「ともだちや」シリーズ、第2作目。1作目ではキツネのお話中心でしたが、今回はオオカミ側から
描かれています。
キツネにとって一番の友だちになったオオカミでしたが、オオカミにとってもキツネが無くてはならない
存在となっていました。
部屋を掃除したり、お花を飾ったりしてキツネを待ちますが、キツネは一向にやってきません。
寂しくて寂しくて、色々と頑張って、最後には心まで捨てようとするオオカミ・・・
今までは一人でもそれほど孤独を感じなかったのに、大切な友だちが出来て、友だちと遊ぶ楽しさを知って
しまったオオカミだからこそ、耐えきれないほどの寂しさだったんだろうな。
でも、オオカミの勘違いで本当に良かった!最後、キツネからもらった消防車を大事そうに抱えて眠る
オオカミが可愛かったです。