娘は、普通に物語を楽しんでいました。
親である私はと言えば、ちょっと泣きそうになるのを
押さえながら読むといった感じ。
なんだろうなあ?林明子さんの絵本には、小さな子どもと
その子どものまわりにある愛情が、一緒に印刷されているように
思えてならないのです。
こんなんてね、おマヌケでね、笑っちゃうのね。
でもね、笑いながら涙が出てきちゃいそうで困るのです。
少し寂しいなあと思うのは、私には、こんのように思える
親しいぬいぐるみがいなかったこと(それほどぬいぐるみが好きでは
なかったのかなあ・・思い出せないけれど)。
娘にもやっぱりこんのようなぬいぐるみがいないこと(こちらはたくさんぬいぐるみ
があるせいだろうか)。
そうして、成長してしまった娘が「だって、こんはぬいぐるみだよ?
ぬいぐるみがしゃべったりしないよねえ」なんて言うようになってしまったことです。
でも、ま、それでも、ぬいぐるみをたくさん並べて遊んでいる
娘なんですけどね(ちょっと救われます)。