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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい お店屋さんで、人間性を問われる話   投稿日:2019/07/24
おばけのアッチ スーパーマーケットのまき
おばけのアッチ スーパーマーケットのまき 作: 角野 栄子
絵: 佐々木 洋子

出版社: ポプラ社
シリーズ13作目。
おばけのアッチとお馴染みの面々が、スーパーマーケットで引き起こす騒動。なにせネズミとおばけと猫は、お店に入れない。知恵を絞って人間のエっちゃんは連れて行くのだが、好奇心の塊のこの子たちがおとなしくしているわけがない。
予算を考えずに好きなものを全部欲しがるワガママぶりや、なんでも勝手にいじくりまわして玩具にしてしまう様子。「約束」しても、誘惑に負けて破って暴れまわってしまう様子など、小さい頃の自分のふるまいを思い出させてくれる。上空を飛んでいるおばけに、お客さんは買い物に夢中で品物しかみていないから気がつかない。
買い物をする時、人柄が全部でてしまう。

きっと作者は意識して書いていないかと思うが、コックのアッチの休みが月に1かいだけとか、住所不定のボンが仕事にありつくためにあれこれ画策している様子が、人が労働する時の苦労を表しているようで、切ない。
私も経験があるが、休みがとれないとか、ワーキングプアとか、条件が良くないところで働いていたことや、大変な割には賃金が安く雇用も不安定な生活を思い出した。でも、いまもそうだという。(むしろもっと悪くなったという話も聞く。募集しても人が集まらない)

単にかわいくて面白い、というだけではなく、ちょっと悲壮感や生活苦が隠し味になっている気がするが、深読み&勝手に妄想しすぎだろうか?

いずれにせよ、スーパーではおとなしくふるまおうと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 丁寧にこどもに伝統料理を教えてくれる絵本   投稿日:2019/07/17
おいしいよ! はじめて つくる かんこくりょうり
おいしいよ! はじめて つくる かんこくりょうり 文: ペヨンヒ
絵: チョンユジョン
訳: かみや にじ

出版社: 福音館書店
「子どもたちが楽しめて、危なくなく、手に入りやすい材料で簡単にできる料理を選んで一冊にしてみた」と、後書きにあるとおり、近所で買い物して、うちにある道具でちょっとお惣菜を作るようにできそうなお料理とおやつ。飲み物も。全部で30種類!

春夏秋冬に分けて、それぞれ季節の行事や、レトロなイラストで紹介してくれる。心温まる優しい雰囲気に、いたずら盛りの子どもたちが生き生きと踊っている。
写真とちがい、イラストで作り方を紹介するので、わかりやすく、目で見て一発で何をどうするかわかる。文章は簡単な日本語で、フリガナがふってあるので、小学生くらいの子どもが一人でも読めるように工夫されている。時計の絵で「創り始めた時間」と「終わった時間」が表示されていて、なにげなく時計を読む練習にもなっているし、料理の作業を通じて分量を量ったり、時間を計ったりして、意外と算数の感覚を身に着けられるかも!?

お料理初心者の大人、ベテランも楽しめる絵本だと思います。
素直にその通りに作ってみたり、自分流にアレンジしたり、別の場所で教わったやり方と比べてみたり、上手くできない!と文句をいってみたり…楽しみ方、いろいろ。
韓国のトックを作る機械や、干し柿の風景など、日本の昭和の田舎の風景に似ているところもあり、全く初めてみる風景もあり、ちょっとレトロな韓国を体験できて楽しい。癒し系のお料理絵本。
丁寧な仕事は、子どもたちに良いものを体験させたいという作者の愛情があふれている。

男の子とと女のこがいるけど、なんとなく女の子の方が強そうだ。
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自信を持っておすすめしたい 重さを時間を目で見えるように工夫   投稿日:2019/07/15
新装版 秋山仁先生のたのしい算数教室 かた足で体重をはかると軽くなる? 新装版
新装版 秋山仁先生のたのしい算数教室 かた足で体重をはかると軽くなる? 新装版 作: 木幡寛
絵: 秋山 仁

出版社: ポプラ社
秋山仁先生のたのしい算数教室、第5弾。
「重さ」と「時間」のお話。どちらも目で見るよりも、実際に触ったり、体験して確認していくものという認識があったが、この絵本では目で見て違いを確認できるように工夫してある。

重さは、ばね量りのばねの長さで、どれが一番重いかわかる。天秤ばかりで、重さがどれだけあるか?敢て写真で見ると、仕組みがよくわかる。それにしても重さをはかる器具が実にいろいろあって、驚いた。動物園で象の体重を量る工夫や、重さを軽く感じる工夫など、知らない事が結構あって、よくこんなことを考え付いたかと感心。

時間は、時計、定点観測、年表などを使って、時間のながれや、今はいつごろか?がわかる。時計も、読めるようになれば便利な道具だが、時計が読めなかった小さいころは、時間の感覚がわからなかったけど、あんまりやることもないので、それなりに過ごせてしまった。だんだん、「やるべきこと」が増えて、時間も大雑把な流れではなく、分刻み・秒刻みで管理されるようになった。

重さも時間も、大人になると苦しめられる原因になりかねない。
重さと時間は、大人になると健康管理や生活のあれこれで、上手に付き合っていかなければ。

それにしても、重さも時間も、基本となる考え方や感覚がしっかり身についてくれて、本当に良かったと思う。算数の時間だけではないが、その都度、あれこれ教えてくれた昔の大人たちに感謝したい。お菓子作り(軽量、時間)、身体測定(体重計など)、体育(スポーツテストなど)、時間割どおりに行動するなど‥
生きている限り、重さと時間はついて回る。
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なかなかよいと思う 長い歴史と現代が混在する美しい国   投稿日:2019/07/13
ナショナルジオグラフィック世界の国 ベトナム
ナショナルジオグラフィック世界の国 ベトナム 作: ジェン・グリーン
出版社: ほるぷ出版
2008年に出版された「世界の国」シリーズ、ベトナム編。亜熱帯〜熱帯にまたがる細長い国の空気が感じられる美しい写真で、ベトナムの地形、自然、長い歴史、人々の暮らし、政治と経済が大まかに紹介される。
10年以上経っているので、編集された時と現在(2019年)では、状況も変わってしまっただろうけど、歴史や地理などは大変学ぶことが多い。70年代のベトナム戦争、フランスの植民地支配、ホー・チ・ミン氏など、今まで単語を知っているというレベルだった物事や人物が、より具体的に理解できた。圧巻なのは、ベトナム戦争の時に墜落したアメリカ軍の爆撃機が、そのまま川の中に半分沈んでいる状況の写真。生々しい戦争の記憶がのこり、未だに様々な戦争関係の悪影響が残る現実を思い知らされる。
厳しい時代を行きぬいたベトナム人の忍耐強さや、美しい文化や風習に見られるすばらしい感性を堪能でき、なかなか感動しました。
小さい子には難しい内容だが、大人や、ベトナムにご縁のある人は是非読んで頂きたい。それぞれの項目が簡潔にまとめられ、地図や図表でわかりやすくまとまっています。
思いのほかよかったので、同シリーズの他の国の本も読みたくなった。
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自信を持っておすすめしたい 想像したら結構笑える。ミステリ小説ですが   投稿日:2019/07/12
文庫版 少年探偵・江戸川乱歩(22) 仮面の恐怖王
文庫版 少年探偵・江戸川乱歩(22) 仮面の恐怖王 作: 江戸川 乱歩
絵: 藤田 新策

出版社: ポプラ社
少年探偵団シリーズ、第22編。原作は1959年(昭和34年)に雑誌「少年」に1年間連載された作品。
携帯電話もなく、コンビニもなく、冷蔵庫もどのくらい普及していたのか?…そんな時代のお話です。当時の時代背景を想像しながら読まないと、結構、コントっぽい場面のように感じてしまうかも!?

お話は、例によって謎の盗賊の犯行予告、明智探偵不在、少年探偵団&チンピラ別動隊の出動と、あいなりますが、この作品、とりわけ「なんでもかんでも盛沢山!」という、サービス精神満載の豪華な話の展開が魅力です。
想像つかないのような出来事が経て続きで起き、スピード感満天。表紙の黄金のターバンを巻いた変質者風のおっさんが、仏像の中に紛れ込んでいる様子は、往年のドリフの手作り舞台美術コントを思わせ、笑ってしまった。(笑う場所じゃないよ!)なかなか粋な泥棒のプロです。
今回は、やや調子に乗った小林少年とポケット小僧が危ない目にあう(ゴリラ男に、地下の崩落しそうな廃坑のなかで追いかけまわされる、という二重の恐怖)スリル満点のイベントが、後半に控えています。
さあ、何が起きるかわからない摩訶不思議☆レトロワールドにつっこんでいってくださいな。

シリーズはどこから読んでも、一巻で読み切りになっていますが、最初は1巻をお読みになるのをお勧めします。
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自信を持っておすすめしたい 南部ベトナムの、川沿いの村の暮らし   投稿日:2019/07/09
世界のともだち(11) ベトナム ふたごのソンとチュン
世界のともだち(11) ベトナム ふたごのソンとチュン 文・写真: 鎌澤 久也
出版社: 偕成社
ベトナムは南北に細長い国で、亜熱帯の北部と熱帯の南部では人々の暮らしも食事もずいぶん違うという。
この絵本は、南部のメコン川沿いの村で、果樹園を営む両親と共にくらす11歳の双子の兄弟の日常。川で洗濯したり、遊んだり、魚を捕まえて食べたり。昼の暑い時は風通しのいいハンモックで休んで、無理をしない。なんだかのんびりした暮らしのようだ。
しかし、6人家族は朝5時にみんな起きる。小学生の兄弟は6時には出発し、早朝に学校につく。授業開始までの時間を、友達と遊びまわるのがとても楽しみだという。朝食は学校の前にある屋台で済ます‥たくましく、明るく元気な子どもたち。家でも親の手伝いを進んでやるので、もう包丁をつかったり、料理の下ごしらえ、畑仕事などもできるという。

クーラーもスマホもない、塾もいかない、アナログな生活で、決して裕福ではないのに、すごく幸せそう。学校の前後、たっぷり遊ぶ時間があって、家族や地域の人と良い関係を作って幸せ全開の兄弟。
本当の豊かさや、希望がある暮らし。
ベトナム料理や珈琲を飲むたびに思い出して、ほっこりできそうな写真絵本です。
大人のベトナム好きの人にもぜひ勧めたい一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 将来のことを、考えさせられる。大人も。   投稿日:2019/07/05
夢はどうしてかなわないの?
夢はどうしてかなわないの? 著: 大野 正人
絵: 中川 学

出版社: 汐文社
三人のそれぞれ違った夢をもつ少年少女の成長の物語。
それぞれ、子ども時代、5年後の学生時代、10年後の社会人の様子が描かれる。
野球選手になりたかった少年、お菓子屋さんになりたかった少女、昆虫の研究者になりたかった少年。それぞれがどのようにして最初に一歩を踏み出し、難しい局面を乗り越え、迷い、最初の夢ではない道に進むかを、俯瞰する絵本。心の動きを悪魔からの襲撃に例えて、挫折したり、失敗したり、夢を諦めたりする仕組みを、わかりやすく解説している。

夢は絶対叶う!という根性論ではなく、もっと地に足がついた展開に安心する。夢の本なのにあまり夢がないように思えるが、「できる事」「できない事」がハッキリして、具体的に将来を考えるのに役立つと思う。
既に大人になってしまった人にとっては、心の痛い場面もあるかもしれない。子どもでも夢を諦めた経験のある人もあるだろうけど、もう一度「何かをやってみようか」という希望が持てるような気がする一冊。夢見心地なファンタジーではないのが、いい。
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自信を持っておすすめしたい 図形と面積:具体的で、大人の生活にも役立つ!   投稿日:2019/06/21
新装版 秋山仁先生のたのしい算数教室 丸いピザと四角いピザ、どっちが大きい? 新装版
新装版 秋山仁先生のたのしい算数教室 丸いピザと四角いピザ、どっちが大きい? 新装版 作: 木幡寛
絵: 秋山 仁

出版社: ポプラ社
図形の面積を求める方法を、日常生活に密着した具体的な事例や、たのしい工作&遊びでもってあれこれ教えてくれる。
まず、意外な単位「朝」。朝=畑の広さ(の単位)という時代と国があった!という。ほぉ〜、なるほど…
面積、の考え方を、平べったい筆と方眼紙でもって、一発☆図解。これなら、「算数は嫌いだけど、図工は大好き!」という私にも理解できる。好きなものと関連付けてくれると、印象が良くなるので、理解しよう!という気持ちになるね。
更に、木の葉やぬいぐるみ、自分の手、住んでいる地域(県)、お料理などなど、これでもか!というくらい、身近なもので、面積を考えるので、だんだん、算数に対する恐怖心や嫌悪感、抵抗がなくなってくる。「わかってもらおう」という、大人の良心・工夫が感じられて、読者も歩み寄ろうという気持ちになる。

練習問題には、ドーナツ状の床をもつ建物に、絨毯を敷くので、必要な絨毯の面積を出せ、というものもあり、大人の生活・仕事などにも、即、役立つ(関係者各位には)と思われるものも。

算数は、日常生活の中にいつもあるのだなあ、と単純に関心しました。
この本は、工作などをして実際に試してみる方法がたくさん紹介されているので、とりあえず手を動かしてみたら、なんとなく理解できるように思いました。
図形の面積を出す公式を覚えるよりも、それは大事なことかもしれない。
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自信を持っておすすめしたい アジアの熱気!迫力の大画面。   投稿日:2019/06/17
アジア!イチャリバ、チョーデー アジアからの手紙
アジア!イチャリバ、チョーデー    アジアからの手紙 作: 大貫美佐子
絵: スズキ コージ

出版社: 光村教育図書
ミャンマーの水かけ祭りを待ちわびる少女、コーヒー店の少年。
ラオスで織物を織る少女、お正月を迎える少年。
4人の子どもたちから届いた手紙は、現地の熱気、湿気、風の香りなどが感じられる。生き生きと、まるでその場で本人が語ってくれているような文章と、画家の迫力のある極彩色の画面が、アジアへ読者をいざなってくれる。

旅行経験のある人は、現地の懐かしい思い出と共に楽しめる。
まだ行ったことがない人は、いろんな想像をして楽しめる。スズキコージ氏の、エキセントリックな画面が、アジアの神秘的な民話や庶民の暮らしを実に生々しく、かつ幻想的に表現している!こんなに違和感のないアジアの表現は初めて。生命力と、混沌と、人の人情がもれなく伝わってくる。匂いも感じられそうで、怖いくらい。

まだまだこの世には未知なる世界が広がっている。地元の面白い、独創的なお祭りや暮らしが、ずっと残って欲しいと、勝手に外国人の私は思っている。

巻末に2つの国のあらまし、アジアの地図があり、場所を確認できるのがステキ。ちょっとだけ学習。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい サイコロの展開図が11もあるなんて!   投稿日:2019/06/10
新装版 秋山仁先生のたのしい算数教室 ジャングルジムは何角形? 新装版
新装版 秋山仁先生のたのしい算数教室 ジャングルジムは何角形? 新装版 作: 木幡寛
絵: 秋山 仁

出版社: ポプラ社
図形、立体について、身近なもので遊びながら学べる絵本。
シャボン玉遊びでは、せっけん水が膜を張る時、表面張力が働いて、一番面積が小さくなるような形になる、という。そんなことは全く考えず、子どもの頃に液体洗剤を盛大に使って泡ぶくを作りまくり、ばあさんに怒られていた。ストローで吹いて「球」を作れるのは知っていたが、針金で金魚すくいのポイのようなもの(枠)を作って、いろいろな形にせっけん液の膜が張る様子を観察する「遊び」は、思い至らなかった。
はやり、数学者と凡人の違いである。興味や好奇心があると、どんなものからでも学び、何かを得るのだろう。

他にもオリガミを使った簡単な工作で、立体を理解したり、自転車の車輪の動きで曲線を観察したり…ありふれたものからできる美しい図形や曲線に、不思議な感じを覚えた。
こんな風に遊びながらいろいろなことを学び、発見できる素敵な大人になりたいと、今さらながら思う。これなら、図形も好きになれるはず。
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