ふくまろ

その他の方・40代・山口県

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自己紹介
小学校で学校司書をしていました。
子どもたちに本を紹介したりよみきかせをしたときの記録をレビューで投稿しました。

ふくまろさんの声

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自信を持っておすすめしたい 美しい写真と文章   投稿日:2010/07/06
しまふくろう
しまふくろう 作: 山本 純郎 神沢 利子
写真: 山本 純郎

出版社: 福音館書店
写真の美しさと迫力に、見入ってしまいます。

北海道の森で生きるしまふくろうの暮らしを紹介している写真絵本です。

実物大のしまふくろうの顔とか、魚を捕まえる瞬間とか、迫力満点の写真に子どもたちも興味津々でした。
雪の上に残った狩りの跡なんか、「ネズミがこう歩いてて、しまふくろうがここで…」と想像したりして…。

文章は平仮名で書かれているので、小さい子から読めますが、高学年の子どもたちにもよくよみきかせします。
淡々として簡潔で美しい説明の文章は写真にぴったりで、なんだか大人っぽい感じです。

厳しい自然の中でのしまふくろうの営みのひとつひとつに感動しました。
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自信を持っておすすめしたい 何回読んでも泣きそうになります   投稿日:2010/06/03
花さき山
花さき山 作: 斎藤 隆介
絵: 滝平 二郎

出版社: 岩崎書店
やさしくてせつなくて、人間っていいなと思える本です。

花さき山の花は、人間のやさしい心が咲かせています。
迷い込んだあやに、やさしく山姥が語りかけます。
自分より他の人のことを考えるやさしい人のせつなさや涙が花を咲かせるのだと。
山姥は何でも知っていました。
あやがどんな思いで花を咲かせたかも、同じようにせつない気持ちをもっている人がいることも。

他の人のことを考えて、自分は我慢するって、難しいです。
でも、みんなが周りの人のことを考えることができたら…と思います。もちろん、涙をのんでそうせざるえないときもあります。
そんなとき、あやみたいに「今、花さき山で花が咲いた」って思えたら、前向きになれるし、もっとやさしくなれると思いました。

実は、子どものころは絵が怖くて読まなかったのです。大人になってはじめて読んで、こんなにやさしい話だったのかと…。
それ以来、私みたいに怖がって手に取らない子もいるので、山姥の代わりとばかりに機会があればよみきかせをしていますが、何回読んでも泣きそうになって困ります。

あやと同じ10歳の子どもたちに読むことが多いです。
自分では絵本はあまり読まなくなる年齢ですが、静かに耳を傾けていました。
終わっても誰もしゃべりません。しばらくして、夢からさめたように話し始めました。
斉藤さんと滝平さんの魅力に改めて気づかされました。
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自信を持っておすすめしたい さすが、6年生!   投稿日:2010/05/17
おそうじ隊長
おそうじ隊長 作・絵: よしながこうたく
出版社: 好学社
学校のそうじの時間って、過ぎてみれば当たり前のことと思えるけど、1年生ではじめてのときって、カルチャーショックなのかも…。
いつもいる教室はまだしも、ほかの場所だと「なんで、ぼくたちがそうじするの?」って、わかんないかもね。

わんぱく小学校の1年生の番長たちも、「なんで、自分たちの教室でもない図書室のそうじしなきゃいけないの」とそうじそっちのけで大騒ぎ。
次の日は、自分たちの教室のそうじで、はりきってやるんだけど、今度は大失敗。

でも、その後始末を6年生のお兄さんとお姉さんがしてくれるんです。
めちゃくちゃになった1年生の教室をもくもくとそうじする6年生。
「自分たちの教室じゃないのに、なんできれいにしてくれるの?」とびっくりしている1年生に、優しく、そうじする意味を教えてくれます。

6年生、かっこいい!
さすが、6年生!!

読みながら、心の中で拍手喝采です。態度で示す6年生の姿にしびれました。
大人が口で説明するより、お兄さんお姉さんたちの行いや言葉が、小さい子の心にはすっと入るんですね。
そうやって、「そうじは、するのが当たり前」って感覚が身についていくんですね、きっと。ありがたいなぁ。

そんな意味で、1年生だけじゃなく、高学年にも読んで欲しい本です。
よしながこうたくさんの本だから、押し付けがましくなくて、楽しんで読めると思います。
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自信を持っておすすめしたい ただより高いものは…   投稿日:2010/05/12
なんでもただ会社
なんでもただ会社 作: ニコラ・ド・イルシング
絵: 三原紫野
訳: 末松 氷海子

出版社: 日本標準
留守番中、電話でいたずらをしていたティエリー。
でたらめな番号にかけて遊んでいたら、ほしいものをなんでもただで届けてくれるという「なんでもただ会社」につながった。

まるで夢のような話。
早速、会員になったティエリーは、ほしかったものをどんどん注文します。

でも、この会社、絶対に守らなきゃいけない規則がひとつだけあって、
それを破ると、恐ろしいことに…!

ハラハラ、ドキドキの展開に、ページをめくる手がとまりません。
「自分だったら、どうする…?」と考えてしまいます。

「なんか、おもしろい本、ない〜?」という男の子たちにすすめると、集中して一気に読んでいました。
もちろん、男女問わず、面白く読める本ですが、いたずら好きでちゃっかりしている主人公に共感するのか、けっこう男の子に人気です。

ただより高いものはないんだよね。
ただでもらえたり、ものすごく値段が安かったりするものは、そうなる理由がちゃんとあるんだってことにも気づいてほしいな、と思います。
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい がんばるおねえちゃんの代弁者   投稿日:2010/05/12
ちょっとだけ
ちょっとだけ 作: 瀧村 有子
絵: 鈴木 永子

出版社: 福音館書店
おうちに赤ちゃんが来て、おねえちゃんになったなっちゃん。
今までお母さんにしてもらっていたことも、なかなかお願いできなくなりました。

だから、がんばって、自分でやります。
ボタンかけも、牛乳をいれるのも、ブランコをこぐのも。
お母さんがやってくれるようにはいかないけど、ちょっとだけできました。

でも、そのときお母さんは見てないんですよね。
健気にひとりでがんばるなっちゃんの姿に、子どものころの自分を重ねてしまい、せつなくて、涙が出ました。

大人の私ですらそうなので、リアルタイムの子どもたちはもっと胸に迫るものがあるようで、学校の図書室で、いつもはお友だちと一緒に読むことが多い子も、この本はひとりで静かに読んで、借りていました。

赤ちゃんがきて、お姉ちゃん・お兄ちゃんになって、すごくうれしい。でも、すごくさみしい。
子どものころって、その感情をうまくお母さんに伝えられなくて、じっとがまんしたり、攻撃的になったりします。
この本は、そんなお姉ちゃん・お兄ちゃんの代弁者です。

「ちょっとだけ」の成功体験を重ねて成長していくなっちゃんと、お母さんが大きな愛情でなっちゃんを包み込んでくれる最後の場面で、きっと、子どももお母さんも安心できるんじゃないかなぁと思いました。

第2子を出産した友人への出産祝いと一緒に、おねえちゃんデビューした上の子へエールを込めて贈りました。


参考になりました。 1人

なかなかよいと思う わかる!   投稿日:2010/05/12
こねこのチョコレート
こねこのチョコレート 作: B・K・ウィルソン
絵: 大社 玲子
訳: 小林 いづみ

出版社: こぐま社
弟の誕生日プレゼントに、ジェニーはおこづかいで、こねこのチョコレートを買いました。

きれいな箱に入ったチョコレートをたんすに入れて、ベッドに入ったジェニーですが、目を閉じるとチョコレートのこねこが頭に浮かび、なかなか眠れません。
ジェニーはついに、ベッドから出て、たんすに行き、チョコレートをひとつ、食べてしまいます!

そのあとは、もう、想像つきますよね。
ひとつだけのつもりが、もうひとつくらい…と何度もベッドとたんすを往復して、とうとう全部食べてしまったジェニー。
明日は弟の誕生日なのに、どうするの…?

自分のおこづかいでプレゼントを買う、ちょっと誇らしくて幸せな気持ち。
だめってわかってるのに、やめられなくて取り返しがつかなくなっちゃうこと。
どれも、子どもたちには心当たりがあって、とても他人事とは思えなかったみたいです。(大人も同じですよね)

7〜11歳の子たちによみきかせしましたが、小さい子達は、ジェニーがチョコレートをひとつ食べるたびに、口に手を当てて、もう心配でたまりません。
大きい子達も「ばかだなぁ。適当なところでやめればいいのに。」とあきれた感じでしたが、やっぱり気持ちはよーくわかるみたいで、心配そう。

最後は、飼い猫のティブルのお手柄で、あーよかった!でおわります。
あー、よかった。

子どもらしい失敗をあたたかく受け止める大人たちもすてきでした。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 小人たちの工夫と勇気にわくわくどきどき   投稿日:2010/05/12
床下の小人たち 小人の冒険シリーズ1
床下の小人たち 小人の冒険シリーズ1 作: メアリー・ノートン
絵: ダイアナ・スタンレー
訳: 林 容吉

出版社: 岩波書店
イギリスの古いお屋敷の床下に住んでいる小人の一家。
必要なものは全部、上に住んでいる人間のものを借りて暮らしています。
絶対に姿を見られてはいけないのだけど、ある日、人間の男の子に見つかってしまい…。

子どものころ、大好きで夢中になりました。
「編み棒や安全ピン、鉛筆…たくさん買っているのに、さあいるというときにみつからない、そんな家には借り暮らしのひとがいる」なんてことが書いてあって、じゃあ、うちにもいるかも!と、想像がとまりませんでした。

人間のものを自分たち用に工夫して整えた床下の家は、とっても居心地がよさそうで、そのアイディアにわくわくしました。(古い手紙の壁紙、すい取り紙の絨毯、マッチ箱のたんす、宝石箱を長いすにして、暖炉もお風呂もあるんです)
必要なものを借りに行くときはまさに命がけ。カーテンをピンを使ってのぼったり…。人間はもちろん、猫や鳥にも見つからないように要注意です。

頼もしくて勇敢なお父さんのポッド、心配性だけどしっかり者のお母さん、ホミリー。そして、賢くて好奇心いっぱいのひとり娘のアリエッティ。
お互いを思いやり、力を合わせて危機を乗り越えようとする家族の姿がすてきだなぁと思いました。
この本は、シリーズの一作目で、一家の冒険はここから始まって、まだまだ続きます。

高学年の子どもたちにぜひ読んでほしいのですが、物語の冒頭が少しわかりにくかったり、言い回しが今っぽくなかったりで、ちょっと最初のハードルが高いみたい。
慣れたら一気にハマってましたが…。

ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」の原作なので、この機会にどんどん薦めたいと思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 母の愛に、感動の涙。   投稿日:2010/05/08
ラヴ・ユー・フォーエバー
ラヴ・ユー・フォーエバー 作: ロバート・マンチ
絵: 梅田 俊作
訳: 乃木 りか

出版社: 岩崎書店
お母さんの胸に抱かれて、愛情を一身に受けている赤ちゃん。
やがて成長して、やんちゃ坊主になり、難しい年頃になり、大人になって巣立ってゆく。

その成長のどんなときも、お母さんの愛は変わらず息子に降り注いでいます。
ティーンネイジャーのときも、大人になっても、赤ちゃんのときと同じ愛で息子を包み込みます。

母親の子どもへの無償の愛とはこういうことかと改めて気づかされ、自分の母親のことや子どものころのことを思い出し、思わず涙が出てしまいました。

親子で読むのもいいし、出産のお祝いにぴったりなので、最近男の子を出産した友人にプレゼントしました。
夫婦で読んで感動したそうです。

パパは特に、妻と息子のことはもちろんだけど、自分のお母さんのことも考えてうるうるきちゃうみたいです。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 予想外の展開に   投稿日:2010/05/07
よかったねネッドくん
よかったねネッドくん 作・絵: レミー・シャーリップ
訳: やぎた よしこ

出版社: 偕成社
「よかった!」と「たいへん!!」がくりかえされるお話。

入学したての1年生によみきかせしました。

はじめは、聞きなれない言葉(「フロリダ」とか「くさかき」とか)もあって、しずかーに聞いていた子どもたちですが、くりかえしのパターンがわかってくると、どんどん引き込まれていきました。

ページをめくるたびに、「ええー!!」「たいへん!」「あー、よかった」と大騒ぎに。

「次はこうなるんじゃないかな…」と、子どもが(大人も)予想することを、見事に軽々と超えていく展開に爽快感を感じます。
「つぎはいったいどんなことがおこるの!?」と、子どもたちも夢中になっていました。

「次は、だいじょうぶ」と、ちょっと心配そうにつぶやいていた女の子。
「たいへん」のあと「よかった」になるのはわかってるんだよね。
でも、ネッドくんのその助かり方も、予想外でびっくり。「ネッドくん、すごーい」と大笑いでした。

絵はもちろん、色使いもすてきです。
なにより、読んでいて子どもも大人も楽しくなる絵本だと思います。
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