皆さんのレビューから気になって購入。
これは大人の私が見てもキュンキュンするヒット絵本のひとつです!
「ぼくが守らなきゃ」とひたむきで優しいこん。
でもぬいぐるみという立場上、いろんなトラブルに遭ってしまいます。
そんなこんと冒険(旅行)しているあきは
いつの間にか「わたしがしっかりしなきゃ」と小さなからだと心で
必死におばあちゃんちを目指してこんを守っている。
そんなふたりの信頼関係と愛情とやりとりがとにかく可愛くて
健気で、1ページ1ページの展開にこちらもドキドキしたり
笑ったり、最後は本気で良かったーと嬉し涙したり。。。
林明子さんの描く表情がまたすばらしいです!
こんの活き活きとしたやる気満々な雰囲気、
あきがおばあちゃんに抱きついて安心するあったかさ、
こんを縫ってくれているおばあちゃんのそばでじっと心配してるあきの姿、
お風呂でのほかほかした笑い、
すべてのシーンで鼓動や涙の温度まで伝わってくるようです。
2歳の娘もお気に入りで、
じっと耳を傾けていっしょに不安そうになったり喜んだりしています。
子供目線な会話やハプニングや感情に入りやすいようです。
私のお腹にはもうすぐ来夏生まれてくる赤ちゃんがいます。
もうじきお姉ちゃんになる娘がこんの気持ちになったりあきの気持ちになったりしながら、
下の子とふたりでいろんな経験を積んで、
こんとあきみたいに仲良く優しく成長してほしいと読みながら願ってしまう、
そんな素敵な絵本です。