが」と言ってしまうところ、そしてその後の店員さんの対応が
    実にいいと思いました。そして、何よりもクジャクの帽子のページが圧巻でした。

    その場に一緒にいた友人が「この絵本の絵のタッチは外国人が描いたみたいだね」と
    言って、確かにと思い、思わず作者:きたむらさとしさんのことを調べてしまいました。
    イギリスを拠点にしているんですね。絵にしろ、本に託しているメッセージにしろ、
    思わず納得してしまいました。

    読み終わった感想を息子に聞くと
    「色々な帽子に変わっていくところが面白い。ぼくは電車かポケモンの帽子が欲しい」
    だなんて言うものだから、この帽子が実は想像の産物でミリーも他の人も本当は帽子を
    かぶっていないことを理解しているんだかどうだか、いまいち分らず、そして、何よりも
    私自身が、ミリーが公園で出会った人々の色々の帽子が、それぞれの人が想像した帽子
    なのか、それともミリーがその人達にそれぞれ勝手に想像した帽子なのかが判断がつか
    ず、最後のメッセージをどう捉えていいのかちょっとモヤモヤとしています。
    でも、とても可愛い絵で素敵な話だと思います。是非、読んでみて下さい。

    投稿日:2011/05/22

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  • 盛りに盛ったその帽子とは。

    これは、感想画コンクールでも題材として選んでいた子もいましたし、私自身も気になっていた絵本。

    おさいふの中身がからっぽなのに、ぼうしを買おうとしたミリーに「おカネないのに?!」とツッコんでいた子もいましたが(笑)、「おカネがなくても、こんなすごいものが手に入る」と感じてくれたらいいな、と思いながら読みました。

    アタマに水たまりを乗せているおばあさんに出くわすシーンでは「どうやって、のっけてんの?」という声も。
    もやもやしたような、どろどろしたような感情を「帽子」として表現しているなら秀逸だな…と感心しました。

    どんな帽子を想像していても、自由。
    そんな素敵な話が適度な分量の文章で展開しているのも、読みやすかったです。

    投稿日:2023/12/13

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  • いろんな教訓が込められている

    課題図書とのことで、気になって読んでみました。
    アンデルセンの裸の王様は、愚かな者には見えない不思議な布地でできた服(といって詐欺師は騙しているわけですが)を、自分が愚かだと認めたくないがために着たふりをして、裸で群衆の前に出てしまいます。そして大恥をかきます。

    ミリーも頭には帽子なんて被っていないのですが、
    裸の王様と違うのは、登場人物がみんな優しい。
    迷いなくミリーを受け入れ、肯定してくれること。

    まず、お金を持っていないミリーが多分お金持ちでないと入れないような高級な帽子屋で、
    想像力でどんな形にも変わる、見えない帽子を見えないお金で購入するという現実では受け入れ難いきっかけ。
    しかし驚くべきことに、その帽子をいかがでしょうかと勧めてきたのは、帽子屋の店員。
    (今風で言えば)神ってるよ・・・その接客。
    小さなお金を持ち合わせていない少女にだって、敬意を忘れない。
    そしてミリーのお父さんとお母さんも、ミリーの想像力を潰すようなことはけしてしません。
    膨らみ続けるミリーの想像力。
    そういう大人に私もなりたい。

    次々と出てくる帽子に目を奪われます。
    読んだ後、ぼくだったらこういう帽子がいいな! ママだったら・・・
    と、見えない帽子が見えてくるから不思議です。

    時間に、仕事に、学校に、縛られることの多い毎日だけど、頭の中は自由。そういうことを教えてくれるような本です。

    投稿日:2018/09/14

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  • 心温まるお話です

    1年生の息子に読み聞かせ。
    1年生といっても幼稚園にちょっと毛が生えたような
    夢見がちが息子なので、こちらの絵本に大喜び!

    始めは透明の帽子を渡すなんて裸の王さまじゃないんだから
    なんか紙の帽子とかノベルティとかなかったのかしら・・・
    と思っていた私ですが(汗)
    読み進めてビックリ!
    なんだかとっても素敵じゃないの!!

    そして透明の帽子を渡した帽子屋さんの店員も
    小さな子供に対してもとっても紳士的で丁寧な接客!
    空っぽのお財布を見ても動揺せず、
    透明の帽子を「箱に入れておつつみしますか?」なんて!!
    とても私には言えません・・・

    想像以上に心温まるお話でした。

    息子も気に入って何度も読み返し
    親子で色々な帽子を想像し合い、とても楽しめました。
    文字数は多めですが簡単な内容ですので
    年中くらいからお勧めです。

    投稿日:2014/10/09

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  • 想像することの楽しさ

    ミリーちゃんは、帽子が欲しくてお店に行きましたがお金が足りませんでした。そんなミリーに店長さんは「とっておき」の帽子を出してきてくれました。
    ミリーの想像力が作り出す素晴らしい帽子の数々に感動したり爆笑したり。娘とふたりで、お互いの頭の中では、どんな帽子をかぶるか想像して話しに花が咲きます。

    絵や色使いが素敵なので眺めてるだけでも楽しい絵本です。

    投稿日:2013/07/16

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  • 想像力の豊かさだけではないんです!

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    ミリーが買った帽子は想像することで
    とっても素敵なオリジナル帽子になります。
    想像力の豊かさは子供たちにはかないませんね。

    この作品で私がいいなと思ったところは
    ミリーと接する大人たちのハートです。

    帽子屋さんはお金のないミリーに帽子を売ってくれます。
    ミリーのママはミリーの見えない帽子をほめてくれます。
    現実的に考えてしまう大人(私)は実に彼らを見習いたいものですね。

    投稿日:2010/08/30

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  • ステキな帽子とは・・

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子9歳、男の子6歳

    対象年齢ではないのですが、課題図書だったので興味を持って読んでみました。

    みリーがお気に入りの帽子を探しに帽子屋さんへ行きます。
    そこで言われた言葉を元に町へ出てみると、不思議なことに
    皆色んな形の面白い帽子をかぶって見えるのです。

    帽子の正体は読んでのお楽しみですが、
    人はそれぞれちがうんだ。色んな可能性を持ってるんだというメッセージには
    ちょっと弱いですが、絵が可愛いので、子供が読むには読みやすいかなと思います。
    次男のほうが喜んで読んでました。
    この子の頭の中にはどんな帽子が詰まってるのかな?とふと考えました。

    投稿日:2010/08/10

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  • 読んだ後も楽しい♪

    自分の考えたことがそのまま、帽子になるなんて!
    そうしたら、考えることはいつも楽しいことばかりになりそう。
    「どんな帽子にする?」と娘に聞いてみると・・
    「ケーキ!お花畑もいいな!」
    ふたりで一緒に、素敵な帽子を考えて、かぶりたいね。
    絵本を読んだ後も楽しい素敵なお話でした。

    投稿日:2010/08/10

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  • 素敵なお話

    • ススワタリさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、女の子4歳

    今年の夏休みの課題図書でした。
    初めての読書感想文を書くためにこの絵本を読んだのですが、本当に素敵なお話!

    お金を持たずに買い物に行ったミリーですが、そのミリーに対してきちんと接客をしてくれる店長さんは素敵!

    ミリーの帽子は今までどのお店よりで見かけた帽子よりも素敵!

    さびしい水たまりの帽子をかぶったおばあさんも、ミリーがにっこり微笑んだら水たまりに鳥が!魚が!

    素敵!素敵!

    人はみんなそれぞれの素敵な帽子を持っているんですって。今の気持ちや考えていることをそのまま形にする不思議な帽子。

    その帽子をどうして素敵なものにするか・・・!?

    ただのメルヘンチックなお話ではなく、深く考えさせられる絵本です。

    さあ、私の帽子は・・・?

    投稿日:2010/07/29

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  • 想像するって おもしろい!

     22年度課題図書の一冊です。

     ちょっと長いめの絵本と言った印象です。

     読んでいると、楽しくなってあっという間に終わってしまいました。


     いろいろな帽子を頭の中で考え、帽子をかぶっている様な気持ちになって街を歩く女の子ミリー。

     この絵本をとおして、子ども達にも、いろいろなことを想像して遊ぶことっておもしろいことなんだよ!ともっともっと知ってもらえたらうれしいなと思います。

    投稿日:2010/06/25

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